ズバリ言いますが嘘や誤魔化しは確実に周囲にバレています、多くの人はそれを容認しています、何故なら正したところで自身にとって利益にならないからです、でも心のどこかでは確実に嫌悪感を感じそういう人に信用や信頼を寄せることはありません。
嘘をついたり誤魔化す人は自身もまた他者の嘘や誤魔化しは見抜ける筈です、自身がその人を感じるように他者も同じように自分を感じていると思わない方がおかしなことなのです、もしも嘘をついたり誤魔化す人で他者のそれを見抜けない人がいるとしたら天然の嘘つきです、天然は如何なるカテゴリにおいても無意識のうちに他者を傷つけてしまう最悪の人です、プライベートでならまだ我慢もできますが決してビジネスで組める相手ではありません。
そして嘘や誤魔化しを指摘してくれる人はその人を何とかしたいという思いからです、どうでもよい人に関って波風立てとうとはしないのが大人の人間というものです、でもそれも一時だけです、何度促しても反省するでもなく言い訳や建前の口先ばかりで認めようとしなければ本当にどうでもよい人の部類に追いやってしまうでしょう、どんな人でも自身を面白くない状況に置きたくはありません、これもまた道理です。
対して他者から信用や信頼を得られる人はどんなときも嘘をつかずに正直に言う人です、それが例え自身の損失やマイナスになることもです、周囲は継続したそういう正直な姿勢に信用と信頼を寄せるのです、正直者は一時的な損失はあっても確実に未来の利益を取れる人です、だから何時の時代でも「正直者は美徳」なのです。
そういう意味では「正直者は損をする」というのは一時的な現象であり、長い人生を考えれば確実に大きな成功を勝ち取る人だと思います、正直に言う事で自身の愚かさや未熟さを晒すことにもなるでしょう、でもそれが成長に繋がるのです、多くの人に愛され各種の秘伝を教えられるからです、嘘や誤魔化しを繰り返しているうちは意味の無いプライドも捨てられず、心から信頼できる仲間も得られず、どんどん世間を狭いものにしていくでしょう。
自身に正直に生きると一時的には嫌な思いもするでしょう、でもその大きな反省から人は成長しある瞬間に大きな勲章を得られるのです、常に正直に生きること、これが大きな成功を呼び寄せる秘訣でもあるのです、嘘や誤魔化しは確実に性根をどんどん腐らせていきます、性根が腐ると何とも言えない乱れた負のオーラに包まれるようになります。
乱れた負のオーラ人はそこに居るだけで周囲を不愉快にさせたりイライラさせてしまいます、これがその場にいる人に要らぬ気遣いをさせてしまうのです、自然に人が離れていくと感じることがあるならば原因はこれしかないと思います、人間も動物です、すべての動物には潜在的に「不利益なものを避ける」という本能を持っているのです。
税理士にもいろいろなタイプの人がいます、クライアントの意向を聞いて融通を利かせる税理士もいれば決して曖昧な処理を認めない頑固な税理士もいます、ただまともな経営者として成長したいのであれば頑なに税法を守る税理士を顧問とするのが会計法上では厳しいのですが得策だと思います。
その理由として「自身を律することができる」ということがあげられます、そして税法について正しく学ぶ事ができます、最後に経営者として正しい道を堂々と歩めるからです、グレーというのはやはりそこには憂いが必ず残るものです、つまり常に後ろめたさがついて回ります、そんな気持ちで経営していたら企業成長など期待できるはずもありません。
経営者の多くは融通の利く税理士を重宝がります、文句も言わずに出された領収書を確かめもせずに黙認で経費処理してくれるのですから、対して頑固な税理士は常に不明な領収書の目的や内容を確認してきます、互いに面倒と言えば面倒です、でもこれが正しい本来の税理士の仕事だと思うのです。
