2024年10月26日 07:00
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2024年10月25日 07:00
人生においてビジネスにプライベートに何かにつけて覚悟が問われることは多々あります、ところで覚悟とは「危険なこと、不利なこと、困難なことを予想したうえで、あえてそれを受けとめる心構えをすること」、また「辛く厳しい事態を避けられないものとして、観念すること」とあります、更には仏教では「迷いを脱し真理を悟ること」とあります、覚悟の本質を体感によって理解している者にとっては極めて的を得た深い教えだと納得できるはずです。
人生の3分の2をビジネスに費やしてきた私にとっても覚悟を問われることは幾多もありました、大金はたいての起業当初も勿論そうでしたが上場企業の傘下に入ったとき、また再度離脱して再興を決めたとき、資金繰りにひっ迫し収益事業や特許を手放したときなど数えきれないほどあります、何度も何度も挫折感に押し潰され逃げ出したい気持ちを抑えては自ら過酷な選択を強いてきました。
今思うところは自ら覚悟を決めて過酷な選択をせずに逃げていたらどうなっていたかということです、おそらく今の状況は無かったでしょうし日本でこうして平和に暮らすことなどできなかったかもしれません、人生は常に選択の連続です、そしてその選択の都度覚悟が問われているのだと思います。
覚悟が決まらないと伸るか反るかを即決できず結果的に堂々巡りとなり何をやっても中途半端に終わります、そして何度も同じことを生涯に渡り繰り返すのです、これでは大失敗するよりも酷い真に人生の敗者だと思います、失敗は大きなチャレンジの証でありその意義は何れ現れてきます、未来によって失敗を成功に導くこともできます、でも中途半端な選択は中途半端な結果に終わり結果は何も得ることがないばかりか大事な人生の時間を無駄に浪費するだけとなります。
これからの私の人生も憂いなく生きていくうえで幾度かの覚悟を問われることでしょう、そしてどんなことにも逃げずにその度に自身に最も過酷な選択をし続けて生きたいと思います、それが本当に守るべき人と自身の誇りと生活を守れ正しく楽しく生きていく最高の方法だと思うのです。
そして覚悟の本質を知る者にとって覚悟を決めた人を見捨てることは絶対にしません、それは覚悟の選択をした者に対して絶大な信頼を感じその後の人生を保証できるからです、「人生の成功」とは自らの覚悟を先ずは明確に示すことによって新たな明るい未来が開け、そして周囲の信頼を得て結果的に手に入るものなのです。
人生の敗者、それは幾多の覚悟を問われる度に覚悟を決められずに常に保留し続けた結果においてなのです、「覚悟、言うは易し決めるは難し」、ノーリスク人生はノーリターン人生なのです、ハイリスクだからこそのハイリターンなのです、これもまた自然の摂理そのものなのです。
2024年10月24日 07:00
人は不要な出費に対して「損した」と言います、確かに若い時は誰しも見返りのないお金を損失だとして何時までも気にするものです、私も五十歳くらいまでは貸したお金が戻ってこなかったり高い買い物をして結局使わずに無駄にしたことなどを何時までも頭の隅に記憶していて思い出しては何か損した気分になったものです。
でも歳を重ねるうちに戻ってこなくなったお金に対してそれほど気にならなくなってきます、例えば先の9.11同時多発テロの際には都内の豪華マンションが買えるほどの損失を株の信用取引で一夜にして失いました、更には国内外のベンチャー企業に投資をしては結局未だに1円も戻ってはきません、ネットワークビジネスにはまった友人から使いもしない大きな買い物もしたこともあります。
私はこういった事項はすべて「今幸せに暮らせているのだから過去のことは終わったものとして未来を考えて生きよう」と考えることにしています、過去の戻ってこないお金はある意味で直接的な利益は何も生まないかもしれません、でもそれによって別の方向から何時かは必ずお金は回ってくるのです、そういう意味ではすべてが投資なのです。
私は「散財」という言葉が大嫌いで一度も使ったことがありません、失ったお金はすべてが未来への「投資」だと考えるようにしています、そう考えると過去を引きずることもなく前向きに生きていけるのです、幸せを掴みたいのであれば過去の失ったお金のことを引きずらないことです、そしてこれから先の入ってくるお金のことを楽しみに考えている方が未来が明るく輝くものになります。
お金とは居心地を求めて世間を回るのです、そしてぐるぐると回してくれる人のところに寄りたがるのです、お金は自由に伸び伸びと働きたいのです、だから決して一ヶ所に閉じ込めてはいけないのです、お金が出ていくことを恐れて出し惜しみしているときより気持ち良くお金を使っているときのほうが元気よく過ごせています、これは私の経験上明確に言えることです。
2024年10月23日 07:00
経営者はとかく結果を早期に欲しがる傾向があります、それは時代の流れが速いからなのか早期に結果を出そうとしているからなのかは解りません、しかし結果を早期に出したいのであれば結果を導くためのプロセスとその段階をしっかりと消化していかなくてはなりません。
プロセスをしっかりと踏んで事に当たるから展開も結果的に相応のものとなるのです、当然消化不良の中途半端なプロセスでの展開など取るに足らないものとなります、思った通りの結果が欲しいなら行うべきプロセスにじっくりと取り組むことが肝要です、成功とはプロセスの延長線上にしか存在していないのです。
何事も短絡思考は有を生みません、コツコツと行うプロセスの中にしか成功法則はないのです、そもそも事業計画とは目標をゴールとした計画なのですから、その間のプロセスをしっかり見極めてスケジューリングしたものであるはずです。
であれば自身が計画した事をスケジュール通りに実行することです、その結果として計画通りのゴールが導かれるのです、そして行動している間はゴールだけを見ることです、他者事に気を取られている時間は無いのです。
2024年10月22日 07:00
元ボクシングヘビー級世界王者モハメッド・アリの、「俺は強いからチャンピオンなのではない、チャンピオンだから強いんだ」というけだし名言が何歳になっても頭から離れません、同じように一度確立されたブランドは本当に偉大であり強いです、ブランドが独り歩きを始めメーカーは更に大きな後ろ盾として活用できるという本物のブランド確立の重要性を改めて知らされます。
本物のブランドは意図的に作られたものではありません、実績と多くのファンによって長い時間をかけて培われたものです、その結果として世界に認められるブランドになったのです、また一度確立されたブランドは各種のスキャンダルでさえも味方にしてしまうほどの無敵の鉾盾でもあります、対して意図的に作られた似非ブランドは何かの拍子に簡単に壊れてしまいます、そしてスキャンダルであっという間に消えてしまいます。
これは何も商品だけではなく国や人でも同じことです、本物はライバルに囲まれても多くの味方とファンに恵まれ極めて強靭なのです、本物のブランドを確立したいのであれば最低でも10年かかると覚悟して何が起ころうが確立させたポリシーを継続させることです、継続した姿勢と行動の先にしか本物のブランドの確立はありません。
ちなみに今では世界最高峰の世界ブランドの時計メーカーですが設立10年間ほどは月産1~2個だったそうです、つまり年間で20個ほどしか作れなかったというほど部品の全てをそれぞれの職人が手作りで作り上げていたのです。
本物は本物を解る人だけに使われ愛されるのです、だから価格など安かろうが高かろうが関係ないのです、成功するもの作りは高額になっても本物志向を通すかもしくは価格を見て買う人向けにできるだけ安く作るかのどちらかです、どちらで勝負するか、それは経営者のポリシーに従うところでよいのです。
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