2026年1月 3日 09:00
代表の本丸に数本植樹され旺盛に枝を伸ばしています。
樹高は15~20mに達する高木でまっすぐ縦に伸びる直立型で赤い実と葉の緑が美しいことから庭木としても人気があります。
根は比較的浅く広がる性質があり、幹は赤褐色で縦に細かく剥がれ、材は緻密で加工しやすく古くから工芸品や建築材として古くから珍重されてきました。
枝は密に分岐し樹形は整いやすく葉は常緑性の針葉樹で長さ1.5〜3cmの平たい線形の葉をつけ葉先は鋭く尖り裏側は淡い緑色をしています。
花は雌雄異株(雄株と雌株が分かれている)で目立たない小さな花を咲かせ、雄花は黄色で丸く雌花は緑色で小さいです。
実は9~10月に熟し種子の周りが赤くゼリー状の仮種皮(かしゅひ)に包まれた独特の形で甘く鳥が好んで食べます。
この仮種皮以外の葉、種子、樹皮にはタキシン系アルカロイドの毒性があり、特に葉や種子を摂取すると嘔吐や呼吸困難、重症の場合は心臓麻痺を引き起こす危険性があるので庭木として扱う際は注意が必要です。
名前の由来はこの木の材質が最も優れているとされ朝廷で位の高い人に献上する笏(しゃく:儀式用の細長い板)の材料として使われたことから「一位(イチイ)」という名前がついたとされています。
このイチイと似た木にキャラボクがありますが、キャラボクは雪の重みなどで枝が横に広がりやすくなった特性を持つ品種が選抜されたものであまり大きくならない1〜3mの低木です。
イチイ(一位)とキャラボク(伽羅木)はどちらも同じイチイ科イチイ属に属(キャラボクはイチイの変種とされることが多い)しますが、最も簡単な見分け方はイチイは直立型でまっすぐ縦に伸びる15〜20mになる高木で、キャラボクは横に這うように広がるあまり大きくならない1~3mの低木なので「イチイは縦キャラボクは横」と覚えると簡単です。
さらに細かな見分け方が枝の先端の葉のつき方で、イチイは葉が枝からV字型に開いてつく傾向があり、キャラボクは葉が枝の周囲に放射状にやや密につく傾向があります。
学名:Taxus cuspidata
分類:イチイ科 イチイ属
開花時期:3~4月