2025年9月20日 09:00
樹高は5〜10mほどになり幹の樹皮は不規則に剥がれ、独特のまだら模様(鹿の子模様)になるのが大きな特徴です。
葉は楕円形で縁に細かい鋸歯があり秋には美しく紅葉します。
4月から5月にかけて直径3cmほどの淡いピンク色の花を咲かせ葉とほぼ同時に開花します。
実は楕円形または球形で10月から11月に黄色く熟し、強い芳香を放ち部屋に置いておくだけでも楽しめます。
この実は生のままでは非常に硬く渋くて食べられませんが、のどの炎症を鎮める効果があるとされるかりん酒やシロップ、ジャムなどに加工されます。
比較的丈夫で育てやすいので無農薬で栽培できます。
カリンによく似た植物に「マルメロ」があり、見分けるポイントは果皮の綿毛(うぶ毛)の有無です。
カリンは基本的に楕円形で表面がツルツルで毛が生えていませんが、マルメロは西洋梨のように少しゴツゴツして果皮に短いうぶ毛が生えています。
代表が購入した本丸の敷地には立派になった木がありますが、昨年の実がたくさん落ちていて手入れが行き届いておりません。
これから徐々に手を入れていきます。
学名:Pseudocydonia sinensis
分類:バラ科カリン属
開花時期:4~5月