2024年8月14日 07:00
期待に反して結果を出せない人には幾つかの大きな間違いがあります、その主な要因は「思い付き」や「思い込み」、そして「考えすぎ」の3つが代表格であると考えられます、入念な準備もなく「思い立ったが吉日」とばかりに事業化してしまう人は珍しくありません、やりたい事を思い付くと居ても立ってもいられないのでしょう。
「絶対に上手くいく、仲間が賛同して集ってくれる」などの思い込み、確かに本人は楽しいでしょう、ただビジネスはサークルや部活ではないのです、他者との間に経済循環を起こすという厳しい世界なのです、楽しいだけの仲間作りとは雲泥の差があります。
そして考えすぎること、これも妙な心のブレーキになってしまいます、考えすぎると怖さが出てきます、そして臆病風に吹かれて何もしないで終わりなんてことも少なくありません、ビジネスとは「事業を興し利益を出して目標を達成すること」、そこには何ら難しい事など一切ありません、極めてシンプルそのものです。
ビジネスでたった一つだけやってはいけない事があります、それは自分一人で考え自分一人で行おうとすることです、自身ではそうは思っていなくても結果的にそうなっている人は特にこの10年の起業家ではほとんどです、私は多方面の人に「ビジネスは何をするかじゃない、誰と組むかだ」と常に言います。
例えば事業化には事業計画・資金調達・マーケティング、そして最も重要な有益な人材確保などの要素が必須です、これらの具体的な要素が完璧であれば誰がやってもある程度は上手くいくのです、上手くいかないのはこのどれかが欠如、もしくは施策に大きな誤りがあるからです、ビジネスとは思っている以上に極めて単純なテクニックを駆使するだけなのです、
これら全てを自分一人でできる経営者などこの世に皆無と言っても過言ではありません、だからこそ誰と組むかということが必要不可欠になるのです、そして組む人が自身の足りないところを補完できれば上手くいき、役立たずなら上手くいかない、本当にこれだけのことです。
それ以前に「有益な人と真の信頼関係を構築できるか」という試練を乗り越えなくてはいけません、上手くいかない人はせっかく自身のビジネスに有益な人と出会えているにも関らず最初の試練を乗り越えることが出来ずに「元の木阿弥」と化してしまっています、ビジネスで利益を出して成功したいのなら組む相手の事だけを考えれば他の事など何一つ考える必要はありません。
そしてまた上手くいかない人の多くはほんの僅かな金額でも直接お金を落としてくれる人を優先し信頼関係を築かなくてはいけない人を蔑にしてしまっています、これではどんな人とも信頼関係を結べるはずもありません、有益な人と正しく信頼関係を構築して組めれば事業計画も資金調達もマーケティングもすべてがその人が直接&間接で齎してくれるでしょう。