2025年9月27日 09:00
代表の本丸の敷地の隅にある樹高がやや大きめの柿の木。
釣鐘のような形をした大きな品種で一般的なもので300g〜400g、大きいものだと500g以上になることもあります。
渋柿の一種でそのまま生で食べることはできませんが、青果用は渋を抜いてから市場へ出荷されます。
不完全渋柿なので、干し柿にすると糖度が高くなりこってりとした味わいになります。
実は10月下旬から11月にかけて収穫されます。
名前の「百目」とは「百匁(ひゃくもんめ)」からついたといわれ、その通り100匁(375g)ほどの重さがあり、大きいものでは500gほどにもなります。
百目柿は各地で古くから栽培されてきた歴史があるため、地域によって様々な名前で呼ばれていますが、これらは品種的には同じ「甲州百目」になります。
岐阜県美濃加茂市蜂屋町などの蜂屋柿(はちやがき)、干し柿の「堂上蜂屋柿」の原料としても知られます。
ヘタを下にして置いた形が富士山に似ていることから愛媛県などで呼ばれている富士柿(ふじがき)。
関西地方(奈良、京都など)での名称の江戸柿(えどがき)。
関西地方(特に京都の市場)で渋抜き処理をされたものの代白柿(だいしろがき)。
学名:Diospyros kaki
分類:カキノキ科カキノキ属
開花時期:5~6月