
D級アンプはデジタルアンプと混同されますが、その本質は電気が通る道を物理的に切り替えるスイッチング動作にあります。
D級アンプの回路の入り口にはコンパレータという比較器があります。 ここで音楽信号と一定の周期で刻まれる三角波の信号をぶつけ合わせます。 音楽の電圧が三角波より高いときはプラスの電圧を、低いときはマイナスの電圧を出し、パルス状の信号を生みだします。 これがパルス幅変調(PWM)と呼ばれる工程で音の強弱をパルスの時間の長さに置き換えています。

このPWM信号は次の二つのパワーMOSFETへと送られます。 回路構成は電源のプラス側とマイナス側の間に二つの素子を直列に配置したプッシュプル構成とっています。 これは一方のスイッチが閉じればもう一方が開くというシーソーのような動きです。 上のスイッチがONのときは正電源からスピーカーへ電流を送り出すプッシュの状態となり、逆に下のスイッチがONのときはスピーカーから電流を吸い込むプルの状態となります。
ここでA級アンプとの違いが現れます。 A級アンプは引き込みの局面でも上の素子から電流を流し続けその差分で制御していましたが、D級アンプは上のスイッチを完全に切り離して下のスイッチだけで道を作ります。 MOSFETを完全にONかOFFの状態だけで動作させるため、A級のように素子自体が抵抗となって熱を出す無駄がほとんどありません。 このスイッチングによって作られた高電圧のパルスを出口のLCフィルターに通すことで余分な高周波を取り除き、再び滑らかな音楽の波形へと復元してスピーカーを鳴らしています。
この仕組みにおいてアンプがスピーカーをどれだけ正確に制御できるかを示す指標がダンピングファクターです。 スピーカーのボイスコイルは慣性で動く際に自ら発電機となり、アンプ側へ電流を押し返す逆起電力を発生させます。 D級アンプのプッシュプル回路は音楽信号がない瞬間であっても常にどちらかのMOSFETが低い抵抗値でONの状態にあります。 特にプルの状態で下のスイッチがONになっているときはスピーカーの端子がグラウンドに直結された状態になります。 スピーカーが勝手に動こうとして逆起電力を発生させても、このON状態の道が巨大な逃げ道となって電流を速やかにバイパスしてします。 この低い出力インピーダンスが強力な制動力となり、ボイスコイルの不要な揺れを瞬時に止めて引き締まった音の立ち上がりを実現しています。
代表にお分けいただいた若木の生長記録です。2026/1/24時点

セッカヒノキの最大の個性である葉の密度の高さは手入れの際にどこに鋏を入れるべきか迷わせる要因でもあります。
このまま放置すれば枝葉が込み合いすぎるのは明白ですが、まずは健やかな生育を優先し風通しを妨げている不要な枝から整理していこうと考えています。
剪定時期は新芽が動き出す直前の3月頃。
この今の姿をじっくりと眺め、どの枝が全体の調和を乱しているかよく確認します。
実際の作業では石化特有の枝の硬さに細心の注意を払う必要がありそうです。
内部に隠れた枯れ枝がないかを慎重に確認しつつ全体の形を整えていきます。
何も触らずに構想を練る時間もまた、盆栽がくれる愉しみの一つです。
くらしの園芸
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山椒が花を咲かせるまでは種から数えて3〜5年ほどの期間が必要だと言われています。
この幼い株で花が見られるのはまだ先のことになりそうです。
さらに仮に数年後に花が咲いたとしても山椒は雌雄異株。
オスとメスの木が別々に存在するため、近くに両方が揃わないと実は大きく育ちません。
この株がどちらの性別なのかは花が咲くその時までのお楽しみです。
実の収穫は気長に待つ必要がありそうですが、山椒には他にも見どころが多くあります。
その代表が「木の芽」と呼ばれる若葉です。
実を待たずとも春になればこの小さな枝から瑞々しい新芽が吹き出します。
木の芽はお吸い物や煮物の仕上げに添えるだけで食卓を一気に春色に変えてくれるものです。
使う直前に手のひらで「ポン」と軽く叩くと閉じ込められていた爽やかな香りが一気に立ち上がるそうなので、やってみたいと思います。
くらしの園芸
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冬の山椒は一見するとただの枯れた棒のようですが春に葉を広げるための準備が着々と進んでいることがわかります。
注目したいのは幹にある小さな芽の色です。

苗を見てみると一番上の頂芽は黒っぽく硬い感じをしていますが、その下の側芽は赤みを帯びています。
ここで気になるのが黒ずんだ頂芽の状態です、これには二つの可能性があるようです。
一つは厳しい寒風から中身を守るために分厚い皮で自分をガードしている可能性。
この場合、見た目は黒くても中は生きており春には力強く芽吹くことができます。
もう一つは冬の乾燥や寒さで先端がダメージを受けている可能性です。
もし頂芽が枯れていたとしてもその下で赤く準備している側芽が代わりに新しい葉を出して成長してくれます。
芽吹きが遅いといわれる山椒ですが、この赤と黒の芽がこれからどう変化していくのかじっくりと観察していきたいと思います。
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