電車に乗ると約70%の人がスマートフォンを見ています、昔は週刊誌やコミック誌だったのですが最近ではほとんどがスマートフォンを見ているか居眠りです。
私にとって乗り物に乗っている時ほどロジカルシンキングするに最適な時間はありません、あれこれと考えているうちにあっという間に到着してしまいます。
特に飛行機は長いので最高です、ビールやワインを飲み半分居眠りしながら身体を休め頭では夢なのか現実なのか解らないような状態でロジカルシンキングにふけっています。
そして出張先のホテルも最高のロジカルシンキングができる空間です、特に海外だとなおさらでテレビも付けずにソファーでコーヒーを飲みながらロジカルシンキングしているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
普段は長時間ロジカルシンキングはなかなか行えません、それだけに乗り物に乗っている時間とホテルでの自由時間は自分で自由に使える時空間であり長時間ロジカルシンキングには最高の時空間だと思います。
スマートフォンを見たりテレビを楽しむくらいならロジカルシンキングするに限ります、このロジカルシンキングによって多くの特許が生まれ多くの新事業スキームが生まれたという事実が存在するのですから。
私は社会人になった頃から、毎日のようにビジネス仲間や地元の友人などと楽しくおしゃべりしながらお酒を飲んでいます。
私のロジカルシンキングは現実の延長線上にある近未来のビジョンがすべてです、そして具体的な登場人物によってビジョンが繰り広げられています。
ところが、ロジカルシンキングしていてどうしても大きな違和感が走るときがあるのです。
冒頭のような今は楽しく過ごせている人でも未来のビジョンに関するロジカルシンキングではしっくりこない、もしくは激しく言い合いしている、またそのビジョンに登場してこないことなどがあります。
おそらく考えすぎているのだろうと思いながらも関係を継続していると、相手から思わぬ自己都合を理由とした方向転換の話が突如として持ち上がったりするのです。
それが家族の理由だったり、避けられない事情だったりもします、何れにしても現状を継続した関係が断たれることになります。
これは本当に不思議なことですが、その時点では想定できなかったことが事実として起きてしまうのです。
「ロジカルシンキングが現実化するように自身が行動している」と考えることもできるのですが、その時点では知りえない事実が根底にある場合はこの解釈は適応できません。
過去にこんなことは幾度もあります、ロジカルシンキングとは単なるシミュレーションではなく、何か見えない力が働いているようにも感じます、それが何なのかは知る由もありません。
ただ、このロジカルシンキングの違和感によって、過去多くの最悪の事態を水際で回避できたことは確かな事実です。
表面意識には存在しない無意識なる深層心理、それを表面意識に戻すのがロジカルシンキングという脳の記憶整理なのかもしれません。
だから私はロジカルシンキングを凄く大事にしています、逆にロジカルシンキングを馬鹿にしている人はその場しのぎの表面意識だけの行動ばかりしては失敗を繰り返している人だと思っています、実際に多くの人の現実という結果がそうなのです。
皆さんが見る夢は1画面だと思いますが私の夢は小さいころから「多画像」なのです、これを人に話すと気持ち悪がられます、でも実際にそうなのですから仕方がないことです。
私と同じように多画像で見ている人と何人か出会いました、そして妙な親近感を感じたことがあります。
さて「多画面」と言わずに「多画像」と表現しているには理由があります、多画面は幾つかの画面が存在している状態です。
でも「多画像」とあえて表現しているのは画面は皆さんと同じように1つです、しかし展開する夢の物語が複数同時に存在しているのです。
つまり1つの画面に複数の画像が同時に映し出され、その1つ1つを別々の目でバラバラに見ている感じです。
これと似たことが現実にも起きています、例えばテレビを見ながらブログを書くことがありますがテレビの内容も全て集中して観ているようにニュースもドラマもバラエティも全て記憶しているのです。
ブログも別の脳の領域で集中して書いているかのように、スラスラと幾つもほぼ同時並行で別の記事を書けるのです。
同じように喫茶店や居酒屋で一緒に飲んでいる仲間の話に集中して会話していますが、同時に周りで何を話しているのか耳に聞こえる範囲で理解できるのです。
これは特殊な才能なのでしょうか、小さいころから当たり前だったので自分では普通だと思っていても多くの人には信じてもらえません、でも周囲にいる人は何度も実際に起こる不可思議な現象に信じざるを得ないようです。
ここで何が言いたいかですが、実は私のロジカルシンキングも幾つかの事項について脳内で同時に展開しているということです。
面白いことに複数の展開が1つに集約されることもあるし、逆に1つの事項が複数に分かれて同時展開することもあります、特殊なのかは解りません、でもこれによってプラス面が多いことは確かです。
