
代表の本丸ロッジに梅の木に合わせて数本植樹されています。
樹高は3〜8mほどに成長する落葉小高木で、地表近くに細い根を横に広く張る浅根性の性質を持っているため、極端な乾燥や過湿には少しデリケートな一面もあります。
若い茎は瑞々しい緑色から次第に赤紫色へと色づき、成長した幹は暗い灰褐色で、表面に横向きの筋が目立つ味わい深い質感へと変化していきます。
葉が展開するのとほぼ同時に直径1.5〜2cmほどの可憐な白い5弁花を咲かせ、中心から長く突き出した多数の雄しべが繊細で華やかな印象を与えます。

初夏に実る果実は直径3〜7cmほどで、表面には桃のような産毛がなく、新鮮さを保つための「ブルーム」と呼ばれる白い粉に包まれているのが特徴です。
果皮の色は赤や黄、紫など品種によって実にバリエーション豊かで、爽やかな酸味と甘みが詰まった瑞々しい果肉は、夏の訪れを感じさせてくれる特別なご馳走になります。
短い枝に花芽を密につける性質があるため、春の花霞のような美しさと初夏の収穫の喜びをどちらも欲張りに楽しめる果樹です。
「桃に似ているけれど酸味が強い(酸い桃)」ことが名前の由来という説や、表面に産毛がない「素の桃」から名付けられたという説もあり、古くから「李(すもも)」の名で親しまれてきました。
学名:Prunussalicina
分類:バラ科サクラ属
開花時期:3〜4月

代表の本丸オフィスで前住民の方が植栽されたもので勢いよく生長しています。
樹高は1.5~5mほどに成長し、生育タイプによって「直立性」から「つる性」まで多様な仕立てを楽しめる非常に生命力豊かな落葉低木です。
宿根性で地中に太い根を張りシュート(ひこばえ)と呼ばれる勢いのある新しい茎を活発に伸ばして株を広げていく旺盛な繁殖力を持っています。
一般的な樹木のように一本の太い主幹を持つのではなく根元から複数の茎が束になって伸びる叢生(そうせい)という形になり、古い茎は年数を経るごとに茶色く木質化していきます。
野生種には鋭いトゲが密生しますが現在はトゲのない園芸品種が広く普及してます。
枝には2年サイクルという面白い性質があり、1年目に伸びた枝には実がつかずそのまま越冬し、2年目になった枝から出た側枝にようやく花を咲かせ、実を収穫した後にその枝は枯れて次世代へとバトンを繋ぎます。

葉は茎に対して互い違いにつく互生(ごせい)で、3〜5枚の小さな葉が集まった手のひらのような形をしており梅の花を思わせる白や淡いピンク色の可憐な5弁花を咲かせます。
1株でも実を結ぶ自家結実性があるため、手軽に収穫の喜びを十分に味わうことができます。
果実は小さな粒が集まった集合果で、最初は緑色、成長とともに赤色、そして完熟すると名前の通り真っ黒に輝き、アントシアニンの恩恵と摘みたてならではの甘酸っぱい芳醇な味わいを楽しませてくれます。
季節とともに移ろう実の色やダイナミックに伸びる枝葉の力強さは、豊かな驚きと充足感を与えてくれます。
学名:Rubus 属
分類:バラ科キイチゴ属
開花時期:5〜6月

代表の本丸ロッジの何の変哲もないところから奇妙な感じで突如生えてきました。
草丈は1.5〜2.5mほどに成長し、勢いのある株では3mに達することもある初夏の空へと真っ直ぐに伸びる非常エネルギッシュな草本です。
太い直根が地中深くへと真っ直ぐに伸びる性質を持っているため、一度根付くとその場所でどっしりと構え、移植を極端に嫌うという芯の強さを持っています。
天に向かって垂直に伸びる茎は非常に太く、全体が星状毛(せいじょうもう)という細かい毛に覆われザラリとした力強い質感が特徴的です。
葉は大型で手のひらのように5〜7つに浅く裂けており、茎に対して互い違いにつく互生(ごせい)の姿が、その堂々とした佇まいをより際立たせています。

