
つるの長さは数メートル〜10メートル以上に達し巻きひげを植物やフェンスに絡みつかせながら高く広く伸びていきます。
根は地下に白くて太い根茎(こんけい)を長く横に伸ばし次々と芽を出すので地上部を刈り取っても根が残っている限りすぐに再生する非常に厄介な性質を持っています。
つるは緑色で成長するとやや木質化することもありますが基本的には柔らかい植物で節から巻きひげを出し他のものに巻き付いて体を支えます。

葉は鳥足状複葉(とりあしじょうふくよう)で1枚の葉が5枚の小葉(しょうよう:小さな葉)に分かれその名の通り鳥の足のような形をし、見分ける最大のポイントとなっています。
縁には鋸歯(ギザギザ)が、表面には光沢があります。

花は直径5mmほどの散房状の花序(小さな平らな集まり)になって咲き、中心はオレンジ色やピンク色の花盤(かばん)と呼ばれる円盤状の部分があり蜜が溢れ出し、この蜜を目当てにスズメバチやアブがよく集まります。
実は直径1cm弱の球形で最初は緑色で熟すとツヤのある黒色になります。
関東地方などでよく見られるヤブガラシは「3倍体」という個体が多く受粉しても実をつけませんが西日本などに多くみられる「2倍体」の個体は実をつけます。
手入れが行き届かない家(庭を放置するほど忙しいあるいは余裕がない家)に生い茂ることから「ビンボウグサ」とも呼ばれ、逆に「根絶やしにできれば運気が上がる」なんて言われることもあります。
若芽は山菜として食用になりますがシュウ酸カルシウム(えぐみの原因)が含まれているためしっかりとしたアク抜きが必要です。

地下茎が1cmでも残っていれば再び再生できると言われるほど驚異の再生力を持っていて、代表の本丸やオフィスの庭で手を焼いています。
名前の由来は凄まじい勢いで周囲の樹木を覆い尽くし日光を遮って「藪(やぶ)を枯らしてしまう」ことから名付けれました。
学名:Cayratia japonica
分類:ブドウ科ヤブガラシ属
開花時期:6〜8月 ※夏の間ずっと咲き続けます

代表のオフィスの庭の石の間からいつの間にか生えてきます。
樹高は10〜15mほどに達する落葉高木で、根は地中深く広く張り、根の皮(桑白皮:そうはくひ)は生薬としても利用されます。
幹は灰色を帯びた茶色で老木になると縦に不規則な裂け目が入り枝は非常に柔軟で折れにくく若枝は淡い褐色をしています。
葉は形の変化が激しく卵形のものから深く3〜5つに裂けるものまであって縁には鋸歯(鋭いギザギザ)、表面には光沢がありカイコの唯一の食料として有名です。
花は雌雄異株(または同株)で小さな花が集まった尾状の花序を形成し、風媒花(ふうばいか:風によって運ばれる花粉で受粉が成立する花)で花びらがないためあまり目立ちません。
実は最初は白や緑ですが6月頃に熟すと赤から暗紫色になりマルベリーと呼ばれ甘みがあり食用(ジャムや果実酒など)になります。
※熟しても白いままの品種もあります。
非常に栄養豊富で、ビタミン、ミネラルのほか、抗酸化作用を持つアントシアニンなどのポリフェノールも含まれ、その栄養価の高さから「スーパーフード」としても注目されています。
日本に自生するヤマグワと非常によく似ていますが、マグワは葉の表面のツヤと雌花の花柱(雌しべの付け根)がほとんどない点で見分けることができます。
マグワ(真桑)は古くから養蚕(ようさん:カイコの飼育)で親しまれ、一般的にクワ(桑)と呼ぶ場合このマグワを指すことが多く、日本各地に「桑」の付く地名が多いのはかつて養蚕が盛んだった名残です。
学名:Morus alb
分類:クワ科クワ属
開花時期:4〜5月

代表のオフィスの庭に突如独特の形の斑入りの葉が生えてきました。
葉っぱの形から何かの芋かなと思っておりましたが成長するとその独特の形から何であるかすぐにわかりました。
水辺を好む「湿地性」と乾燥した場所を好む「畑地性」の2タイプがあり、草丈は30cm〜1m程度ですが湿地性の白い大型種は1mを超えることもあります。
根は地下に塊茎(かいけい)または根茎(こんけい)と呼ばれる肉厚の球根を作ります。
地上に見える茎のような部分は葉柄(ようへい)が重なり合ったものあるいは花を支える花茎(かけい)です。
葉は大きな矢じり形やハート形をしていて光沢のある濃い緑色が特徴ですが種類によっては葉に白い斑点が入るものもあります。

