
葉は楕円形で光沢があり濃い緑色をしていて、品種によっては黄色の斑点が入るものもあります。
一年中葉を茂らせる常緑性で冬の庭の彩りとしても重宝されます。

花は小さな紫褐色で、その後、秋から冬にかけて鮮やかな赤い実をつけます。
この実は翌春まで長く枝に残るため特に冬の庭のアクセントとして人気があります。
雌雄異株で実をつけるのは雌株で雌株だけでは実つきがよくありませんが、近くに雄株があれば実つきがよくなります。
この赤い実には毒性があるので誤って口にしないよう注意が必要です。
日陰でもよく育つ丈夫な植物で病害虫にもほとんど悩まされることがなく、いわずと知れた日陰の庭の救世主で、代表が購入された本丸の庭にも数本植樹されています。
学名:Aucuba japonica
分類:アオキ科アオキ属
開花時期:3~5月
 
 

草丈は30〜80cmほどで、茎は直立または斜めに立ち上がります。
葉は掌状に浅く5〜7裂し縁には丸いギザギザ(鈍鋸歯)、表面にしわがあり全体に軟らかい毛が生えています。
初夏から夏にかけて薄紫色から紅紫色の小さな花を咲かせます。
花弁は5枚でそれぞれに濃い紫色の筋が入っていて、この筋が美しい網目模様を作り出し、花の形が昔の銭(ぜに)の形に似ていることから「銭葵(ぜにあおい)」と名付けられました。
花が終わると円盤状の果実ができ熟すと分かれて、一つ一つの形がチーズに似ていることから「チーズプラント」という英名もあります。
また、健康促進の特性が豊富であり、葉や花、根に含まれる粘質物(ムチン)が、のどの炎症や咳を鎮める効果があるとされていて、若い葉や花は食用でハーブティーやサラダに利用されます。
比較的育てやすい植物で道端や空き地で野生化していることもあり、代表のオフィスの庭もどこからともなく生えてきたりします。
その素朴な美しさと有用性から多くの人に親しまれています。
学名:Malva sylvestris
分類:アオイ科ゼニアオイ属
開花時期:5~8月
 
 

草丈は15~30cm程度と低く、地下茎を伸ばして地面を密に覆うことから、グランドカバーとして広く利用されます。
葉は長さ10~15cmほどの細長い楕円形で白や黄色や緑の縦縞が入りとても涼しげで、品種によっては葉に白い斑が入る「フイリチゴザサ(斑入り稚児笹)」があります。
日向から日陰まで幅広く適応しますが、葉の色を美しく保つには日当たりと水はけの良い場所が望ましく、特に斑入りの品種は日陰すぎると斑が薄くなることがあります。
代表のオフィスに自生しているものはとても良い環境のようで旺盛に広がりつつありますが、この場所での繁殖は期待していないので時機を見ながら剪定します。
草丈が低く小さな笹であることから「稚児(幼児)」に例えられて「チゴザサ」と名付けられました。
名前の通り「笹」の仲間でですが広い意味では「タケ」の仲間でもあります。
生命力が強く地下茎で増えるため一度植え付けると地面全体に広がりますが、繁殖力は本来の竹・笹ほどではなく、笹類の中では小型で生育の遅い部類です。
学名:Sasa pygmaea
分類:イネ科ササ属
 
 

葉は根元から放射状に広がり、株の中心からまっすぐに立ち上がります。
江戸時代から盛んに品種改良が重ねられ、品種が非常に多く、葉の形や斑(ふ)の入り方によって今では1,000種類を超えています。
花は夏に葉の間から短い花茎を伸ばし、クリーム色の花を穂状に咲かせます。
花の後には丸く光沢のある実がつき、秋から冬にかけて赤く熟して美しくなります。
直射日光を嫌うため、年間を通して明るい日陰や半日陰の場所が適していますが、代表のオフィスの庭では直射日光が当たるところでも育っています。
日本の気候との相性が良く、古くから観葉植物として栽培され、一年を通して青々とした厚みのある葉をつけ、万年変わらないことから「万年青」と名付けられ、縁起の良い植物とされています。
徳川家康が新年の縁起物としてオモトを床の間に飾ったという逸話があり、引越し祝いや新築祝いに贈られることもあります。
学名:Rohdea japonica
分類:キジカクシ科オモト属
開花時期:5~7月
 
 

日本のどの家庭の庭にもあるのではないかと思われるほどよく見かける樹木。
当然のように代表のオフィスのメインの生垣としても植栽されています。
日本に自生する落葉低木で庭木として非常に人気があり、春の花、夏の葉、秋の紅葉と、一年を通して美しい姿を楽ませてくれます。
樹高は1〜2mほどで枝が密に茂り樹形が整いやすいのが特徴ですが、代表からはしばらく放置の指示が。
なぜ放置するのかお聞きすると、このドウダンツツジの様子を観察することと自然樹形にするためとのこと。
このドウダンツツジは生垣として毎年剪定されていましたので、横に少し伸びて縦に伸びるという本来の枝ぶりではありません。
横にのびた徒長枝が道路側に伸びて近所迷惑になったこともあったとかなかったとか・・・。
当然、不自然となる形を代表は嫌います。
最終的には、樹高2mくらいまで伸ばして自然樹形になればその形を保つとのこと。
半信半疑のまま放置し自然樹形になることを愉しみに待ちます。

枝から垂れ下がるようにスズランに似た白いつぼ型の小さな花をたくさん咲かせます。
よく観ると、5枚の花びらがくっ付いて先端が外側に丸まり蜜を吸いに来た小さな虫たちの足掛かりになっていて、したたかな生き残り戦術も美しい姿です。
葉は小さく楕円形で夏は鮮やかな緑色で涼しげな印象を与えます。
秋になると鮮やかな赤色に紅葉し、特に日当たりの良い場所では見事な赤色となり庭を彩る主役となります。

↑ 11月下旬
名前の由来ですが、漢字で「灯台躑躅(ドウダンツツジ)」と書きます。
昔の照明の一つである3本の棒を組んで作られた「結び灯台」は先端が枝分かれしており、そこに油皿を載せ油で灯りをともしていました。
ドウダンツツジの枝がこの灯台の脚のように分岐する様子から名前が付けられました。
読み方は「トウダイ」が訛って「ドウダン」になったと考えられています。
学名:Enkianthus perulatus
分類:ツツジ科ドウダンツツジ属
開花時期:4〜5月