プロは誇りを持って任務にあたる、そんな厳しい税理士を脇に抱えていたら誇らしいではないでしょうか、経営者は経営のプロを誇れるようになってほしいのです、頑固な税理士は多くの経営者としての反省を促してくれます、これが経営にもしっかり染み込んでいきます。
そんな企業は10年もすれば本当に強い企業になります、どんなことも有耶無耶にせず正々堂々と事業推進できます、たかが税理士、されど税理士、どんな税理士を抱えるかでその企業の将来が決まると言っても過言ではありません。
期待に反して結果を出せない人には幾つかの大きな間違いがあります、その主な要因は「思い付き」や「思い込み」、そして「考えすぎ」の3つが代表格であると考えられます、入念な準備もなく「思い立ったが吉日」とばかりに事業化してしまう人は珍しくありません、やりたい事を思い付くと居ても立ってもいられないのでしょう。
「絶対に上手くいく、仲間が賛同して集ってくれる」などの思い込み、確かに本人は楽しいでしょう、ただビジネスはサークルや部活ではないのです、他者との間に経済循環を起こすという厳しい世界なのです、楽しいだけの仲間作りとは雲泥の差があります。
そして考えすぎること、これも妙な心のブレーキになってしまいます、考えすぎると怖さが出てきます、そして臆病風に吹かれて何もしないで終わりなんてことも少なくありません、ビジネスとは「事業を興し利益を出して目標を達成すること」、そこには何ら難しい事など一切ありません、極めてシンプルそのものです。
ビジネスでたった一つだけやってはいけない事があります、それは自分一人で考え自分一人で行おうとすることです、自身ではそうは思っていなくても結果的にそうなっている人は特にこの10年の起業家ではほとんどです、私は多方面の人に「ビジネスは何をするかじゃない、誰と組むかだ」と常に言います。
例えば事業化には事業計画・資金調達・マーケティング、そして最も重要な有益な人材確保などの要素が必須です、これらの具体的な要素が完璧であれば誰がやってもある程度は上手くいくのです、上手くいかないのはこのどれかが欠如、もしくは施策に大きな誤りがあるからです、ビジネスとは思っている以上に極めて単純なテクニックを駆使するだけなのです、
これら全てを自分一人でできる経営者などこの世に皆無と言っても過言ではありません、だからこそ誰と組むかということが必要不可欠になるのです、そして組む人が自身の足りないところを補完できれば上手くいき、役立たずなら上手くいかない、本当にこれだけのことです。
それ以前に「有益な人と真の信頼関係を構築できるか」という試練を乗り越えなくてはいけません、上手くいかない人はせっかく自身のビジネスに有益な人と出会えているにも関らず最初の試練を乗り越えることが出来ずに「元の木阿弥」と化してしまっています、ビジネスで利益を出して成功したいのなら組む相手の事だけを考えれば他の事など何一つ考える必要はありません。
そしてまた上手くいかない人の多くはほんの僅かな金額でも直接お金を落としてくれる人を優先し信頼関係を築かなくてはいけない人を蔑にしてしまっています、これではどんな人とも信頼関係を結べるはずもありません、有益な人と正しく信頼関係を構築して組めれば事業計画も資金調達もマーケティングもすべてがその人が直接&間接で齎してくれるでしょう。
「物事すべてが陰陽一体である」、これはミクロの原子レベルからマクロの宇宙レベルで検証してみても科学者も納得の自然の法則であり摂理です、これを人間の行動で考えると自身の行動が正しいのか間違っているのかが冷静に知ることができます。
例えばSNSやブログの投稿、同じ投稿内容でも人によって評価は陰陽に別れます、「イラッとする」、「絶対関わり合いたくない」というような印象は陰の印象、逆に「うらやましい」、「ほほえましい」などは陽の印象です、ここで問題です、あなたの普段の投稿を好意的に見てくれる人は本当にあなたが求めている人なのでしょうか?
