
代表のオフィスの畑で雑草とともにたくましく可憐な花を咲かせています。
草丈は通常60~200cmほどになり、生育環境が良いと2m近くまで直立して大型に生長する非常に見応えのある多年草です。
太く地中深くへと真っ直ぐに伸びる直根性を持ち、根が傷つくと回復しにくいため、成長してからの移植を極端に嫌うデリケートな一面があります。
茎は丸い円柱形で直立し、表面には細かい毛が生えていて、主茎からは多数の側枝を盛んに分岐させて横方向にもボリュームたっぷりに茂り、茎に対して互生(互い違い)に葉をつけます。
葉は6~8cmほどの大きさで、全体的に丸みのある愛らしいハート型をしており、手のひらのように浅く5~7裂する形が特徴です。
初夏から夏にかけては、葉の付け根から花柄を伸ばし、直径3~5cmほどの美しい5弁花を次々と咲かせます。

薄紅色の花弁に濃い紫色の筋が放射状にくっきりと入る姿はひときわ目を引く美しさです。
花の後には、タイヤや6Pチーズを思わせる扁平な円盤状のユニークな実をつけ、乾燥するとバラバラに割れて種子を散らします。
園芸やハーブの分野では「コモンマロウ」とも呼ばれ、乾燥させた花にお湯を注ぐとアントシアニンの作用で鮮やかな青色のハーブティー「マロウブルー」が楽しめます。
美しい花を愛でるだけでなく、淹れたお茶の色が変わる魔法のような体験も提供してくれ、暮らしが豊かになる素晴らしいハーブです。
学名:Malva sylvestris
分類:アオイ科ゼニアオイ属
開花時期:5~8月

代表のオフィスの石垣から力強く生えてきてしまっています。
草丈は1~1.5mほどに達し道端や藪に自生する非常に強健な多年草で、地中を這うように横へ伸びる地下茎を持ち旺盛な生命力で繁殖します。
木質化するような幹は存在せず、ほとんど枝分かれもせずに太い主茎が1本だけ真っ直ぐに直立して伸びるのが特徴です。
緑色をした茎の表面には短い毛が密生しており、その内部には非常に丈夫で豊かな繊維質が詰まっています。
葉は茎の同じ節から向かい合ってつく対生(たいせい)で、長さ10~15cmほどの卵形をしており先端が尾のように細く尖ります。
葉の縁にはギザギザとした鋸歯(きょし)があり、先端にいくほど粗くなるほか、両面に短い毛が密生しているため触るとザラザラとした独特の感触があります。
夏から秋にかけては、葉の付け根から淡緑色~クリーム色の個性的な穂状(すいじょう)花序を長く伸ばします。
雌雄同株(しゆうどうしゅ)で、上部には太く密に花がつく雌花序を、下部には球状の花がまばらにつく雄花序をつけますが、中には雄花序を持たない株もあります。
花後に実る果実はごく小さな倒卵形で、周囲に毛が生えた狭い翼(ひれ)を持つユニークな形状をしています。
名前の由来は、生育環境である藪に生えることと、かつて繊維を採るために栽培された「苧麻(マオ)」に似ていることにあります。
一見すると素朴な野草ですが、古くから人々の暮らしを支えた繊維植物としての逞しい面影を残す、知るほどに愛着が湧く植物です。
学名:Boehmeria longispica
分類:バラ目イラクサ科カラムシ属
開花時期:8~10月

代表のオフィスの大岩からすっと品よく生えています。
草丈は通常5~15cmほどと非常に小型で、適度な湿り気のある岩の隙間や古い石垣などにしっかりと着生して自生する常緑性のシダ植物です。
地表や地下を這う短い根茎から細いひげ根を多数伸ばして岩肌などに張り付き、根茎の先端には黒褐色の細かな鱗片が密生し、根茎から直接、葉柄を伸ばして美しい緑の葉を展開します。
葉は長さ3~10cmほどの卵状長楕円形で、2~3回羽状に深く細かく切れ込む複葉になり、ヒノキの葉に似た繊細な美しさを持っています。
薄く柔らかな草質で明るい緑色をしていますが、葉柄の根元に近い基部だけが黒褐色から紫褐色を帯びるのが興味深い特徴です。
葉の裏側の葉脈に沿って線形の胞子嚢群(ソーラス)をつけ、ここから胞子を飛散させて繁殖します。
名前の由来は、樹木のヒノキに似た葉を持つ「ヒノキシダ」の仲間であり、その中でも全体的に小型で葉が細かく小さい(小葉)ことによります。
どんな漢字を書くのだろうと調べてみると「小葉の檜羊歯」、名前の由来がわかると拍子抜けします。
学名:Asplenium sarelii
分類:チャセンシダ科チャセンシダ属

代表のオフィスの畑の農作物をむさぼっています。
体長は6~7mmほどで鮮やかな光沢を持つ一般的なテントウムシのイメージとは対照的にナスやジャガイモなどの葉を食べる草食性の昆虫です。
最大の特徴は体に細かい軟毛が密生していることで、益虫のナナホシテントウのようなツヤがなく表面はくすんだ黄褐色や赤褐色に見えます。
肉食のテントウムシがアブラムシを食べるのに対し、本種はナス科の植物を特に好み、葉の裏側から表皮だけを残して削り取るように食害します。
その食べ跡は独特で、葉に穴を空けず網目のすだれ状に残るため、園芸や農業の現場では「テントウムシダマシ」という別名で厄介な害虫として知られています。
名前の由来は左右の羽にある合計28個の黒い斑点にあり、学名の「vigintiocto」も「28の」という意味を持っています。
主に関東以西の温暖な地域に生息していますが、非常によく似た近縁種に、体長約8mmと少し大きく涼しい地域を好む「オオニジュウヤホシテントウ」も存在します。
外見だけで両者を判別することは非常に困難ですが、どちらもナス科の作物にとっては油断できない相手と言えます。
光沢のない体色や規則的な食害痕など、一見すると地味ながらも観察するほどに際立った生態を持つ生き物です。
学名:Henosepilachnavigintioctopunctata
分類:コウチュウ目テントウムシ科

代表のオフィスや本丸ロッジの庭のあちこちで好き放題生えています。
草丈は通常60cm~150cmほどですが、窒素分の多い肥沃な環境では2m近くに達することもある非常に生命力の強い一年草です。
直根性で主根が太く地中深くしっかりと根を張り、直立する丈夫な茎の表面には緑色に混じって赤紫色の縦縞が入ることもあります。
成長すると茎の根元付近が木質化して非常に硬くなり乾燥させると軽くて丈夫な杖として利用できるほどの強度を備えます。
主茎から多数の枝を出して横方向へも大きく広がり、三角形から菱状卵形をした葉を互生させます。
最大の特徴は新芽や若い葉の両面に「白い粉状毛」と呼ばれる透明な球状細胞が密生していることで、まるで白い粉を被ったように見える姿が白藜(しろざ)の名前の由来となっています。
夏から秋にかけては、茎の先端や葉の脇から円錐状に花序を伸ばし、直径1.5mmほどの黄緑色の小さな花を隙間なく密集して咲かせます。
花には花弁がなく5裂した萼(がく)に包まれており、花後には五角形の小さな実の中に光沢のある黒い種子を1粒結びます。
ユーラシア大陸原産で、古い時代に日本へ渡来した史前帰化植物と考えられており、若葉の粉が赤紫色になる変種は「藜(あかざ)」の名で知られています。
一見するとありふれた野草ですが観察するほどに興味深い生存戦略を持つ植物です。
学名:Chenopodiumalbum
分類:ヒユ科アカザ属
開花時期:8~10月