私は事有るごとに「待て!」を多用するようですが、その本質は「ただ何もせず時期を待て」という意味ではありません、「待て!」の本質は「今は、そのタイミングではない」ということであって「天の時を自ら作り上げる行動を先に行うべきだ」ということなのです。
つまりは事業などを表面化させるにも体制作りからサイト構築など始動する前にやるべきことは山ほどあります、その準備を行わずして始動しようものなら結果は考えるまでもなく更に状況は悪化し失意のどん底でもがき苦しむことになります。
私はどのような人に対してもしなくてもよい経験をさせたくありません、だから多くの場合に「待て!」を連呼するのです、「天の時」を見方にすれば本当に面白いように事業が動き結果も短時間で現れてきます、充分な準備が整っていさえすれば何もしなくても動くときには動くのです。
私の場合は構想や方針決定にまずたっぷりと時間をかけます、そしてその段階での概念や思考を基にサイト構築してしまいます、これは頭の整理が目的であり最終形でなくても良いというところが重要です、モヤモヤしてきたら再度練り直す、これが一旦クリアになったところでサイトに反映していきます。
そして各種の準備が整い気持ちも盛り上がってきたところでサイトへコンテンツを上げ始めていきます、考えが固まってくれば自然に記事も書けるようになります、私のサイトはXデーを見とおして予約投稿できますので連日のように記事が表示するような仕掛けも予め作ることができます。
事業開始時にサイトにコンテンツが何も無ければサイトの意味を成しません、何かをやるときには準備をしっかりやっておくこと、これがビジネス成功の極意であり「待ち」の極意でもあります。
熟成されたハムやチーズはそれだけで人を魅了する美味しさがあります、ビジネスもこれとまったく同じです、熟成されたビジネスは無理な集客の必要もないのです、天の時には面白いように動き面白いようにお金が入ってくる、それが「待ち」の極意なのです。
私は「流れ」という言葉を多用するようです、常に流れを意識しているからかもしれません、ただ私の使う「流れ」とは一定のリズミカルな振る舞いそのものを指すこともありますが事業推進や経営でいうところのでの「流れ」は性格が異なってきます。
事業推進や経営活動においての「流れ」とは「想定通りの経緯と結果」を指しています、つまり予想外の事が起きずにスムースに事が流れている様を指しているのです、またときに事業や経営上のトラブルが発生したとしても想定していたことであれば「流れ」は極めて順調と判断し、逆に予想外の良い結果が現れたら気を引き締めて裏にある隠れた事実を探ることにしています、事業や経営には想定どうりという状況が極めて好ましいのです、どんな悪い結果であれ想定していたものであれば「流れ」としては本流であり良い結果となるのです。
もう一つ「流れ」に関しては「変化する」という事象と真摯に向き合わなくてはなりません、想定の範囲での起きた事実も何か起きると必ず「流れ」に変化が生じるものなのです、何が言いたいかというと事象を観て「流れ」を意識するのではなく「流れ」を意識した中での起きた事象を分析してほしいということです。
これを自然にできると起きた事象による変化もその変化に応じた「流れ」を作り出すことも修正することもできるのです、経営での「流れ」とは解りやすく言えば設定したゴールまでのロードマップのようなものです、具体的に言えば経営計画そのものということもできます、私の言う「流れ」は決して気や見えない世界の話ではありません、具体的な事業や経営のシナリオそのものなのです。
天才にもいろいろある。
他者を喜ばせる天才もいれば、
意味も無く他者を怒らせる天才もいる。
コメント
喜ばせ上手は害にはならないが度が過ぎると信用を失うことにもなる、常に本音もよいが遊び心が無ければ人を怒らせてしまう。
何事も状況を見る余裕と節度が肝要ということだ、程が過ぎれば怒られるのは至極当然である。
「他者を信じては裏切られる」という人。
信じているのは他者ではなく自分の儚い期待である。
その儚い期待が常に裏切られるということだ。
コメント
他者依存が強い人ほど「裏切られた」が口癖である。
自身が他者に裏切られたのではなく自分の期待通りに行かなかっただけである。
自身に都合が悪い事実を私は一旦「元々無かったことにする」という思考のデフォルトを行うことがあります、どんな事実もそれを消すことも忘れることもできません、しかし思考の上でデフォルトにすると前向きな発想で物事を考えられるようになります。
例えば優秀な社員が突然実家を継ぐことになり退社することになったことがあります、このとき引き継ぎや後継者の問題が起きてきます、そこでデフォルト思考ではこう考えるのです、「元々、この社員は当社に入社していなかった」と、こうするとその業務に辞める社員以外の誰が適任でどのような体制を取るべきか最良の方法を考えられるのです。
その社員がいたと仮定するとどんな社員でも引き継ぎは完璧には行われません、そこでいなかったと仮定すれば完璧でなくても元々引き継いだ社員が担当したと考えられ大きな問題とも思わなくなるのです。
また何かに集中している時にたまたま頭の痛いメールがきたとします、この時もデフォルト思考は「このメールは数日後に見たこととする」として今集中すべきことに集中し一段落した後に再度じっくり読むことにします。
返事も同じことです、メールや口頭での打診に対して返事が遅い場合はずっと待っていなければなりません、この空白の時間はビジネスには致命傷となります、だから打診しなかったこととして他の優先事項に集中します、その結果その返事が無効化する事も多々あります、相手は自身の都合で返事を遅らせているのですからこちらも自身の都合で待たなくても良いわけです。
このように思考のデフォルトで余計なことに気を使うことなく今この瞬間を最大限に活用することができます、デフォルト思考は決してご都合主義やその事実から逃げるような思考ではありません、むしろ積極的にその事実と向き合うための思考と考えていただきたいのです。
気持ちが落ち着いたときに重要な課題に取り組む、これも経営者には重要なタイミングの取り方だということです、デフォルト思考は物事のタイミングを自身の都合の良いときに合わせることができる思考なのです。
「一旦無かった事にする」、これは一過性のタイミングをずらしているだけであり起きた事実は決してデフォルトにはなりません、取り組むべき時にじっくりと向き合う必要があることを忘れないように願います。