
ウイスキーファンならこのボトルの詳細を知ったら確実に飲んでみたくなる貴重なブレンデッドがこのミッチェルズです、ウイスキーファンであればこのボトル形状やラベルからある程度予想できると思います。
何とミッチェルズは今では高嶺の花となった2004年に80年ぶりに再開されたグレンガイル蒸溜所のキルケランをベースに、スプリングバンク蒸溜所オーナーであるJ &Aミッチェルズがプロデュースしたブレンデッドウイスキーなのです。
解りやすくいえばキャンベルタウンで生まれたキャンベルタウンブレンデッドウイスキーということであり、スプリングバンクやキルケランは今では手が届かないほどに高値が付いていますので大変貴重なブレンデッドなのですが、このミッチェルズさえ現在では入手困難になっています。
味わいですが、キャンベルタウンをイメージできるフルーティな味と香りかと思わせぶりしてスッキリとした上品なアイラ系の味に驚きます、また若干ながらもピートの香りがします、極めて面白いブレンデッドウイスキーでありお薦め中のお薦めの一本です、ただし購入できればの話ですが。
品名 ミッチェルズ
熟成年数 不明(ノンエイジ)
キーモルト キルケラン
メーカー グレンガイル(プロデュース=J &Aミッチェルズ)
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 4,500円~6,000円(2019年頃)
特記事項 入手困難(終売)

昔からコストパフォーマンスが高いと評判のホワイトホースのハイクオリティ版のホワイトホース12年はドライ系が好きな人に好まれる銘柄の一つです、ストレートで飲んでもスパイシー&ドライで後味がすっきりしており辛口好きな人には堪らないウイスキーだと思います。
特に水割りやお湯割りにすると角が取れて程よいマイルドな味になり飲み心地は最高です、熟成ブレンデッドのように甘すぎる感じもなくすっきり飲めます。
アイラのラガヴーリンに加えてオルトモア、クライゲラヒ、グレンエルギンという超有名なスペイサイドの蒸留所のシングルモルトがキーモルトとなっているホワイトホース12年は、常飲スコッチウイスキーの鉄板ウイスキーと言っても過言ではありません。
品名 ホワイトホース12年
熟成年数 12年
キーモルト ラガヴーリン、オルトモア、クライゲラヒ、グレンエルギン
メーカー ホワイトホース
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 2,500円~2,800円(2025年8月時点)
特記事項 日本限定販売

ハイランドに存在する14の蒸留所で造られたシングルモルトだけをブレンドしたザ・グラッドストンアクス・アメリカンオークです、ブレンド後に再度バーボンカスクで再熟成を施してあります。
モルトブレンデッド自体が数少なく、アイラモルトだけというのは人気があるのですがハイランドモルトだけというのは他に見当たらず大変貴重なモルトブレンデッドウイスキーだと思います、ハイランドファンには堪らないウイスキーではないでしょうか。
香りはモルティでバニラのような甘い香りがします、飲み始めは甘みの中にスパイシーさも加わりフィニッシュにほのかにビター味を感じます、またグラスに注いで時間が経つとフルーティな香りに変化します。
ハイランドモルトウイスキーのエッセンスがこれでもかというくらいに詰め込んだ非常にバランスのよいウイスキーです、個人的にはイチオシのモルトブレンデッドです。
品名 ザ・グラッドストンアクス アメリカンオーク
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク バーボン(フィニッシュ)
蒸留所 不明(ハイランドの14蒸留所)
メーカー グラッドストンアクス
ウイスキー種 モルトブレンデッド
アルコール度数 41度
内容量 700ml
価格 3,500円~4,000円(2025年7月時点)
特記事項 14ファウンダーモルトブレンデッド~バーボンカスクフィニッシュ

ウイスキーファンなら知らない人はいないほど有名な、400年の歴史を持つジョン・ヘイグ社が製造・販売するディンプルの12年です。
ディンプルは、ヨーロッパでは以前ピンチの名称で売られていましたが現在はディンプルの名称で統一されています。
ちなみにディンプルのキーモルトは、ローランドのグレンキンチー、スペイサイドのノッカンドゥとマノックモアという興味深い蒸留所のモルトで華やかでライトな風味を味わえます。
グレンキンチーは私の大好きなローランドモルトでフルーティで若干の酸味が魅力です、そのグレンキンチーのエッセンスをしっかりと感じることができるブレンデッドであり個人的に評価の高いウイスキーです。
品名 ディンプル12年
熟成年数 12年
キーモルト グレンキンチー、ノッカンドゥ、マノックモア
メーカー ジョン・ヘイグ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入価格 2,800円~3,500円(2025年6月時点)

ジョニーウォーカーは1909年から100年以上続くスコッチウイスキーの老舗中の老舗ブランドで、日本では60年代頃からレッドラベルと共に高級ウイスキーブランドとして親しまれてきたスコッチを代表する逸品です。
その伝統あるジョニーウォーカー12年ブラックラベルの現行品が本ボトルです、一環としてスリムなロング角瓶は今もなお健在でこのボトル形状を見るだけで安心感があります。
1990年以降はダブルブラック・ゴールドラベル・グリーンラベル・ブルーラベルと上級だったブラックラベルの更に高級版が次々に誕生し、ブラックラベルのありがたみが失われつつありますが、私を含めて多くのスコッチウイスキーファンはいまだにジョニーウォーカーと言えばこのブラックであり常飲ボトルとしているファンも多いです。
今でこそ3,000円でゴクゴク飲めるウイスキーになっていますが私の大学時代には輸入税や酒税が高いうえに為替は今の半分以下です、したがって大卒初任給が5万円という時代にもかかわらず1万円というめったに飲めない最高級ウイスキーでした、こんな高級なウイスキーをポケットマネーで買える時代に生まれた人がなんとも羨ましい限りです。
ちなみにジョニーウォーカー・ブラックラベルのキーモルトは驚くなかれアイラ島のラガヴーリン、スカイ島のタリスカー、スペイサイドのカーデュをメインに40種ほどのモルトを贅沢にも使っています、キーモルトを知っただけで飲まなくてもその風味がどれほど上品で多くのエッセンスが詰まっているかを想像できるでしょう。
今も昔も私の中でのスコッチブレンデッドウイスキーのNo.1はジョニーウォーカー・ブラックです、スコッチウイスキーを飲みなれているファンと同様にグリーンやブルーラベルには目もくれずにきっとこれからも常飲し続けることでしょう。
品名 ジョニーウォーカー12年 ブラックラベル
熟成年数 12年
キーモルト ラガヴーリン、タリスカー、カーデュ
メーカー ジョン・ウォーカー&サンズ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入価格 3,300円~3,600円(2024年9月現在)