スコットランドのグレンリベット行政区の名をそのまま使ったグレンリベット蒸留所は、スコッチウイスキーの歴史そのものであり200年続く老舗蒸留所として高名です。
そのグレンリベット蒸留所のウイスキー造りの原点ともいえる技法と製法を蘇らせたウイスキーがこのザ・グレンリベット・ファウンダーズリザーブです、200年前の味を現代においてリーズナブルな価格で飲める貴重なウイスキーだと思います。
ちなみにファウンダーズリザーブとは、その蒸留所独自の技法と製法で作られたウイスキーという意味で使われます、つまり蒸留所の拘りウイスキーであるという表示です。
昔ながらの首の長いランタン形のポッドスチルで蒸留して生まれたスピリッツを、ファーストフィル・アメリカンオークで熟成するというベーシックな伝統のウイスキーは何ともいえない木の持つ甘い香りが気持ちよく漂います。
熟したアメリカンオークの味と香りを存分に楽しめるシングルモルトです、飲みやすいのでウイスキービギナーにもお勧めのスコッチです、ノンエイジながら12年とほぼ同じ価格で個人的には12年よりも美味しいと思います、是非ともストレートかロックで飲んでみてください。
品名 ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブ
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク ファーストフィル・アメリカンオーク
蒸留所 グレンリベット(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 4,000円~5,000円(2024年6月時点)
ブレンデッドウイスキーの老舗ブランドであるJ&Bのキーモルトとして知られるノカンドゥの18年です、シングルモルトファンでもあまり飲まれることがないのですがスペイサイドらしい風味のシングルモルトです。
若干感じるスモーキーな香りとフルーティな香りが相まって香りは最高です、12年も美味しいのですが18年の香りがすばらしくシェリーカスクでじっくりと時間をかけて熟成させた長期熟成(スローマチュアード)の賜物だと思います。
飲み始めは若干のスパイシーさも感じますがフィニッシュはドライフルーツを思わせるような酸味のある甘みを感じて味のバランスもすばらしいです、シェリーカスク熟成の味と香りを存分に堪能できるシングルモルトです。
オフィシャルのシングルモルトとしてのデビューは70年代後半くらいからであり、その為か余り知られていない蒸留所ですが近年ショットバーでも置いているところが増えてきました、現在のところ18年熟成なのに割りとリーズナブルな価格に落ち着いていますのでお買い得感もあります。
品名 ノッカンドゥ18年 スローマチュアード
成年数 18年
カスク シェリー
蒸留所 ノッカンドゥ(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
価格 10,500円~13,000円(2024年5月時点)
スコットランド・スペイサイドにあってサーモンフィッシングの聖地であるスペイ川辺に蒸留所を構えるスペイバーン蒸留所のスタンダードがスペイバーン10年です、ショットバーでもときどき頼む銘柄でありアルコール度数も40度と低くめで口当たりがよくウイスキービギナーの方にも勧めやすいスペイサイドシングルモルトです。
飲み込む際にくるローストバケットのような香ばしさは何のカスクから来るのかは不明ですが、トータル的な味と香りは柑橘系フルーツのような甘酸っぱさが前面に出ていてすっきりと飲めるライトタイプのスペイサイドシングルモルトです。
水割りにしてもロックでも気楽に飲めるタイプのウイスキーは本当にほっとします、疲れた頭を癒すには充分すぎる存在です。
アイラモルトとスペイサイドモルトのモルトブレンデッドがボトラーズ銘柄として数多く存在するようにアイラモルトとスペイサイドモルトは極めて相性が良いようです、マニアックな楽しみとしてスペイバーンといろいろなアイラモルトを組み合わせてお手製モルトブレンデッドで好みの味と香りを探求する戯れはあまりにも深すぎます。
品名 スペイバーン10年
熟成年数 10年
カスク バーボン、シェリー
蒸留所 スペイバーン(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 4,500円~5,500円(2024年5月時点)
80年代のトミントールシリーズ 左から8年、ノンエイジ、12年
どれも同じ色ということは着色している可能性大(当時では普通)
80年代に免税店ではひと際目立った存在であったトミントール、まるで化粧品のようなボトルといいアクリルのクリアケースといい、グローバル戦略を繰り出していたのが伺えます。
この頃のトミントールはノンエイジ・8年・12年と出していましたが大きく価格が変わらないために多くの人が12年を求めていました、その結果なのか現存数で一番多いのが12年、一番少ないのがノンエイジ版です。
これまではほとんど見向きもされなかったトミントールですが、ここ数年のスコッチウイスキーブームでアンティークウイスキーが見直され本トミントール80年代ボトルも価格が急上昇しています。
トミントールは軽い感じで飲みやすいのが特徴です、人によっては味が薄いと表現しますがシェリーカスクの甘酸っぱい香りとスパイシーな味は個人的には好きな風味です、特に本12年は最も複雑な風味で飲みごたえがあります。
品名 トミントール12年 80年代流通ボトル
熟成年数 12年
カスク シェリー他
蒸留所 トミントール(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 24,000円~27,000円(2024年4月時点)
買取相場価格 8,000円~9,000円(2024年4月時点)
特記事項 クリアケース付きは割増価格、購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します
専用のアクリル製クリアケースはシリーズ共通のもので免税店では非常に目立つ存在でした
80年代に免税店ではひと際目立った存在であったトミントール、まるで化粧品のようなボトルといいアクリルのクリアケースといい、グローバル戦略を繰り出していたのが伺えます。
この頃のトミントールはノンエイジ・8年・12年と出していましたが大きく価格が変わらないために多くの人が12年を求めていました、その結果なのか現存数で一番多いのが12年、一番少ないのがノンエイジ版です、本8年はほぼノンエイジと同じ残存数だと思います。
これまではほとんど見向きもされなかったトミントールですが、ここ数年のスコッチウイスキーブームでアンティークウイスキーが見直され本トミントール80年代ボトルも価格が急上昇しています。
トミントールは軽い感じで飲みやすいのが特徴です、人によっては味が薄いと表現しますがシェリーカスクの甘酸っぱい香りとスパイシーな味は個人的には好きな風味です。
品名 トミントール8年 80年代流通ボトル
熟成年数 8年
カスク シェリー他
蒸留所 トミントール(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 18,000円~20,000円(2024年3月時点)
買取相場価格 6,000円~7,000円(2024年3月時点)
特記事項 クリアケース付きは割増価格、購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します