2024年12月13日 08:00
お寿司といえば伝統的な日本食の一つでミシュランガイドにも寿司屋が入っています、ちなみにミシュランガイドに選定されたお店の数都市別ランキング1位は東京で2位が本拠地パリです、次いで3位が京都で4位が大阪、5位がニューヨークとなんとトップ5に日本の都市が3つも入っており、国別ランキングでも日本が堂々の1位です。
ミシュランガイド国別1位の日本のレストランの多くはフレンチやイタリアンですが、寿司屋などの和食レストランも数多く入っています。
そんな世界に誇るお寿司は今や日本食を代表する料理として世界中で人気があります、そんな時代を反映してなのか外国人観光客用なのか最近の寿司屋にはウイスキーが多数用意されているのには驚きます。
ちょっと前までは寿司屋での飲酒といえば定番がビールで次いで日本酒や焼酎でありウイスキーはジャパニーズウイスキーが3種類ほどしか置いていませんでした、ところが最近ではシーバスミズナラに始まりボウモアなどのアイラモルトやブッシュミルズなどのアイリッシュウイスキーまで置いてある店もあります。
ちなみに「ミズナラ」というのは英語ではジャパニーズオークと表現されてきましたが、ジャパニーズウイスキーが世界ウイスキー品評会で最優秀賞を受賞した頃からジャパニーズオークという表現が日本語そのままの「ミズナラ」で表現されるようになっています。
話が横道にそれましたが、今の寿司屋でのウイスキー状況をみて気になるのがお寿司とウイスキーは合うのかということです、そこで実際に各種試してみました。
結論から言うとこれが実に合うのです、特に脂の乗った赤身系の魚にはピートの効いたドライなシングルモルトが気持ちよいくらいに味と香りが口の中でミックスします、またあっさり系の白身や貝・イカ・タコなどはノンピートでマイルドなブレンデッドがよく合います、酢飯の甘酸っぱさがウイスキーとの相性がよいのだと思います。
技術業界では「疑問はノウハウに変わる」とはいいますが疑問を持ったら考えるより体験するに限ります、「お寿司にはビール」という私の中での50年にも及ぶ常識が一瞬で崩壊し今や「お寿司にはウイスキー」と変わってしまいました、ちなみに飲み方はロックか水割りがよろしいようで。