人間は進化によって文字と言語を手に入れた。
代わりに心の目や耳を失なってしまった。
でも確かに今でも存在している。
どんな言葉や文章で伝えても、
心の目で観て心の耳で聴いている人が。
その存在を忘れてはいけない。
その人の関心事は言葉や文章なのではなく、
どんな心模様なのかということだ。
言葉でどんなにポーズを決めても、
人は何時も正直に心模様を表示している。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。
自己利益を優先して主張しあうのは、
交渉ではなく抗争である。
賢者は争いを回避し利益を得ることに尽力する。
相手の意思を優先しながらも自分の利益はしっかり確保する。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
思惑と異なり最悪の結果を引き起こす。
これがその場だけの邪念の成す報いである。
最高の結果は常に志に伴う最善の戦略に宿る。
最善の戦略を用いる者が勝ち、
戦略無き者は負ける。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
近年のカスハラ(カスタマーハラスメント)被害の拡大を受けて東京都は全国に先駆けて「カスハラ防止条例」を今年度内にも施行する動きをとっています、これまで多くの被害相談を受けての動きですが思った以上に素早い動きに近年の社会情勢を見て取れます。
このカスハラ(カスタマーハラスメント)とはショップ販売員などに対する顧客の行き過ぎた行為や要求を指し、コンビニエンスストアや飲食店、また銀行や証券会社の窓口担当者に対して執拗な苦情や土下座の要求などを行う行為をいいます。
これらの行為により心身的苦痛から退社したり酷い場合は入院に至るケースもあり、そうでなくても人手不足で悩むコンビニエンスストアや飲食店などでは重大な営業妨害であり当然利益も失われることになります、つまり東京都はこうした経済に負の効果を齎す行為を阻止しようということなのです。
東京都が先駆けて施行すれば全国に広がるのは必至で都道府県別の条例ではなく国の新法として国会で論議することになると思います、条例では罰則は設けずに既存の刑法の範囲で対応できるとしていますが他のハラスメントと合わせ技での新法が必要な時期に来ているのだと思います、それにしても中央政治は地方政治に比べて動きが常に鈍いと感じる昨今です。
光があるから影は存在でき、
影があるから光は存在を認識される。
フォローする者がいるから、
前線で活躍できる者が活躍できる。
前線で活躍する者がいるから、
フォローする者が評価される。
慰める者がいるから厳しく教育でき、
厳しく教育する者がいるから慰めの価値がでる。
攻めるだけでも駄目、守るだけでも駄目。
双方が揃って始めて意味と価値が出る。
褒めるだけでは人は弱くなり、
厳しいだけでも人は育たない。
何事も陰陽バランスが肝要である。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。