「昨今のカップラーメンは安価で世界中の味が日本に居ながらにして楽しめる」、その存在価値を最大限に評価しているグルメレポーターの記事を読んでもの凄い違和感を感じたことがあります。
いろんな国に行っている人には直ぐ解ることですが正直どんなにその国の定番料理に似せた味であっても本物とは雲泥の差です、味だけではなく麺の食感も香りも全てが別物です。
食のレポーターという肩書きを持って記事を書くなら少なくても世界中の本物の味を確認してからにしてほしいと思ってしまいます、日本に居ながらにして世界の何が解ると言うのでしょう。
私はカップラーメンを酷評しているのではないのです、カップラーメンにはカップラーメンとしての価値があると思うのです、それはその国の定番の味を楽しめるところではなく安価で手軽にその国の味の特徴や趣向を味わえるという価値なのです。
そのものの味と味の趣向では大違いです、そこをごちゃまぜにしたら駄目なのです、安いものには安いものなりの価値をしっかり見極めて判断しないといけないのです、カップラーメンは何をしてもカップラーメンであってどんなに頑張っても本物にはなれないのです。
どんなものにも価値が有ります、動かなくなったポンコツでも偽物にでもです、それぞれの価値をしっかり正解に判断して向き合う事が重要だと思うのです、そしてどんな人にもしっかりと存在価値は在るのです、ただ自分では正確に把握できないだけなのかもしれません。
成功する人とは自身の価値を自身と正面から向き合って正確に把握できている人なのだと思うのです、だから自身の価値を100%活用しビジネスに適応できるのです、そして少なくても他者との比較はそこにどんな理由があろうが意味も無い取るに足らない行為だと思うわけです、自身の価値を正確に知って最大限に活用できること、それが最も幸福な状況だということです。
大いなる夢を抱き行動を開始する。
天はこの瞬間に多くの試練を課してくる。
一つの試練を見事クリアする。
天は更なる大きな試練を浴びせかけてくる。
試練は、何段階にも渡り大小繰り返される。
一度でも試練に挑戦したら逃げることはできない。
逃げたら今までの全てを失うことになる。
繰り返される試練を継続してクリアするしかない。
その覚悟が無いなら挑戦などしないほうがよい。
試練をクリアした後に爽快感が得られないときは、
必ず次の更に大きな試練が浴びせかけられる。
試練をクリアした後に心地よい爽快感に包まれるときは、
それが当面の最後の試練に違いない。
しばらく安心して眠るが良い、
忘れた頃にやってくる極めつけの試練に備えて。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。
空想は笑えるが幻想は笑えない。
空想によって明るい未来は到来するが、
幻想は悲惨な末路が待っている。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
自分がこの世からいなくなったら、
何人の人が惜しんでくれるだろうか?
常にこれをイメージしていれば、
まともで正しい生き方ができるだろう。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
3年前に12年ぶりの事業家に戻り事業家恒例の国内外のベンチャーキャピタル数社と会談していますが、日本のベンチャーキャピタルは世の中が大きく変化しているのにこの十余年で何も変わっていないことにはちょっと驚きます。
これだけ世の中の状況と価値観が変わり十数年前とは明らかに異なる分野が急成長を遂げているにも関らず相変わらずの安定成長期のままの投資スタンスと姿勢です、香港やシンガポールのベンチャーキャピタリストは非常にフレンドリーに接してくれますが、いざ会議に入ると詳細に技術やマーケティングを精査し納得すれば「是非、投資させてほしい」という姿勢に変わります。
そしてプロジェクトの一員としてマーケティングサポートを行い次世代商品に関する意見交換を積極的に求めてきます、ベンチャーキャピタルとはそもそも銀行ではないのです、リスクヘッジを重んじるのではなくて自らリスクを背負ってハイリターンを狙うビジネススキームなのです。
そしてどんなにバックに大手企業のスポンサーがいようがAIやブロックチェーンなどの新分野のIT企業と真に付き合って行きたいのならまずはスーツを脱ぐことです(物理的にも精神的にも)、杓子定規な姿勢では未来志向のIT企業の考えている事など理解できるわけがありません。
「審査担当が元々IT技術者なので、技術的に確かな目利きができるのが強み」と言われても何の根拠も見い出すこともできません、今の時代にサラリーマン技術者の廃れた過去技術の思い込み思考で未来の新分野技術と考案者の思想を正確に計れるわけがないのです。
ビジネスに外見は無関係と思われるかもしれませんが外見は確実に行動と思考を変えます、ラフなものを身に着けていると自由な発想になることなど多くの人が実感できているはずです、にもかかわらずそれを行おうとしないところが「善くも悪しくも、やっぱり日本のサラリーマンなんだな」と思うところです。
先の香港やシンガポールのベンチャーキャピタリストでスーツ姿の人は皆無です、投資先の技術者とフレンドリーに付き合わなければ本質的なものが見えてこないことを解っているのです。
今や購入も投資もP2P取引(当事者同士の直接相対取引)の時代です、不動産購入から第三者割当増資的な資金調達もネットで直接行える時代です、旧態依然の恐竜は地球規模での大変化の時代には生き残れないのです。
私のような幾許もない老兵だってこうして時代に合わせて日々変化順応しているのです、企業だけではなく老若男女問わず世の中の変化にもっと敏感になってほしいと思うのです。