この春から庭や果樹園の管理やリノベーションの打ち合わせで本丸を何度となく訪れていますが来るたびに驚かされるような大発見があります、それは欲しいと思って何時かは植えようと考えていた多年草の野菜や果樹がいたる所で見つかるのです、前回は住居の脇の畑に遊ばせておいてはもったいないと考えいろいろな野菜を試験的に植えたのですが、その際に見つけたのが畑の隅にある梅の木の下に広がるミョウガの群生です。
オフィスの畑の脇にも広がっており昨年の夏にはザルいっぱいのミョウガを収穫できたのですが、その後のリノベーションの足場を組んだ際に踏みつぶされてほぼ全滅してしまい本丸に新しく株を植え付けようと思っていたのでこの発見はリアルタイムすぎて嬉しかったです、しかもオフィスの群生よりも大きくてりっぱな株がたくさん広がっておりかなりの量の収穫が期待できます。
同様に畑の脇に幾つかの果樹が果樹園とは別に植わっているのは把握していたのですが、全部梅だとばかり思っていたらそのうちの2本の実が梅よりも大きな実で表面がツルツルしています、信州で育った私には瞬間的に解りました、品種までは熟れないと解りませんが間違いなくソルダムかなにかのスモモの実です、今春にプラム・プルーン・アンズと梅の仲間をたくさん植えたのですが解っていたら植えなかったかもしれません、でもスモモの品種は多種あるのでおそらくダブってないでしょう。
こうしていろいろなフルーツが四季折々に収穫しては食べられるのはありがたいことです、そしてもう一つ枯れ木に絡まっていた蔓性の木は冬の時期には葉が全くなかったのでバラかブドウだと思っていたのですが6月に入り新芽が出てきてブラックベリーだと解りました、枯れ枝がすごく込み合っていたので来年には実が付くように復活させようと根本近くまで強剪定しました、かなり切り戻して若い緑色のシュート部分は実家に農地を持っているスタッフに挿し木用に持って帰ってもらいました。
春にはフキの大群生やハナダイコンなどの食べて美味しい野草類の発見があり今回は宿根性野菜と果樹2種、またシソは青シソも赤シソもいたる所で自生していますので春から秋までスリーシーズンいつでも収穫できます、これでも住居周辺だけで庭や果樹園の隅々まで探索できていません、また敷地一面に広がる庭に植えてある樹木のうち目立つ大きなものだけしか調査しておらず今後どんな樹木や植物を発見できるか楽しみでなりません。
大自然の中で暮らすということは大自然に生息する植物や動物との触れ合いも必ず付いてきます、動物では野鳥やカナヘビなどは当たり前ですが昆虫類も多数遭遇します、蟻や蚊に始まり蜂にバッタ類と子供の頃に草原や山で遊んでいた時のことを思い出します、もう見ることも無いだろうと思っていたキリギリスやトノサマバッタとの遭遇は興奮すら覚えました。
毎回お手伝いで参加する女性陣も昨年はカナヘビや蜂にかなりビビッていましたが今では慣れたのか平然としています、ただ蚊とブユだけは受け入れられないようです、今春も早々に蚊とブユの洗礼を受け意気消沈気味になっていました、私はというと子供の頃にいろいろな動物を飼っていましたのでどんな昆虫や爬虫類などの生き物が生息しているのか興味津々です、植物と同様にこの地に生息する動物も記録していきたいと思います。
ネットで調べてみるとこの地には意外にも絶滅危惧種の昆虫類が多いようで是非とも実際に見てみたいと思っています、この地に住むようになったらあちこちの山へ散歩がてらに探索したいと考えています、またビオトープを庭に造ろうと考えているので各種の爬虫類や昆虫類が生息していることは実にありがたいと思うのです、何故なら庭に池を作るだけでビオトープが完成してしまうからです、ちなみにビオトープとは自然の中にある池や沼などの水中と陸上の動植物の小さな空間を指しています。
東京でビオトープを行おうとすれば大きな水槽などで閉じた空間を創り人工的な池や自然を創り、そこにメダカや昆虫類を買ってきて放さないといけないのです、私はいつか自然の中で自宅の庭にビオトープを創りたいと思っていたのでまさに本丸はぴったりの空間なわけです、いままではここに生息する野草を気にしていましたがこれからは昆虫類にも注目することにしましょう。
