
アイラ島に存在する蒸留所のシングルモルトのみをブレンドしたシープディップ・アイラはコストパフォーマンスが極めて高いアイラモルトブレンデッドウイスキーです、ショットバーでも見かけるようになりメジャーになりつつある感があります。
ただブレンドしている蒸留所名は一切明かされていません、謎のアイラモルトブレンデッドといったところでしょうか。
シープディップという名称は、密造酒を羊の消毒や殺虫を行う消毒液を入れるタンクに入れて運んだことを皮肉って付けた名称で、スコッチ伝統の味を継承している意味を込めているのかもしれません。
そういえば最近のスコッチウイスキーでクラシック・レジェンド・モッホ(ゲール語で夜明け)・ロア(ゲール語で伝承)などという名称を使うことが多くなりました、これらは同様に伝統や伝承の味を名称で表現しようとしているのかもしれません。
味や香りは言うまでもなくピーティ&スパイシーなストレートにアイラモルトそのものですが癖が少なく飲みやすい逸品です、個人的にもコストパフォーマンスの高さを筆頭に非常に高く評価しています。
品名 シープディップ アイラ
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク 不明
蒸留所 不明(アイラ島)
メーカー スペンサーフィールド・スピリッツ
ウイスキー種 モルトブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 750ml
価格 3,500円~4,000円(2023年12月時点)
特記事項 複数のアイラ島にある蒸留所だけのアイラモルトブレンデッド

アイラ島の4つの蒸留所のモルトのみをブレンドしたビッグ・ピートは、なんと1983年に閉鎖した幻のアイラモルトと化しているポートエレン蒸留所の最期に仕込んだ1983年カスク(40年もの)が少量ですが含まれています。
その他の蒸留所はアードベッグ、カリラ、ボウモアと現在アイラモルトを代表する蒸留所のモルトブレンデッドウイスキーであり、なんとも贅沢なウイスキーです。
名称のビッグ・ピートは「豊富なピート」と「ピートおじさん」をかけたジョーク交じりの言葉遊びをラベルに表現するためにアイラ島のおじさんをイメージしたインパクトのあるイラストを採用したラベルで強力な印象を持つアイラモルトブレンデッドです。
尚、本スタンダード版の他に将棋・柔道・富士山・クリスマスなど様々なイラストが用いられたスペシャル版が存在しており、そのヴァージョンによってはプレミアムボトルとなっているものもあります。
これ1本でアイラモルトエッセンスのすべてが理解できるウイスキーと言えます、アイラモルトファンの為のアイラモルトブレンデッドがビッグ・ピートなのです。
品名 ビッグ・ピート
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク 不明
蒸留所 ポートエレン、アードベック、カリラ、ボウモア(アイラ島)
メーカー ダグラス・レイン
ウイスキー種 モルトブレンデッド
アルコール度数 46度
内容量 700ml
価格 6,500円~9,500円(2023年12月時点)
特記事項 4アイラファウンダーブレンデッドでポートエレン1983年(閉鎖の年版)が入っている、絵柄によって内容や価格が異なる
アラート 全ヴァージョンで数量限定生産品の為プレミアム化する可能性大