2024年10月10日 07:00
ここ30年来の日本人の関心事は景気の回復だと思います、そこで景気回復を肌で感じたら考えるべきことがありますので常に頭の片隅にでも置いていただければ幸いです、ずばり言いますと景気が回復すると明らかに社会の全てでこれまでの流れが変わってきます、災害時の緊急事態や不景気の時には生活は大変ですが意外と孤立感はありません、それは苦しいのはみんな一緒だというある意味での安心感があるからです。
しかし景気が一旦回復するとそれぞれのビジネスが忙しくなり生活も一変します、これまでのようにみんなで励まし合うという状況ではなくなります、それまでの仲間が明らかに勝者と敗者に別れていきます、またボランティアやコミュニティなどの交流会が一斉に解散していきます、これは過去の統計からも導き出される真実です。
バブル景気時代に栄華を大いに謳歌する人とそれを横目に夜逃げする人が多数いたことを今の若い世代の人は知りません、好景気とは勝者と敗者に大きく二極分化される非情な時代でもあるのです、好景気が感じられるようになると励まし支えあってきた時代が終焉します、そして誰が他者より先に青信号に変わった瞬間に飛び出すかというまさに競合社会が形成されていきます。
先に飛び出した人は次の時代の先駆者利得を約束され、次にその人の後に続く人、最悪なのが先に行く人を見て安全を確認してから渡ろうとする慎重すぎる人です、この時点で既に狭い横断歩道に大勢が押し掛けてきて渡ることすらできなくなります、いつの時代も景気回復前夜とはこんな状況です。
成功する人とはみんなが信号待ちしている間にリスクを冒してまでも安全な横断ポイントを探して既に無事渡り切っている人です、みんなと同じことをやっていては勝者にはなれません、みんながやっていることをやっていては例え上手くいっても普通の人と同じレベルで終わります。
それであるなら起業して経営者になる意味も理由も見出せません、だからまだ世の中が赤信号のうちにリスクを冒してまでも渡る術を必死に身につけることが重要なのです、そして一緒に渡ってくれる人、安全を確保しつつ渡らせてくれる人、自分に自信の無い人は常に自分の未来を保障してくれる人を探し信頼関係を結んでおくべきかと思います。