一番の見どころは、茎の上部に穂状に咲く直径6〜10cmもの大きな花で、下から上に向かって順番に咲き進んでいくという独特なリズムで開花を楽しむことができます。
花色も赤やピンク、黄、白からミステリアスな黒紫色までと驚くほど多彩で、一重や八重咲きといった豊かなバリエーションで華やかな表情を持っています。
葉がアオイ(葵)に似ていて茎が真っ直ぐ立つ姿から「タチアオイ」と言われ、梅雨入りの頃に咲き始めて頂上の花が咲き終わる頃に梅雨が明けると言われることから、季節を告げる指標となる「ツユアオイ(梅雨葵)」としても親しまれています。
花の後にはドーナツ状に並んだ種子を含むユニークな実をつけ、熟して乾燥するとパラパラと散ることで次世代へと命を繋いでいく、夏の訪れを象徴するパワフルな名花といえます。
学名:Alcearosea
分類:アオイ科タチアオイ属
開花時期:6〜8月

樹高は1〜2mほどに成長する落葉低木で2m超に達するものもあり、代表の本丸ロッジの庭で抜群の存在感を醸し出しています。
地下茎を伸ばし多数の芽を出し根元から何本もの茎が立ち上がる株立ち(かぶだち)という樹形でこんもりと生育します。
若い茎は緑色でビロード状の細かな毛に覆われていますが、年数を経た樹皮は黄褐色や灰褐色へと変化し縦に裂けて薄く剥がれ落ちる独特の質感が楽しめます。
枝の中心部には太い髄(ずい)が通っており、春から夏にかけて勢いよく成長し、冬には葉を落として休眠期に入ります。
最大の特徴は何といってもその大きな葉にあり、長さ・幅ともに6〜30cmに達する葉が茎を挟んで向かい合ってつく対生(たいせい)となります。
名前の由来は、この葉が柏(カシワ)の葉のように深く切れ込んだ形状をしていることにちなんでおり、秋には赤や深紅に美しく色づく見事な紅葉で目を楽しませてくれます。

枝先に15〜30cmほどの大きなピラミッド型の花(円錐状の花序)を形成し、一般的なアジサイとは一味違うダイナミックなシルエットを描き出します。
咲き始めの白や黄緑色から、時間の経過とともにピンクや緑へと色が変化していくグラデーションが美しく、一般的なアジサイとは異なり土壌のpH(酸性・アルカリ性)によって花色が変わることはありません。
花の後には水を蓄える小さなカップのような形をした実(蒴果:さくか)をつけ、この形状がアジサイ属の由来である「水の容器」に繋がっています。
学名の種小名にもオーク(カシワ)の葉という意味を持ち、豪華な花、個性的な葉、そして鮮やかな紅葉と、四季を通じて豊かな表情を見せてくれる北アメリカ原産の非常に魅力的な植物です。
学名:Hydrangea quercifolia
分類:アジサイ科アジサイ属
開花時期:5~7月

代表の本丸ロッジの庭でひっそりと育っています。
樹高は通常3~5mほどに成長する落葉小高木で、環境が良いと15mに達することもある非常に強健で日本の気候に馴染み深い樹木です。
若い茎は瑞々しい緑色をしていますが、触れるとわずかに角張った4稜(りょう)という独特の感触があり、成長すると灰褐色の樹皮に縦の網目模様が入る風格漂う姿へと変化します。
すっきりとした枝ぶりがその美しさを引き立て、葉は枝の節に2枚が向かい合ってつく対生(たいせい)で、秋には鮮やかに紅葉しますが、冬近くまで緑色のまま枝に残ることもあり季節の移ろいを長く楽しませてくれます。

直径0.8cmほどのとても控えめな淡緑色の花を多数咲かせますが、雌雄異株(しゆういしゅ)の傾向があるため、実を楽しむには雌株を選びます。
四角く膨らんだ淡紅色の実が4つに裂け、中から鮮やかな赤橙色の種子が顔を出す姿はまるで木に宝石が実ったような華やかさです。
この実が割れる様子を繭(まゆ)に見立てて「繭実」と書く説もあり、その美しさに誘われて野鳥が集まりますが、人には毒性があるため誤食には注意が必要です。
「真実の弓の木」を意味する真弓(まゆみ)という名前は、その材が緻密で非常にしなやかな性質を持ち、古くから最高の弓の材料として重宝されたことに由来しています。
強靭な生命力と、秋を象徴する鮮烈な実の美しさを併せ持つ非常に魅力的な植物です。
学名:Euonymus sieboldianus
分類:ニシキギ科ニシキギ属
開花時期:5~6月