最も目立つ花びらのような部分は実は葉が変化した仏炎苞(ぶつえんほう)で中央にある黄色い棒状の肉穂花序(にくすいかじょ)に本来の小さな花が密集しています。
実は花が終わった後に小さな液果(ベリー状の実)を付け熟すと赤やオレンジ色になります。
名前の由来はギリシャ語で「美」を意味する「kallos」や仏炎苞が修道女の「襟(カラー)」に似ていることから名付けられたという説があります。
なお、和名はオランダカイウ(和蘭海芋)です。
サトイモ科特有のシュウ酸カルシウムを含んでおり全草が有毒で誤って口にすると口内や喉に強い痛み、腫れ、嘔吐などを引き起こすため小さな子どもやペットがいる環境では注意が必要です。
学名:Zantedeschia
分類:サトイモ科オランダカイウ属
開花時期:5〜7月

代表の本丸に数本植樹され旺盛に枝を伸ばしています。
樹高は15~20mに達する高木でまっすぐ縦に伸びる直立型で赤い実と葉の緑が美しいことから庭木としても人気があります。
根は比較的浅く広がる性質があり、幹は赤褐色で縦に細かく剥がれ、材は緻密で加工しやすく古くから工芸品や建築材として古くから珍重されてきました。
枝は密に分岐し樹形は整いやすく葉は常緑性の針葉樹で長さ1.5〜3cmの平たい線形の葉をつけ葉先は鋭く尖り裏側は淡い緑色をしています。
花は雌雄異株(雄株と雌株が分かれている)で目立たない小さな花を咲かせ、雄花は黄色で丸く雌花は緑色で小さいです。

実は9~10月に熟し種子の周りが赤くゼリー状の仮種皮(かしゅひ)に包まれた独特の形で甘く鳥が好んで食べます。
この仮種皮以外の葉、種子、樹皮にはタキシン系アルカロイドの毒性があり、特に葉や種子を摂取すると嘔吐や呼吸困難、重症の場合は心臓麻痺を引き起こす危険性があるので庭木として扱う際は注意が必要です。
名前の由来はこの木の材質が最も優れているとされ朝廷で位の高い人に献上する笏(しゃく:儀式用の細長い板)の材料として使われたことから「一位(イチイ)」という名前がついたとされています。
このイチイと似た木にキャラボクがありますが、キャラボクは雪の重みなどで枝が横に広がりやすくなった特性を持つ品種が選抜されたものであまり大きくならない1〜3mの低木です。
イチイ(一位)とキャラボク(伽羅木)はどちらも同じイチイ科イチイ属に属(キャラボクはイチイの変種とされることが多い)しますが、最も簡単な見分け方はイチイは直立型でまっすぐ縦に伸びる15〜20mになる高木で、キャラボクは横に這うように広がるあまり大きくならない1~3mの低木なので「イチイは縦キャラボクは横」と覚えると簡単です。
さらに細かな見分け方が枝の先端の葉のつき方で、イチイは葉が枝からV字型に開いてつく傾向があり、キャラボクは葉が枝の周囲に放射状にやや密につく傾向があります。
学名:Taxus cuspidata
分類:イチイ科 イチイ属
開花時期:3~4月

代表の本丸の梅林に旺盛にはびこっています。
長さは数メートルから数10メートルにまで伸びて周囲を覆い尽くすつる性の植物です。
根は細いひげ根を広範囲に広げ1年草なので冬には枯れますが成長期には土壌から水分と養分を効率よく吸収します。
茎は断面が四角形に近い形をしていて茎の表面に下向きの鋭い刺(とげ)が密生していることでより他の植物に引っかかりながら高く登ることができ素手で触ると皮膚を切ってしまうこともあるほど鋭利です。
主茎は葉の付け根(葉腋)から分枝し、さらに横へと広がっていきます。
小さい頃は痛くて厄介な植物だなぁと思っていましたが、今になってはさらにわずらわしい植物だと感じています。

葉は対生(茎の同じ高さから左右に向かい合って生える)で形は掌状に5〜7つに深く裂けており見た目はモミジやヤツデの葉を小さくしたような形をしていて、葉の両面にも硬い毛が生えており触るとザラザラしています。
花は雌雄異株(しゆういしゅ)で雄花と雌花が別の株に咲き、雄花は黄緑色で円錐状に集まって上向きに咲き大量の花粉を飛ばします。
雌花は花粉を受けるために下向きに垂れ下がり、紫色の鱗片(りんぺん)が重なったような独特の形をしています。
雌花が受粉すると松かさのような形をした果穂(かすい)になり、小さな種子が詰まって秋が深まると茶色く熟します。
ビールに使われるホップ(セイヨウカラハナソウ)の近縁種であるため実の形が少し似ています。
名前の由来は茎が非常に丈夫で「鉄(カナ)」のように強く「草むら(葎:ムグラ)」を作って生い茂ることからこの名がつきました。
道端や荒地などでよく見かける非常に生命力が強いつる性の1年草でブタクサやヨモギと並んで秋の花粉症の原因としても知られています。
学名:Humulus japonicus
分類:アサ科カラハナソウ属
開花時期:8〜10月