2025年12月 7日 10:00
2025年12月 7日 10:00
2025年12月 6日 10:00
代表にお分けいただいた若木の生長記録です。2025/11/29時点
パンダガジュマルを育て始めてあらためて植物の不思議さを感じています。
今日は12月5日ですが、室内の鉢を見ていると新しい葉がそっと顔を出していてこんな時期でも成長するのかと驚かされました。
冬は植物が休眠する季節だと思い込んでいたので、初心者の私にとっては大きな気づきです。
調べてみるとパンダガジュマルはもともと暖かい地方に自生する木で、十分な室温と明るさがあれば冬でも完全には動きを止めないそうです。
室内が20度前後で日中はカーテン越しでも光が届く場所であれば、外が寒くても鉢の中では静かに活動を続けているようです。
とはいえ春や夏のように一気に伸びるわけではなく、この時期の成長は本当にゆっくりです。
よく見ないと気づかない程度に新芽がふくらむなど変化はとても控えめです。
12月でも条件が合えばきちんと応えてくれるパンダガジュマルの姿は勉強になります。
冬のゆっくりとした成長を一つ一つ確かめながら、この植物との付き合い方を身につけていきたいです。
2025年12月 5日 10:00
カスクとはウイスキーの熟成に使用する木製の樽のことを指します。 蒸留されたばかりのウイスキーの原酒は無色透明ですが、カスクの中で年月をかけて熟成することで琥珀色になり、香りや味わいが形成されていきます。 「ウイスキーはカスクで決まる」と言われることもあり、それくらい樽は重要な要素のようです。
スコッチウイスキーやアイリッシュウイスキーでは熟成に使う樽を「カスク」と呼びます。 一方、アメリカンウイスキーやカナディアンウイスキーでは、標準的なサイズの熟成樽(約53ガロン=約200リットルのアメリカンホワイトオーク樽)を「バレル」と呼ぶのが一般的で、その呼び方が定着しています。
樽の材料となる木は、現在はオーク(ナラ)が主流です。 オークは硬くて密度が高く液体をしっかり保持できるうえ、香りや風味の素になる成分も豊富とされています。 長期熟成にも耐えられることからウイスキーの熟成用としてオーク樽が選ばれてきたようです。 オークにもいくつか種類があり、代表的なものとしてアメリカンオーク、ヨーロピアンオーク、ジャパニーズオーク(ミズナラ)などがあります。
アメリカンウイスキーの一種であるバーボンは、法律で「内側を焦がした新しいオーク樽」を使うことが定められています。 一方、スコッチやアイリッシュ、ジャパニーズウイスキーでは新樽を使う例はごく一部で、多くは一度別のお酒を熟成させた"中古樽"を再利用します。 典型的なのが「バーボンカスク」です。 まず新樽でバーボンを一定期間熟成させ、その役目を終えた樽をスコッチやアイリッシュの熟成に使います。 もう一つ代表的なのが「シェリーカスク」です。 かつてはシェリー酒の輸送に使われた樽がスコッチの熟成に再利用されてきたそうです。 現在ではウイスキー向けに新しく組んだ樽にシェリーを一定期間入れて"ならし"(シーズニング)、その後ウイスキー熟成に用いる方法が主流になっているとされています。 シェリーにもオロロソやペドロ・ヒメネス(PX)などさまざまなタイプがあり、それぞれのシェリーカスクがウイスキーに異なる個性を与えます。
ごく概要に触れただけですが、カスクの種類や使い方の組み合わせはほぼ無限にあり奥の深さを感じます。 今後も少しずつ調べながらカスクの世界も掘り下げていきたいと思います。
2025年12月 4日 10:00
代表にお分けいただいた若木の生長記録です。2025/11/29時点
今回の記事でスパティフィラムは10回目の投稿になります。
そこでこれまでの経緯をまとめておきたいと思います。
春(5~6月)は代表にお分けいただいた若木の中央の新葉がぐんぐん伸びて、根元にも小さな葉や芽が増えてきました。
スパティフィラムは15~30℃の時期に活発に生長することを実感し、どんどん成長していく姿を愉しんでいました。
夏(7~8月)は古い葉を切り取ったあと脇芽がよく育ち、株元から複数の芽が束になって立ち上がるようになりました。
外側の葉が黄色くなるのは新陳代謝による老化で、黄色い葉は根元から切り取るのが基本だと教えていただきました。
秋(9~11月初め)はベランダの直射日光の当たらない場所で育てながら水やり回数を減らし、根を育てる時期として見守りました。
中心部の新葉が大きくなり姿に厚みが出る一方、外側の古い葉先の黄ばみは老化と考え、夜間は冷え込みを避けるため室内に取り込むようになりました。
冬(現在)は外側の古い葉は黄変が進んでいますが、株元からの若芽と中心の新葉は引き続きよく育っており鉢全体がしっかり茂ってきています。
最低気温が10℃を下回ってきたため、現在は終日室内の明るい場所で管理し土が乾いてから控えめに水を与えつつ越冬させていく予定です。
冬を越えて来年はどんな姿を見せてくれるのか楽しみです。
2025年12月 2日 10:00
代表にお分けいただいた若木の生長記録です。2025/11/1時点
セッカヒノキはヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹です。
園芸や盆栽の世界では小さな鉢でも存在感のある姿が出せる木として親しまれています。
最大の魅力は、株自体は小さいのに大木のような雰囲気を出せるところにあります。
細かい葉が密に詰まった枝ぶりなので、小さな鉢の中に壮大さや存在感のある景色をつくることができます。
しかしなぜセッカヒノキ(石化檜)と言われているのでしょうか。
セッカヒノキはもとのヒノキの中で突然変異から生まれた小型の品種とされていて、葉が細かく縮れ、株全体がぎゅっと詰まって見えるのが特徴です。
枝や葉はやわらかいタイプではなくカラッとした硬い感触があり、その姿や手触りから「石化檜」という名前で呼ばれるようになったと言われています。
枝はとても硬く、一般的な樹木のように大きく曲げようとするとしなる前に折れてしまうことがあるそうです。
そのため針金で曲げて一気に形を作るのではなく、長い年月をかけて少しずつ樹形を整えていく必要があるそうです。
セッカヒノキの盆栽は手間と時間がかかっている分、完成度の高い鉢は数万円、数十万円することもあるようです。
見た目の特徴としては実際の大きさや樹齢以上に老木を思わせる姿が挙げられます。
複数の株を寄せ植えにした作品では、小さな鉢の中にひとつの山の世界が存在しているようで、山の斜面の景色をそのまま切り取ってきたようにも見えます。
こうした雰囲気が出せることから、盆栽として好まれるのも納得です。
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