2025年9月21日 09:00
樹高は1~2mほどになり大きな手のひらのような葉が美しいシルエットの常緑低木で日陰でもよく育ち晩秋に花を咲かせます。
葉は光沢のある濃い緑色で直径30cmにもなり通常は7〜9裂に深く切れ込んでいて、この葉の形が天狗の羽団扇に似ていることから別名「テングノハウチワ」とも呼ばれます。
花は白い小さな粒が集まって球状になり房状に他の植物が少ない晩秋の11月から12月に咲き庭に華やかさを添えてくれるのでとても重宝されます。
花の後には黒い小さな実をつけ冬の庭のアクセントとなり野鳥の餌にもなります。
非常に丈夫で日陰や半日陰でも元気に育ち耐寒性も高いためとても育てやすい植物ですが、葉や茎にはサポニンという成分が含まれ、人間やペット(特に犬や猫)が大量に摂取すると軽い中毒症状を引き起こす可能性があります。
名前のヤツデ(八手)の由来は、葉の切れ込みが手のように深く切れ込みが本来は八つあるわけではありませんが「八つ」に分かれて見え、「八」が「数が多い」ことや日本で縁起の良い数字とされる「末広がり」の縁起の良い数字であることからのようです。
日陰にも強く半日陰や日陰の庭でも元気に育ち病害虫にも強く手間のかからないなんとも優秀な植物です。
代表の本丸の敷地入口と玄関脇には旺盛に広がっております。
学名:Fatsia japonica
分類:ウコギ科ヤツデ属
開花時期:11~12月