ただ1つの欠点は、画像が多くなってくると頭の中がもの凄くうるさい大きな音がする感じがして眠ることもできないし、一旦結論が出るまでの間は全身に疲労感が出るということです。
異質な薬品を混ぜ合わせると化学反応を起こし混合前の2種の薬品とは全く別の物質が生まれます、動物や植物も異種のものを掛け合わせるブリーディングはより環境に強い種や有益な新種が生まれます。
同様に人間も、国際結婚などで異種の血が混ざると身体・頭脳など優れた子供が生まれる確立が高くなると言われています。
企業の場合もまさに異種の組み合わせにより、今まで単独では考えも及ばないものができ上がるなど大いにシナジー効果が生まれます。
こういったブリーディング効果を狙い異業種・異人種を集めた企業をダイバーシティ企業と呼んでおり、これからの企業のあるべき姿だと思います。
実際に私は新事業構築の最終準備段階で、実績ある金融や営業のベテランを次々に採用し多方面での事業展開を一気に行いました。
ただブリーディングは利点も多いのですが欠点も多いのも確かです、薬品では一歩間違えると大爆発をおこし、動物などでは奇形も生まれます、企業においては失敗すれば大きな経営的・経済的ダメージが残ります。
つまりブリーディングとはハイリターンが期待できる反面、スーパーハイリスクなものでもあるのです。
しかし新たな事業にチャレンジするのであれば時としてこのスーパーハイリスクに挑まなくてはならないのです、加えて開発資金や人件費などの莫大な軍資金の確保と有効活用という大きな課題も加わります。
これが新事業を一瞬にして構築する最も効果的な手段なのです、過去に私はこの方法で幾つもの新事業の黎明期で成功を収めてきた実績があります。
これを実行するのに重要になるのが実行する前のロジカルシンキングを繰り返し行うということです、発生すべき問題を未然に防げるのは施行前の大いなるロジカルシンキングによるシュミレーションが重要なのです。
これには社内外の人間関係やそれぞれのノウハウのシナジー効果、そして周辺人脈の交流まで含めての壮大なるロジカルシンキングを繰り返します。
常識的な思考によって成功する方法は今の時代には皆無です、何故なら価値観がこれほど短時間で変化する時代においては過去の常識など邪魔になっても利益になることはないからです。
ましては思い込みや合理的思考などによる方法などもっての外です、ビジネスで成功したければ常に新しき事にチャレンジする姿勢と事前の極めてクリティカルなロジカルシンキングが肝要なのです。
AIの発展は近年急速に脳医学と結びついて大きな功績が多数生まれています、その中でも面白い成果として「脳による記憶は現実と夢の区別をしていない」というものがあります。
つまり、現実であろうが夢であろうが脳は区別することなく情報として記憶しています、しかし実際に現実と夢を区別できるのは他の現実情報との精査によって現実なのか夢なのかを区別できているだけなのです。
ロジカルシンキングは一つの夢と同様の脳内だけで行われる情報処理方法の一つです、つまりロジカルシンキングは現実情報と同様に記憶され、ある瞬間に表面意識へ働きかけています。
例えば違和感や閃きというものがあります、違和感は表面意識から潜在意識へ追いやられた過去の記憶が何かをきっかけに表面記憶へ蘇ることによって起きる現象だということも解ってきています。
閃きでいえば発明者の多くはシャワーを浴びている時や歯を磨いている時など、特に頭を使って考えていない時に突如としてこれまで解けなかった課題が解けたという言葉を残しています。
「脳は表面意識だけでは思考していない」、これが極めて重要な事実でありロジカルシンキング効果の大きな産物だと思うのです。
私も特許を数多く出願しています、この特許のアイデアは同じようにある時に突如として閃くのです、また新事業のビジネススキームが突如として頭に浮かぶことも少なくありません。
それは単なる一瞬の閃きではないのです、それまでに色々な事象についてロジカルシンキングしてきて無意識の領域に記憶として存在しているからに他なりません。
ロジカルシンキングによってその思考した情報が無意識の潜在意識に蓄積され、何かをきっかけに統合されて表面意識へ導かれるのです。
そのきっかけとは表面意識で脳の処理が使われなくなったときです、つまり何も考えていないときなのです、こういうことから前述の閃く瞬間の行動が理解できます。
このようにAI技術の発展において、ロジカルシンキングが如何にビジネスや人間関係構築においては有益なのかが証明されているのです。
情報を上手く他者に伝えることができない、相手の考えている事が素直に理解できない、これらは右脳領域と潜在記憶の情報交換が上手く機能していないのです。
この状況に陥っている人はカラオケで上手く歌えない、考えている事を文章にできないなどの副作用も表面化します、これらは入ってきた情報を脳が上手く処理して瞬時に処理できないことに起因しています。
先ずはロジカルシンキングで話す内容を相手が納得するシナリオになるまで何度も何度もシミュレーションしてみたら如何でしょうか、ビジネスも人間関係も然り、左脳だけに頼ったその場限りの思い付きでの手抜きシナリオを繰り返しているうちは自分の思ったような状況にならないのは至極当然なのです。