2026年10月 4日 09:00
代表の本丸ロッジの庭のツツジの間からいつの間にかひょっこり出てきて、抜群の存在感を醸し出しています。
草丈は1~1.5mほどで、生育環境が良いと2m近くまで直立して大きく伸びる、日本に自生するユリの中で最大級の規模を持つ多年草です。
地下には食用「ゆり根」として知られる黄白色の大きな鱗茎(球根)を持ち、株を支える「下根」と養分や水分を吸収する「上根」という2種類の根を伸ばします。
緑色で赤褐色や紫褐色の細かい斑点が入る太い円柱状の茎を持ちますが、草本のため木質化した幹は存在せず、枝分かれもせずに1本の茎が真っ直ぐ立ち上がります。
短い葉柄のある長さ10~15cmほどの披針形から卵状披針形をした葉を互生させ、表面には縦にはっきりと走る平行脈が見られます。
開花期には、茎の先端付近に直径20~25cmにも達する大きな白い花を咲かせ、大きく反り返る花びらの中央には黄色い筋と紅褐色の斑点が散在し、非常に強い甘い芳香を放ちます。
花後には長さ約5cmの円柱状のさく果を上向きにつけ、秋に茶色く熟して3つに裂けると、薄い膜状の翼を持った扁平な種子を風に乗せて散らします。
名前は山地や丘陵地の林縁などに自生する「山の百合」に由来し、英名では「Golden-rayed lily of Japan」と称されます。
学名の「auratum」が「黄金色の装飾のある」を意味する通り、豪華な花姿と気品あふれる香りで古くから人々を魅了してきた、日本の野山を代表する絢爛豪華な名花と言えます。
学名:Lilium auratum
分類:ユリ科ユリ属
開花時期:7~8月