
別名「セイヨウキヅタ」、漢字で「西洋木蔦」、日本語ではすぐにイメージがわきません。
もしかしたら、「アイビー」が最もイメージがわくのではないでしょうか。
実は、ヘデラもアイビーも同じ植物を指します。
ヘデラはキヅタ属の植物の学名で、アイビーはツタの英語名です。
非常に丈夫で観葉植物として広く親しまれている典型的なつる植物です。
この画像は、代表のオフィスの庭にあるヘデラ・ヘリックス。
春先から秋にかけて、旺盛な緑色で庭に活力を与えてくれます。
世界中で最も多くの園芸品種が作出されている植物の一つと言われ、その品種は多岐にわたります。
学名:Hedera helix
分類:ウコギ科キヅタ属
開花時期:10月頃

代表のオフィスの庭の石垣あるマツバギク。
シバザクラとともに春のグランドカバーに彩りを与えています。
漢字では「松葉菊」と書きます。
その名の通り、葉が松の葉に、花が菊に似ていることから名付けられましたが、キク科の植物ではないのです。
葉は細長く多肉質で、花の色は鮮やか、赤、紫、ピンク、白、黄、オレンジなどがあります。
日当たりが良いと花が開き、夜間や曇りの日、雨の日には閉じる性質があり、実際夕方になると花が閉じてくるので、面白いなぁと思いながら観察しています。
茎は地面を這うように成長するので広い範囲の緑化に適しており、グランドカバーや石垣、ロックガーデン、斜面の緑化として非常に人気があります。
もちろん、鉢植えやコンテナで育てて、花を間近で楽しむこともできます。
学名: Lampranthus spectabilis
分類:ハマミズナ科マツバギク属
開花時期:4~6月

漢字で「紫蘭」と書きます。
その名の通り、美しい紫色の花を咲かせることに由来し、繊細で上品、そして少しミステリアスな感じもします。
茎を伸ばして、ラン特有の形をした紫色の花を数個咲かせ、ほのかに甘い香りがします。
東アジア(日本、台湾、中国)に分布し、やや湿った岩の上や林などに自生し、
丈夫で育てやすいため、初心者にもおすすめのランで、古くから庭植えや鉢植えで親しまれてきました。
地植えであれば、代表のオフィスの庭のように、放置していても毎年元気に繁殖していきます。
学名:Bletilla striata
分類:ラン科シラン属
開花時期:5~6月

春に星形のかわいらしい花を咲かせるハナニラ。
その名の通り葉を傷つけるとニラのような匂いがするのが特徴です。
花が咲けばわかるのですが、代表のオフィスの庭には同じような葉の植物があるので、よく見ないと見分けがつきません。
ハナニラは主に観賞用として、花壇、鉢植え、グランドカバーなどに利用されます。
花びらは6枚で星のような形をしていて、色は薄青紫色が多いですが、白、ピンク、青紫色、黄色などのバリエーションがあります。
とても丈夫で、繁殖力が強く、手入れが比較的簡単なため、球根でどんどん増やせます。
また、球根には、人間、犬、猫に対して中程度の毒素が含まれているので注意が必要です。
なお、ハナニラと食用ニラは全くの別物です。
学名:Ipheion uniflorum
分類:ヒガンバナ科ネギ亜科ハナニラ属
開花時期:3~5月中旬

サツキやツツジの間からすくっと生えてきたヤシ?
関東地域でヤシが生える訳がないと思いながらもヤシ?って聞いてしまいます。
ヤシ科なので総称すれば間違いではないと思いますが、シュロを覚えてほしいです。
写真を撮っていると、代表のオフィスのお隣の棟梁が、
「寺の木だから抜いたほうがいいよ」
とアドバイスをくれます。
代表からもシュロは不要なので抜くようにと指示をいただき、
小さいのですぐ抜いて、(30センチくらいの小さいものは手で簡単に抜けます)
「自宅の庭にもよくあるシュロがなぜ寺の木なのか」と思いながら、帰って調べると、
『まっすぐで丈夫な幹は、寺の鐘を突く撞木(しゅもく)に使われます』
なるほど。
日本には、本州以南に自生するワジュロ(和棕櫚)と中国原産のトウジュロ(唐棕櫚)の2種類がよく知られています。
葉の縁が細かく裂けて垂れ下がるのがワジュロ、あまり垂れ下がらず上向きに立つのがトウジュロです。
写真の代表のオフィスの庭にあったのは葉が垂れ下がっていたのでワジュロ、私が子どものころよく見かけていたのもワジュロ。
そういえば、代表が所有していたイタリアンレストランで働かせていただいていた時、駐車場の真ん中に3m超のワジュロがあって、枯れ枝を刈り込んだのを思い出しました・・・。
今はどうなっているのか、少し気になります。
あと、春になると黄色い花が咲きます。
学名:ワジュロ(和棕櫚)Trachycarpus fortunei var.wagnerianus
学名:トウジュロ(唐棕櫚)Trachycarpus fortunei
分類:ヤシ科シュロ属
開花時期:4~6月