甘みが強く栄養価が高いマルベリー。こちらは「桑の実」です。
桑は蚕のエサとして栽培されたもので、野生化した桑の木が里山には点在しています。
正確には、実がたくさんつくよう改良品種した桑の木をマルベリーと呼んでいます!
生の桑の実はとても傷みやすいため流通品は皆無となっているのだそう。
冷凍の桑の実は期間は限られますが通販で手に入るようです、ただ養蚕業が衰退した現在はお値段がとっても高いです・・。
生のマルベリーは甘みが強いのが特長ですが、赤い実は酸っぱすぎてビックリします!黒くなった実がとても美味しいです!
そしてマルベリーのすごいところは、その美味しさだけでなく栄養価。とくにビタミンCや鉄分が豊富で、またカリウムはフルーツの中ではトップクラスの含有量といわれています。
アントシアニンやカルシウム、マグネシウム、食物繊維なども摂取できます。
なかなか手に入らない生の桑の実を毎日食べられるのは贅沢なことなのでとてもありがたいです。
こちらを毎日食べ続けていたら、最近肌が白くなったね、と言われることが増えました!
一般的には、赤から黒になる、と言われていますが、よく観察するともっと細かい色の変化を楽しむことができます!
ちなみに、代表は緑・白・黄色・オレンジ・赤・紫・黒、という七色に変化することから、レインボーベリーと命名しているようです。
東京のベランダ菜園で長らく楽しませていただいたこのマルベリーも、いよいよ本丸へお引越!自然界へデビューです!
どのように育つのか楽しみです。元気に大きくなりますように。
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千葉のイタリアンレストランの庭にビワの木があります!
一昨年までは、小さく糖度も少ない実しかならなかったのですが、
代表がビワの木の世話をしたところ今年は昨年よりも大きく、甘く、そして10倍以上の大量の実が成り驚きました!
昨年の夏、バキバキと豪快に成長の妨げになる枝を切り落とし、周囲で見ていたわたしはどうやってその枝を見分けているのか、本当にそんなに切って大丈夫なのか、ただ見ているしかなかったのですが・・そんな心配をよそにビワの木が元気に生まれ変わってしまったようです!
そのまま食べても美味しいビワですが、大量に採れたので、
一部はお店でシェフ手作りのデザートをお客さまに食べていただくことに。
残りはラボに持ち帰りジャムにして保存することにしました。
まずはビワの皮を剥き種を取り、実を取り出して4等分にします。
カットすると一気に黒くなっていきます。
これはミネラルが多く含まれる野菜や果物に起こる現象です!

そのまま水、黒砂糖、ハチミツを加えてトロトロと煮込みます。

煮込むこと30分。

暑いうちにビンに入れ密閉して完成です!
ジャムというとドロドロしたイメージですが、この実の形が残っているのが本来のジャムの形と言われています。
こちらがどんどん熟成して、実が柔らかくなりトロトロとしていきます。
少しだけ出来立てのうちに試食。
美味しい!美味しすぎます!!
自然の甘味とほのかな酸味が最高に美味しいです。
桃の缶詰の甘味を控えめにして、さっぱりさせたような味です!
これがさらに熟成していくとどうなるか楽しみです。

ちなみに作った鍋、ビワに含まれる酸の成分で酸化還元して綺麗になってしまいました!

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本日はサクラ茶です。
こちらのサクラの若葉をそのままお湯で煎じて飲むと、サクラの香りがとても心地よいです。
初夏の季節を感じられるお茶です!

枝の先の黄緑色の部分は、まだ若葉や幼葉で、柔らかく食しやすい部分です。
サクラの葉を生で食べる桜餅は、このまだ柔らかい若葉の部分を使用しています。
緑色に硬く成長した葉は味も濃くアルカロイドも強力ですので、絶対に生でかじらないようにしましょう。

サクラの葉は味が強いので、もし料理に加えるとしても本当にごくごく少し、です。
生でなく必ず加熱するかアルコールに浸してアルカロイドを抜いてからいただきましょう!

ちなみにこのサクラの若葉、お味噌汁にほんの少し加えるだけで一気に香り高い上品な味にかわります!
ダイコンの薄切りと合わせると本当に美味しいのです!

そのままお湯で煎じても美味しいサクラ茶ですが、今回は信州でよく作られているというサクラ茶作りをしてみました。
通常のお茶作りといえば干して乾かしますが、サクラの葉は置いておくとすぐに黒く変色してきます。
豊富に含まれるカテキンのためです。
そこで信州ではこのサクラの葉を塩で漬ける形にして、より長い期間サクラの葉の味を楽しんでいるそうです。
塩で漬けることでもアルカロイドは抜けますので理に適っていますね!
新芽と若葉の部分だけを使って作ります。
このサクラ茶はお茶だけでなく食材としても使用できます。
作り方は、沸かしたお湯に塩をたっぷり入れて注ぐだけです。
表面の雑菌が死んで何時までも香りを楽しめます。
若葉がぎっしりと詰まっています!

現在漬けている最中ですので、試食&試飲が楽しみです!
この葉を1枚お湯に入れるとサクラ茶として長い期間楽しめるのです!
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3月下旬に庭で見つけたフキノトウの群生場所。(2025.3/27)

4月の訪問でフキ畑になっていました!(4/22)
まだ葉っぱは軟らかくふんわりしていて、茎は細いです!
ちなみに、フキノトウというとよく天ぷらなどにされるフキノトウの若苗がイメージされますが、↓写真右奥に見える花茎を伸ばし花の咲いたフキノトウの方が若苗よりも苦みが強く、こちらの方が好みだという方もいます!

こちらのフキを収穫することにしました!
少なくとも一つの株から茎&葉は2枚は残しておくこと、その際に外側の茎から採取していくことがポイントだと代表に教えていただきました。
また、葉が他の葉を覆って陽が当たらなくなってしまっている部分があれば、その覆っている葉から採取するように意識しました。
このフキは茎も細くて柔らかいので甘酢漬けにし、葉の部分はフキ味噌と佃煮にしました!

さらに5月の訪問では葉っぱも大きくなり、茎も太くなっていました!(5/13)
こちらのフキは、今度は茎の方を佃煮にし、葉の方を炒め煮にしました!

どれも本当に美味しくて、毎日食べ続けています!
その他、炊き込みご飯にしたりお味噌汁に入れたりなどもしています!
大量に収穫したので、あく抜きをして冷凍にすると長持ちして良いですね!

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