
サツキやツツジの間からすくっと生えてきたヤシ?
関東地域でヤシが生える訳がないと思いながらもヤシ?って聞いてしまいます。
ヤシ科なので総称すれば間違いではないと思いますが、シュロを覚えてほしいです。
写真を撮っていると、代表のオフィスのお隣の棟梁が、
「寺の木だから抜いたほうがいいよ」
とアドバイスをくれます。
代表からもシュロは不要なので抜くようにと指示をいただき、
小さいのですぐ抜いて、(30センチくらいの小さいものは手で簡単に抜けます)
「自宅の庭にもよくあるシュロがなぜ寺の木なのか」と思いながら、帰って調べると、
『まっすぐで丈夫な幹は、寺の鐘を突く撞木(しゅもく)に使われます』
なるほど。
日本には、本州以南に自生するワジュロ(和棕櫚)と中国原産のトウジュロ(唐棕櫚)の2種類がよく知られています。
葉の縁が細かく裂けて垂れ下がるのがワジュロ、あまり垂れ下がらず上向きに立つのがトウジュロです。
写真の代表のオフィスの庭にあったのは葉が垂れ下がっていたのでワジュロ、私が子どものころよく見かけていたのもワジュロ。
そういえば、代表が所有していたイタリアンレストランで働かせていただいていた時、駐車場の真ん中に3m超のワジュロがあって、枯れ枝を刈り込んだのを思い出しました・・・。
今はどうなっているのか、少し気になります。
あと、春になると黄色い花が咲きます。
学名:ワジュロ(和棕櫚)Trachycarpus fortunei var.wagnerianus
学名:トウジュロ(唐棕櫚)Trachycarpus fortunei
分類:ヤシ科シュロ属
開花時期:4~6月
 
 

代表のオフィスの庭の手入れを手伝っていて、
冬に花壇の樹木と草花を一掃したのですが、
元々植わっていたスズランは今年も力強く咲き始めました。
宿根草の強さには驚かされます。
可憐で清らかで、控えめでありながらも強い存在感を放っている白色スズラン。
春になると細い花茎から垂れ下がるように、6~10個の釣鐘状の清楚な花を咲かせます。
甘く、上品で、特徴的な強い香りを放ち、香水の原料としても利用されます。
地下茎を伸ばして広がり、群生を作ります。
漢字は「鈴蘭」と書き、花の形が小さな鈴に似ていることから名付けられました。
日本で多く栽培されているのは、ヨーロッパ原産のドイツスズランですが、
在来種もあり、こちらは花茎が短く葉に隠れるように咲き、香りが少ないのが特徴です。
なお、スズランは有毒植物で、特に根と花、赤い果実には強い毒性があるので注意が必要です。
学名:Convallaria majalis
分類:キジカクシ科スズラン属
開花時期:5~6月
 
 

代表が昨年購入した物件の庭に植わっている石の隙間から広がるように咲いているシバザクラ。
かなり刈り込んでしまったので、花が咲くか心配だったのですが、
立派に咲きました!
グランドカバーで植栽されることが多いですが、石垣やガーデニングのワンポイントでも愉しめます。
草丈は、5~15cm程度と背丈が低いですが、横に30~100cmほど広がります。
花色は、紫、ピンク、白、赤、青、複色など、非常に豊富です。
春にサクラに似た小さな花を一面に咲かせることから「芝桜」と名付けられました。
英語ではほふくする姿が苔(Moss)に例えられ「Moss phlox」と呼ばれています。
学名:Phlox subulata
分類:ハナシノブ科フロックス属
開花時期:4~5月