2024年10月22日 07:00
元ボクシングヘビー級世界王者モハメッド・アリの、「俺は強いからチャンピオンなのではない、チャンピオンだから強いんだ」というけだし名言が何歳になっても頭から離れません、同じように一度確立されたブランドは本当に偉大であり強いです、ブランドが独り歩きを始めメーカーは更に大きな後ろ盾として活用できるという本物のブランド確立の重要性を改めて知らされます。
本物のブランドは意図的に作られたものではありません、実績と多くのファンによって長い時間をかけて培われたものです、その結果として世界に認められるブランドになったのです、また一度確立されたブランドは各種のスキャンダルでさえも味方にしてしまうほどの無敵の鉾盾でもあります、対して意図的に作られた似非ブランドは何かの拍子に簡単に壊れてしまいます、そしてスキャンダルであっという間に消えてしまいます。
これは何も商品だけではなく国や人でも同じことです、本物はライバルに囲まれても多くの味方とファンに恵まれ極めて強靭なのです、本物のブランドを確立したいのであれば最低でも10年かかると覚悟して何が起ころうが確立させたポリシーを継続させることです、継続した姿勢と行動の先にしか本物のブランドの確立はありません。
ちなみに今では世界最高峰の世界ブランドの時計メーカーですが設立10年間ほどは月産1~2個だったそうです、つまり年間で20個ほどしか作れなかったというほど部品の全てをそれぞれの職人が手作りで作り上げていたのです。
本物は本物を解る人だけに使われ愛されるのです、だから価格など安かろうが高かろうが関係ないのです、成功するもの作りは高額になっても本物志向を通すかもしくは価格を見て買う人向けにできるだけ安く作るかのどちらかです、どちらで勝負するか、それは経営者のポリシーに従うところでよいのです。