「俺たちは考え直さなきゃいけない、マイクロソフトが敵か味方だという考えは捨てないと。 アップルが元気になる方が大事だ」
天才IT技術者スティーブ・ウォズニアクと共に、アップルを創業した一人であるスティーブ・ジョブズの世界の経営者に聞いてほしいこの一言。
アメリカ国家技術賞を受賞したスティーブ・ジョブズは、独特の哲学が仇となり一旦はアップルの役員を解任させられます。
その後、自身の哲学通りの製品を目指してでNEXTを立ち上げその成果を評価されて再度アップルに復帰した経緯があます。
その後は多彩な才能を発揮し、作家や投資家としても名を馳せました。
この一言は、IT業界を二分していたマイクロソフトを例に出してはいるものの低迷するアップル再建に燃えたジョブズの信念を感じます。
世の経営者に多いのが誰が味方で誰が敵かという関心事です、しかしこれを考えたところで内部の問題が解決することはありません。
味方か敵かという話題は平和の時の思考です、行き残りを賭けた困窮した状況で重要なのは生きるか死ぬかの問題が先決するのが当たり前なのです。
そんな、本末転倒な経営陣へ向けた痛い一喝がこの一言です。
結果が同じことなら楽しい方を選び、
結果が解らないことなら辛い方を選ぶのがよい。
ただし結果責任が取れないなら何も選ばないことだ。
万事、何かを選択した時点で責任が及ぶことを悟れ。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
例え夢が叶ったとしても、
志と覚悟が無ければその状況は絶対に継続しない。
一過性の夢の実現とは、
単なるエゴイズムの完成形に過ぎない。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
改革を志す者に恐れるものは何も無し。
全てを捨てる覚悟の改革なのだから。
邪魔する者は躊躇なく排除すること。
障害はぶち壊してでも乗り越えること。
改革に障害と難題は付きものである。
それすら対処できずに改革の二文字は無し。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。
「人の真似をするな、何を食ってもいいが自分のクソをしろ!」
本田技研工業(ホンダ)の創業者であり、生涯現役エンジニアを生き抜いた本田総一郎のこのユニークな一言は実に解りやすいです。
本田総一郎は社長でありながら常に現役技術者を通しました、訪ねてきた銀行員も作業員と間違えとんだ失礼をしてしまった逸話が残されています。
この一言は、社員へ「自分のアイデアで勝負しろ! どんな課題でも自分で食べて、消化させて出口まで導け!」ということを彼らしい表現を使って激を飛ばしたのです。
多くの起業家の過ちは入口戦略だけは立派で集客を必死にやっていることです、でも重要なのは何事も出口なのです、出口が無いのに入り口だけ広げたらどうなるでしょうか、結果が出ないのですからクレームの雨嵐に打ちのめされるでしょう。
事業とは何事も先ずは顧客の最終形である出口を用意しないとダメです、それから入口戦略を立てる必要があるのです。
もっと極端なことを言えば確実に保証できる出口を用意できれば集客など一切不要です、顧客は我先に勝手に集まってきます。
事実、過去から私の事業のほぼ全てにおいてこれといった集客活動は行っていません、それでもメールで商談が入ってくるのですから不思議です。
行っているのは事業概要と根拠をサイトで開示し毎日ブログを書き続けていることくらいです、それが私の目指す理想の事業家であり真の経営者ではないかと思います。