購入から大規模リノベーションを経てオフィスに作り変えた拠点オフィスに先週末初めて一夜を過ごしました、慣れない環境でなかなか寝付かずスタッフとビールを飲みつつ談笑しようやく1時過ぎに寝付きました、この間何度か外にタバコを吸いに出たのですが物音が何も聞こえず本当に静かです、そして爽やかな清涼感のある空気が美味かったです。
翌日はスタッフと家具やカーテンの設置に什器のクリーニングなど徐々にオフィスとして使えるように細かな作業をしました、今後インターネットの整備やオフィス什器の設置などを行い遅くても来春からオフィスとして機能するようにしたいと思います。
別館はスタッフの宿泊施設です、東京から来るスタッフが寝泊まりできるようにオフィス同様に今後設備を充実させていきます、次回は数日間泊まってみようと思います、新しい環境に早くなれるように身体に「ここで暮らすんだ」ということを覚えさせるのです。
28歳で起業した当時私はある起業家育成塾に入っていました、その師匠から言われた言葉が今でも忘れられません、それは「お前は名を売ろうとするなフルーツ(実)を採ることを優先しろ」というものでした、当時の塾生の中には早々に各業界で名を馳せていた人が多数いて師匠からは私が悔しい思いをしているのではないかと思われていたのでしょう、ただ私はまったく他者の活躍には興味が無くマイペースにIT技術の腕を磨いていました。
さてそんな一件があって以来何かにつけて他者を「名を売る人か実を採る人か」と見るようになってしまいました、昔から政治に経済に名を売る人は多数います、でもその人が人生成功者になるかどうかはまた別次元の話です、事実SNSで名を馳せた人が数年で破綻し海外逃亡を繰り返し隠れるように生活している例も多数あります。
ところで上場企業は日本に4,000社超ありますが一般に名前が知られている経営者は何人いるでしょう、ほとんどの人は銀行や有名ブランドの会社でさえ経営トップの名前を知らないのではないでしょうか、本当にビジネスで成功している人は名も顔も一般には知られていないものなのです、だからどこに行っても普通の人のように振舞えるのです。
そして「名を売る」のと「名を残す」のとは別次元のものです、「本業で成功して実を採りその後に名を残す」、これが本当の人生成功者なのではないかと思うのです、政治や経済の世界で名前だけが独り歩きしているような人もいます、注目されるのがきっと心地よい人なのだと思うのですが逆に失敗した時の人生リスクは知られていない人の数万倍大きいです、「名か実か」、最近の社会情勢を見ていてふと思い出した言葉です。
このところ梅の話ばかりになってしまうのですが、結局今年は硬い若い青梅から完熟した梅まで計5回に渡り約80kg収穫しました、4回めと5回めだけで40kgで1日おいての収穫となり洗ったり加工したりの処理に2人がかりで2日もかかってしまいました。
完熟梅は生食でも食べられる希少な存在ですが日持ちがせず1日か2日で傷んで食べられなくなってしまいます、その意味で若い青梅のように1週間も放置できません、それでも買うことができない貴重な完熟梅を生食したり加工して長期保存可能にできたことは今後の良い経験となるでしょう。
若い青梅は種が未熟なので塩漬けにしたりピクルスにすると種を取らずに丸ごと食べることができるのでおつまみなどには最適です、また抗酸化や抗菌作用が優れているのでアンチエイジングのサプリになったり糠床のカビ防止などにも有益に使えます、更には若い青梅の梅酒が本当にさっぱりしていて美味いのです。
完熟梅は天然の海塩で漬けると柔らかいまろやかな味の梅漬けができます、買うと1粒100円ほどしますが毎年自家製を造れるのはうれしい限りです、しかも無農薬且つ防腐剤も入っていませんから安心してご飯のおかずに焼酎割に使えます。
梅を使った加工食もいろいろ造りました、梅酒・梅の塩漬け・梅ペースト・梅ジャムにシソを使った練り梅は絶品でした、今後こういったレシピなども研究していきたいと思います、中国では梅は長寿の薬として定着しています、なるほど調べれば調べるほど効能が素晴らしいです、梅で健康に長生き出来たら本当に素晴らしいことだと思います。