2024年10月11日 07:00
「1円を笑う者は1円に泣く」というけだし名言があります、私はこの教えを社会人一年目から何度となく教えられてきました、当時は第二次オイルショックで世の中に不況の嵐が吹きまくっていた時代です、どの家庭でも企業でも節約することが美学だったのです。
その時代から10年後に入社してきた人の感覚は180度違います、所謂バブル入社組です、会社からは「お金を使え、仕事するな」と命令され毎日節税対策で接待の連続です、座っているだけでモノが売れた時代なのですから。
この10年の意識の差は極めて大きな差となって現れてきます、私の世代の人達は無駄を無くし節約することを先ず意識します、使えるものは捨てずに使える方法を考え労力を惜しみません、しかしバブル入社組は使える物まで捨てます、それを処理する労力を避け楽したいからです。
バブル経済崩壊後に某大手企業が実施した「事務用品節約作戦」、これによって社員2万人の会社で年間50億円が浮いたのです、更には電気代が15億円浮いたそうです、経済新聞にもこれが報道され、トップの意識の差はそのまま企業の強さに出ると絶賛されたものです。
10人程度の中小企業でも1日1000円節約したら年間で36万円、1ヶ月の事務所家賃の額になります、「1円を笑う者は1円に泣く」、節約できない人は何をしても絶対に成功しません、そしてお金が無いという人程、節約せずにお金が無くなれば他者のお金をあてにするのです、社会人になった時の時代背景、幸か不幸か数十年後の今になって雲泥の差となり結果に表れているように思えてなりません。