昔から成功している人や名を後世に残している人の生き方・思考・行動などを可能な限り情報を集めては分析しています、これが実に面白い共通点があったりしてビジネスにも大いに生かされています。
「温故知新」、つまり先人の知恵を借りて現状そして自身に置き換えてアレンジする、それが意外や短時間に成果を出せたりするので更に成功者の調査研究はやめられなくなっています、さてそんな中で調べるほどに大きな疑問が起きるのが画家の生涯なのです。
現世に名を残している多くの天才画家達、彼らは生きている間は特に大きな成果を上げるわけでもなく勲章をもらうわけでもなく、どちらかというと酷評こそもらっても評価されることもなく生涯をいろいろな人の援助によって生活苦の中であの世に逝ってしまいます。
死後数十年以上も経ち時代が変わり何かをきっかけにその才能や作品が突然のように認められ評価されるようになります、そして作品はオークションで数億円以上もの高値で落札され世界に名前をとどろかせることになります。
でもこのように死後であっても評価され名を残せられた画家はほんの僅かな人たちだけです、パリのモンマルトルに行けばわかります、世界中から画家として成功したい人が狭い道路の両端で絵を描いては安値で売っています、彼らは何を夢見ているのでしょうか?
経営者としての私はそこに大きな疑問を持つのです、生きている間に評価を受ける人は死後に評価され名を残す人よりもさらに少ないのです、経営者として上場を果たすよりもその数百倍も難しく険しい道のりなのです。
「絵を描くことが好きだから」、でも実際問題として生活するという現実をどう考えているのでしょうか、名もなき多くの画家は家族も持たない孤独な人生を歩みます、そして多くの人は生活を他者に頼っています、それでも自身が好きなことだからという理由だけで続けられるものなのでしょうか。
私は事業を開始して推進を考えるときには一つの「使命感」みたいなものを感じることがあります、コーチングの人がよく使う「した方が良い」ではなく「しなくてはならない」という苦痛も感じることさえあります。
ただ結果論で申し訳ないのですが意外と「使命感」を感じた事業って上手くいかないのです、理由はわかりませんが自らが楽しめないというか極めることへの怖さを感じることもあります、経営者として生きている間に成功を収めたいと本気で願うのであれば「使命」を感じるような事業を興すべきではないと思うのです。
また成功したいという強い思いを持つのも余裕がなくなり思ったような展開にはなりません、成功している人の調査研究で一つ言えることは成功者の多くが何も考えずに浸食忘れて没頭できることをひたすらやっているということ、そこには「使命感」も「義務感」もありません。
「使命感」や「義務感」は目標が達成(成功)して結果が出たときに、これまでの年月を振り返って「これが私の使命だったのかな?」と気付くものなのではないでしょうか、そして後世に他者がそれを評価して「努力の結果」として称えるのです。
宇宙の始まり、それは過去「ビッグバン」と呼ばれてきました、しかし最近になり各種の素粒子衝突実験と観測によりビッグバンの前にインフレーションというまさに宇宙の始まりの瞬間にある面白い状態が存在していたことが解明されました。
インフレーションとは瞬間的に光の数倍の速度でエネルギーが物質を生み物質がエネルギーを生んで広がっていく現象です、その後生まれた物質の質量によりその空間は今度は逆に瞬間的に縮まり始めます、いわゆる通常の爆発のマイナス爆発である縮発という現象です、そして次の瞬間に今度は光の速度でゆっくりと宇宙が広がっていくのです、これがビッグバンということになります。
奇異なことに組織もまったくこの状況で大きくなっていきます、将来大きくなる組織は設立後の短期間に社員数が一気に増えます、その後1年ほどの間に自立や方針の違いや組織に馴染まない社員が姿を消し規模縮小の期間があります。
この縮小の期間は面白いことに社員数は半分以下になりますが売り上げも利益も増えてくるのです、これもまた宇宙誕生との共通事項でもあります、そしてその時に残った社員は将来においてその組織で活躍できる最適な人材ばかりとなります。
この最適な社員たちがリーダーとなり事業推進し経営を後押しするのです、そして更に能力もマインドも優れている社員がどんどん入ってくるようになります、この善き流れにより強固な組織があっというまにでき上がっていくのです、この間設立から約5年、その後は上手く経営していれば右肩上がりで成長路線へと進むことになります。
何故こんな話をしたかと言うと現在の私の環境は新社設立ラッシュです、この数ヶ月間で5社設立しそれらの法人を管理運営するホールディング法人も創出しました、今この段階で焦って新規事を行うことはありません、全身に染み込んだ組織作りと事業推進ノウハウは目を閉じていてもゴールもビッグバンが起きる時期も明確に見えています。
「ビジネスだからストレスが有って当りまえ」、誰もがそう思うし私もそう思っていました、でも違うのです、例えば「サイトがオープンしたので早く情報配信しなくちゃ、でも何から始めたらいい?」というストレスを感じたら自然に気持ちが動くまで一旦存在を忘れれば済むことです。
本当にブログやサイトを有効活用してビジネスが進展してくるとストレスというキーワードは自然に無くなり情報発信は日常的なライフワークの一つになってくるものです、自然に情報発信したくなるまで例え何年も利用しなくてもストレスを感じながら情報発信するよりもマシだと思うのです。
ストレス文章は読む人が読めば直ぐに解ります、「サイトやビジネスブログをせっかく作ったのだから・・・」、もうそれ自体がストレスの元凶です、目的が本末転倒では意味がありません、私は3年以上も放置しているサイトは無数に有ります、でもそれを有効活用させようと無理することは決してしません、天の時が来れば自然に活用するものなのですから。
サイトやブログは何も記事を書かなくても立派に機能しています、「それを作ったという実績の表示」です、そして使うようになった時に直ぐ検索されるというSEO対策の実践としてです、ちなみに自然に検索されるようになるまでには1年以上もかかります。
ビジネスにストレスは付きものではありません、ストレスは「しなくてはならない」という自分自身の思い込みによって作られることが実に多いことを念頭に置くことが肝要です、ストレスは自身が作り出しているのです、つまり気持ちの持ちようによってストレスが発生することもなくなるのです。
大型ローンで住宅購入。
これほどのリスクを背負う事ができるのに、
何故事業資金の融資に躊躇うのだろうか。
コメント
手に入れたものは価格変動や災害などで失うリスクが伴う。
失うものが無いはずの事業推進であるはずなのに何故融資を躊躇うのか、躊躇うのは覚悟と成功させるという自信と信念が無いという証である。
誰が観ても尊敬できない人に、
「あなたは最低の人だ!」と言われたら。
それは最高の栄誉である。
コメント
マイナスのマイナスはプラス、どんな人がその言葉を使うかで意味が180度変わるということだ。