2024年10月 8日 07:00
かなり前の話になりますがロンドンオリンピック体操個人総合において日本人では28年振りの金メダリストとなった「内村航平」選手の記憶が久しいです、彼は両親が体操選手だったことから6歳から体操を始めます、クラブ主宰の初競技は最下位でした、しかしそんな彼に転機が訪れるのです。
それは彼が10歳の時に見せられた父親の金メダル、それを見た彼は「僕も欲しい」と人が変わったように練習に励んだといいます、その父親の金メダルはオリンピックではなくインターハイのものでした、彼は勝手に「オリンピックの金メダル」と勘違いを起こしていたのです、勘違いでもなんでもよいのです、「父のように金メダルが欲しい」という執念一つで結果的に世界の舞台で金メダリストになったのですから。
どの世界でも大きな勘違い人間は沢山います、しかし結果を出せば最大の評価に一瞬にして変わるのです、結果を出せない人に最も足りないものが「何が何でも結果を出す」、「絶対に成功させる」という周囲の誰をも圧倒させるほどの強い「執念」です、長年継続して心に貯め込んだ「執念」、このエネルギーはとてつもなく大きく周囲に伝播します、そしてこれが絶対に動かなかったものまで動かすのです。
これは決して精神論などではありません、成功者と呼ばれている全ての人の裏に存在する真実なのです、「執念」は自然な形で精神力を鍛えていきます、体力には限界がありますが精神力と思考力には限界がありません、世の中にはここぞの時に信じられないパワーで奇跡を起こす人がいます、こういう人は決して運が良いのではありません、ただ「執念」が宿った精神力が尋常ではないだけです。
「逃げない」・「諦めない」・「妥協しない」、精神力が尋常ではない人はこの3つを継続させている人です、結果的にそれが成功に繋がっていくのです、こういった人は普段から極めてエネルギッシュでクリティカルな思考と行動で結果を出して行きます、今がどんなに惨めな状況でもこの3つのことを継続してさえいれば必ずどこかで一気に飛翔します。
逆に言えばこの3つのうち1つでも怠っているうちは自分の思ったような生き方を絶対に創造することはできません、最悪なのが常に悪い結果に対する後付けで「言い訳」する人です、更に自身を擁護するための事前の予防線を張る人、こういった姿勢は既に事を行う前から「逃げ」ている確固たる証拠です。