解りやすく言うとクライアントやパートナーとして相応しい人なのでしょうかということです、これが逆転していたらあなたは自身の投稿によって本来求める人を得られるはずのチャンスを自ら放棄していることになります、これが意図的な誰かの無責任なアドバイスによってのパフォーマンスだとしたら自分では収拾できないほどの後悔の念に押し潰されてしまいます。
投稿は自身が欲する人が好意的に捉えてくれる内容でなくては意味がありません、私は意図して行ったパフォーマンスで逆に欲する人から距離を置かれて面倒な人だけが寄ってくる状況を「逆ブランディング」と呼んでいます、自分の欲する人はどんな人なのか、じっくり自身と向き合って考えて頂きたいと思います、自身が本当に欲する人は自身の心の中に存在しており他者が容易に想像可能なものではありません、したがってその人が好意的に見てくれる内容を自らの思考と知性で発信してほしいと思うのです。
多くの人が逆ブランディングしている自分に気が付いていません、必死にクライアントを獲得するために無理してパフォーマンスを繰り広げた結果嫌われて孤立し挙句は恨まれたりしています、実に馬鹿げたことを意外と多くの人が行っていることに正直驚いています、投稿する内容は自分に正直に自然のままの自分を出して好意的に寄ってくる人、それが最もあなたの将来に必要な人なのです。
このような心から欲する人をブランディングでは「ターゲットモデル」と呼んでいます、ビジネスを憂いなく行い経済基盤もしっかり構築していく為には自身の周囲にターゲットモデルを配置していくことしかありません、これが極自然に行える人がビジネス成功者なのです。
成功している人をよく観察してみましょう、その人の周辺にいる人でネガティブ思考の人は皆無です、また本人は極めてポジティブ思考の人です、ここでネガティブ思考とマイナス思考は混同されやすいのですが、ネガティブ思考とは他者の考え方に排他的な思考であり、どんな有益なアイデアを得ても自身の頑な思考を優先し素直に動くことができない思考をいいます。
対してマイナス思考は悪い事や失敗することを先に考えてしまうという、ある意味では気真面目な人で逆にビジネスでは相手を選びさえすれば良い結果を齎す可能性が極めて高い人なのです、このネガティブ思考の人と組むとビジネスの成長や成功の足かせになるどころか牽引する人に大きな精神面での負の影響を与えてしまいます。
つまり常に思考に纏いつき負の連鎖を引き起こす元凶になります、未来に向けてビジネス談義していても、気分転換に飲みに行っても、このネガティブ思考の人はその場に居る人を不愉快にし更に余計な気を遣わせます、この不愉快にしたり余計な気遣いをさせてしまうことがビジネスには大きく悪影響を与えることになるのです、これもまた長年の経営経験で嫌というほど味わってきました。
私は「仲間の為」という名分を掲げキーパーソンとも言うべき技術者や営業の要でさえも、全社に及ぼす負の連鎖を断ち切るためにお金を払ってでも解雇したり契約解除してきました、関係が深くなればなるほど絶対に自身の周囲に置いてはならないのがネガティブ思考の人です、ビジネスが辛くても、資金状況が悪く厳しい日々でも、大きな障害や問題が起きようとも、自身の周囲にいるのが常にポジティブ思考の人だけであれば未来ビジョンに向かって進む勇気と覚悟が自然に生まれてきます。
そして気が付けばビジネスが大きく推進し資金が確保でき障害や問題が解決しているのです、成功したいのであれば自身の周囲には非情と思われようがネガティブ思考の人を絶対に置いてはなりません、ポジティブ思考の人は決してイエスマンではありません、むしろノーマンの人の方が多いでしょう、逆にネガティブ思考の人はイエスマンが大多数です。
ポジティブ思考の人は広い視野で全社にとって有益な事項を考え提案します、これが時に経営者の考えと180度異なることもあります、しかしこれは否定ではなく身を以っての提言です、これを理解できなければ経営者ではありません、また組織や自身の関わり合いや立場、それを正確に知って自ら率先してクリティカルな行動を起こします。
したがって時には失敗やミスもあります、それでもネガティブ思考の人といるよりも精神的には全然楽です、経営は経営者の精神状態が見事に経営状況に表面化するものです、それを理解できれば多くの説明は不要でしょう。