
ショットバーのスパイサイドモルトの定番であるアベラワーの12年ダブルカスクマチュアードです、現在手に入りづらい状況になっています。
ダブルカスクマチュアードとされていますが再熟成ではなくシェリーカスクとバーボンカスクの原酒をヴァッティングによってブレンドしているようです、その意味では正確にはダブルカスクということになります。
またシェリーカスクはスペイン産のワイン樽を使用しており、そのせいか他のスペイサイドモルトよりも酸味を強く感じますがフルーティでほろ甘い香りが魅力となっています、飲み込んだ後にくる若干のビター味も心地よいです。
尚12年が入手困難になってきており非常に高額になっています、代わって10年が現在主流になっているようです。
10年は12年と同じ2つのカスク原酒をヴァッティング後にコニャックの熟成に使われるフレンチ・リムーザンオークカスクで再熟成するというトリプルカスクであり、大変手の込んシングルモルトになっています、是非とも飲み比べてみたいと思います。
品名 アベラワー12年 ダブルカスクマチュアード
成年数 12年
カスク シェリー、バーボン
蒸留所 アベラワー(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 8,000円~9,500円(2025年5月時点)
特記事項 2カスクマヴァッティング、入手困難状況

伝説のUD社(現ディアジオ社)花と動物シリーズ26種のうちの1つで、1991年発売当初から現在まで定期的にリリースされており現在でも入手可能な数少ない11種のシリーズ銘柄の1つであるリンクウッド12年です。
リンクウッドは現行の花と動物シリーズのなかにあって人気抜群のシングルモルトで白鳥がシンボルキャラクターとなっているスペイサイドにある蒸留所です、そこで製造される99%はボトラーズ銘柄やブレンデッド用でありオフィシャルのシングルモルトは大変貴重です。
蒸留所の冠銘柄のリンクウッド12年はその意味では同蒸留所の極めて貴重なシングルモルトです、おそらくあと数年で手に入らなくなる「未来のお宝モルト」の一本と言っても過言ではないので買えるうちに買っておくべきウイスキーだと思います。
ピート臭は柔らかくスパイシー感もほどほどでむしろフルーツケーキのような香りが極めて濃厚且つ上品です、スペイサイドの蒸留所らしいバランスの取れた味と香りは流石です。
特に強烈なアイラモルトを飲んだ後だと優しい味と香りが余計に引き立ちチョコレートやドライフルーツなどをつまみながら飲むと精神的にも落ち着いてきます、私にとって1日の〆のストレートで頂く一杯には最高のスコッチウイスキーとなっています。
品名 リンクウッド12年 花と動物シリーズ
熟成年数 12年
カスク 不明
蒸留所 リンクウッド(スペイサイド)
ボトラー ディアジオ社
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
価格 11,500円~16,000円(2024年2月時点)
特記事項 花と動物シリーズのなかにあって現在でも手に入る貴重なシングルモルトの一つ、リリース時期によって価格に若干のバラツキがある