「人の心が解る心の大きさ、人を悲しませない心のやさしさ、そして何事にも前向きに取り組む心もち、あなたは意識していますか? 当然のことができていないこともありますね、目にみえるものを磨くように、思いも磨いてみましょう」
経済シンクタンクで初の上場企業となった船井総合研究所の創業者、船井幸雄のこの重みのある一言は歳を増すごとに納得します。
多くの人は目に見える形の有るものは何らかの意識を持ちます、でも企業経営や人生にとって本当に大事なものは目に見えないものばかりです。
信用・信頼・愛情・思いやり、そしてそれらを総合して表す「人間性」、おろそかになりがちな目に見えないものに意識を傾けるようにしないと経営も人間関係も上手くはいかないのは当然です。
船井幸男は、晩年に突然のようにスピリチュアルや心理学に没頭しています、またそういう世界を別会社を創設し研究・支援しています。
天才科学者アインシュタインやラッセルも老後は目に見えない世界に没頭しました、「やりたいことをやってきた、そして名誉もお金も手に入れた、でも自分の自由にならなかったもの、それは人の心だ」といいます。
「心」とは何よりも尊いものです、成功者は「人の気持ちが解らない人」を相手にしません、そういう人と組んでも何事も上手くいかないことを熟知しているからです。
ビジネスは結果を求められる厳しい世界です、それだけに相手を優先する心を持って進めなければ何事も上手くいかないのは至極当然の結果です。
成功する人としない人の思考の差は、
僅か1%ほどでしかない。
しかしその1%は他の99%よりも大きく重い。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
どうやっても勝てないと思う人がいたら、
張り合わずに身内になることを考えよ。
こんな心強い人は他にはいない。
何故なら、憂いを意識せず平和に暮らせるのだから。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
言葉は7%しか伝わらないという研究結果が在る。
ただしそれはあくまでも一般論である。
誠意をもって正直に相手に本心をぶつける。
その魂が宿った言葉は相手の心の奥まで響く。
言葉では伝わらない?
伝わらないのは伝える人の伝え方の問題である。
魂が宿った言葉はたった一言で全てが伝わる。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。
「金がないから何も出来ないという人間は、金があっても何も出来ない人間である」
阪急電鉄創業者である小林一三の、成功経営者としての実に説得性のあるこの一言。
思っても何もしない人や実行しても成果の出ない人に多いのが、この「お金が無いから、やりたくてもできない」という言い訳です。
もし「お金が無いからできない」という人は、お金が有ってもできないときは別の「人がいないからできない」という言い訳を言うのでしょう。
成功する人に共通するのは、できない理由を求めるのではなく「できなかった事実を認める」という潔さです。
事実や結果を認めることから次に繋がる知恵が生まれます、逆に認めない人は進化しませんから同じことを繰り返します、結果いつまで経っても上手くいくことはありません。
そして、重要なのは「**が無い」という事ではなく、「できなかった」という結果事実です。
「できる人」は、それが無ければできない事であれば、無い物は何をおいても得ようと必死になります、お金でも人でも技術でも同じことです。
それを行うことができる人が結局全てにおいて事を進めることができる人、結果成功する人ということになるのです。
成功する人はできない理由を考えません、同じ時間を使って考えるならできる方法を考えることです。