ずばり、損得をお金で換算する人は成功しない。
「損して得とれ」の理屈も正確には理解していないだろう。
成功する人の損得思考は常に未来志向である。
信用や保証を得られればお金の損得はどうでもよい。
事実、お金が無くても常に好きな事がやれて、
毎日美味しいものを食べて愉しく生きているのだから。
損得をお金で換算する人は成功したことがないのだろう。
だから、何が人生で最も重要なのかも理解していない。
お金は追ったら逃げ、自分だけに留めたら腐る。
「お金は生き物」、そう考えたら解りやすい。
自由に旅をさせてあげれば仲間を連れて戻ってくる。
多くの人は今の自分の置かれた状況だけを観て、
そして他者の状況と比較し自身の幸福度を考えている。
正直、今の状況などどうでもいいことだ。
上昇トレンドに入ればあっという間に借金がゼロになり、
そして債権が増えお金が貯まるようになる。
逆に、今が経済的に潤い将来に何の不安もなくても、
下降トレンドに入ればあっという間に経済苦境に陥る。
重要なのは今の状況ではない。
今どんなトレンドが形成され、
そのトレンドのどの辺にいるかである。
そして常に上昇トレンドを形成するよう努力することである。
人気SF作家ダグラス・アダムスはニューテクノロジーに関して興味深い名言を残しています、それは「15歳までは自然なものとして受け入れ、15歳から35歳まではエキサイティングなものとして受け入れ、35歳を超えると不自然なものとして拒否する」というものです。
世の中にはよく調べもせずに新たなテクノロジー分野を懐疑的にしか見れない人が多数います、特に大手企業の現場担当者は殆どと言っても過言ではありません、したがって新たなテクノロジー分野での提案はボトムアップでは一蹴されて進めません。
共同事業主を求める際は代表に直接話しを持って行きトップダウンで進める必要があります、大手企業のトップと直接面談する、これが極めて困難でありITベンチャーがなかなか事業推進できない理由がここにあります。
では何故人は新たなテクノロジー分野を懐疑的に見るようになるのでしょうか、そこには脳のメカニズムが大きく関与しています。
長年ルーティング生活を送っていると右脳をほとんど使うことなく左脳のみで生活できるように脳が合理化していきます、新たなテクノロジーは左脳によってこれまでとは異なる思考が必要とする危険な対象だと認識されます、これによって無意識のうちに脅威と感じてしまうのです。
対して右脳が活性化している人は何歳になっても新たなテクノロジーにワクワク感を覚え取り込んでいこうとします、企業の代表の多くは常に変化する状況で適切な判断が要求されます、したがって年齢に関係なく右脳が活性化しており新たなテクノロジーを一蹴することもなく興味深く聞いてもらえるのです。
新たなテクノロジーを懐疑的に捉え一蹴するのは致し方ないことです、ただ懐疑的に捉える人に是非考えてほしいことがあるのです。
もしも自身を飛び越え代表が採用したとしたら、最初に一蹴した人はどのように代表から評価されるでしょうか?
大きなビジネスチャンスを逃したかもしれないし、例え水際で防げたとしても取り込むのに遅れた時間は戻ってはきません、これらはサバイバルを生き残る企業にとっては致命傷となることすらあります。
懐疑思考はどのような業界であっても極めてハイリスクな思考です、物事全て疑ってみるのは洞察する意味では善しとしても懐疑的に見ることは保身の極みでしかありません。
街の場末に民家を改造した小さなビストロがある。
メニューは「本日のコース」しかなく料理だけで1万円。
旬の食材を活かした料理で全てがシェフのお任せ。
何度か足を運ぶが同じ料理が出てきたことがない。
飲み物代入れて平均客単価はかなりの額になる。
全席予約制で1か月以上も予約が埋まっている。
こんなビストロ、どんな人が経営しているのだろう?
なんとオーナーシェフは靴製造会社の現役の会長。
料理好きの道楽で始めたビストロなのだそうだ。
ところで、経歴を誇るだけの料理人て何だろう?
料理は食べてみないと解らない。
そこに食材だの経歴などは無関係。
単純に美味しいものを気分良く食べたいからそこに行く。
プライドだの拘りだのを出しているうちは超三流。
結果が出なければ経験も技術もお飾りに過ぎない。
プロと言うなら現実を直視することだ。
料理に限らず全てのプロに言えることである。