私は若い頃から一般的な社会人のヘアスタイルに比べてどちらかというとロング系のヘアスタイルでした、そして40代にオールバックに変更し還暦過ぎた頃から徐々にショートになり今では何とかオールバックにできるほどの長さになっています。
昨今では田舎でスローライフを愉しむにあたり髪の長さがどうも気になって仕方ないのです、特に真夏の暑い日に農作業などを行うとあっという間に全身汗びしょになります、こんなとき髪が短いと本当に楽です、冷たい水を頭からかぶってもタオルで軽く拭くだけで乾いてしまいます。
歳を取ったら何事も見た目よりも楽な方がいいです、服装もどんどんラフになっていきます、今では上下ともブカブカなルーズフィットなカジュアルにしています、着るにも楽だし動きやすいのが一番いいです、歳を取ると若い頃のように軽やかな動きはできません、ぴったりの服だと動きが制限され身体中の筋肉が凝るようになります。
昔「見た目を気にしなくなったら老人だ」と言われたことがあります、年寄りは年寄りらしく恰好よりも実質的に動くのに楽な方がいいと思います、そういえば社会人になって初めて夏場に帽子を被るようになりました。
強い日差しは目が焼けるように熱く感じ皮膚にもよくありません、暑い日でもスーツを着なければいけなかった若きビジネス時代を生きてきて「外見を気にするよりも心身の健康を考えた方がよい」と思うばかり。
大学時代に二度にわたるオイルショックを経験してきた私にとって現在の原油高はとても他者事ではありません、大学卒業時は第二次オイルショックで就職難の時代です、紙や石鹼などの生活用品が市場から消えたことも強い記憶として残っています。
そもそも80数年前に日本がアメリカに宣戦布告をして参戦したのもアメリカの日本に対するオイル封鎖施策がきっかけです、現代社会において原油不足は世界共通の死活問題なのです。
時々聞かれる「ガソリンの価格が上がっても車持ってないから関係ない」という言葉、これはとんでもない無知もいいところです、原油価格はガソリンや石油価格だけではなくほぼすべての生活必需品の価格に影響します。
食品も生活用品もすべての生産に石油が使われています、また合成繊維もプラスチックなどの化学素材も原油から作られています、更には無関係と思われる野菜の価格にも影響します。
野菜を育てるのに使うトラクターなどの農業機械類は軽油が使われますし、温室の暖房にも石油が使われます、またすべての産業で共通の問題が輸送コストがあります、ガソリン代が上がれば当然輸送コストが上昇し価格に反映されるのです。
他にも電気代も上昇し家計を直撃します、オイル離れというエネルギー革命が叫ばれて半世紀、いまだにオイルは生活するうえで必須の存在なのです。
今年は1月中旬より花粉が飛び始めており例年よりも早く花粉症の季節がやってまいりました、特に3月中旬からの勢いは過去最大ではないかと言われており私は外ではまともに目を開けていられないし、鼻水が止まらず花粉を常に意識しなくてはならない生活を余儀なくされています。
ところで私が花粉アレルギーを最初に発症したのは30歳代前半の春ごろ出張である地に行ったときです、急に目に違和感を感じて涙が止まらなくなりその後恐ろしいほどの目の痒みとくしゃみに襲われました、ホテルに戻って目を水で流したら少し落ち着きましたが翌朝今度は鼻水が止まらず喉の痛みと熱もかなり上がっているのが実感できました。
東京に戻りその足で珍しく病院に行きました、これまでに経験のない症状で何か変なウイルスにでも感染したのではないかという怖さが沸き上がったからです、診察の結果は花粉アレルギーということで人生で初めて花粉でアレルギーを起こすことを知ったわけです、その数年後にニュースなどで花粉情報が出るようになり花粉症が一般的に知られるようになりました。
私のアレルゲンとなる花粉は多くの人が引き起こすスギも例外ではないのですが特にハンノキとブタクサに強烈に反応するようです、季節的には早ければ毎年12月後半から4月中旬くらいまでで5月の連休を過ぎると急に楽になります、こんなことが30余年も続いているのです。
そして新たに判明したアレルゲンがあります、それはヒノキです、先日理想郷の本丸に植えられている約50本のヒノキのうち10本ほどを剪定した際に目に見えるほどの花粉が飛散しアレルギー症状を起こしてしまいました、2週間前にも剪定したのですがその際には起きなかったということは花粉がまだ飛散しない時期だったと推察できます。
ところで海外に行くと花粉シーズンにも関わらずまったくアレルギーを起こさず快適なのです、つい先日も台湾に行っていたのですが気温的には東京とほとんど同じでしたが花粉症状は全く現れず快適でした、そんな経験をしてしまったので寒さが厳しくなる頃から4月いっぱいまでは台湾で過ごそうかななんて考えたりします。
さて、ここ理想郷の地は私がアレルギーを引き起こすハンノキや先日判明したヒノキが多数自生している地で東京にいるときよりもひどい日がありました、他にも四季折々に数々の花が咲き乱れているのでどの花粉でアレルギーを起こしているのか解りません。
ただ私は前向きに捉えていて花粉アレルギーを寛解(かんかい)させるビックチャンスになるかもしれないと考えているのです、というのは私は子供の頃に卵と甲殻類アレルギーで全身に発疹ができ呼吸困難になるほどアナフィラキシーショックがひどかったのですが軍医だった父親の荒治療で中学に入るころにはほぼ寛解していたのです。
そんなわけでアレルギーはいつかは寛解することを身をもって体験してしまっているので前向きに捉えることができるのです、ビジネスもプライベートもそして病も逃げずに自分を信じて立ち向かう、子供の頃からきっとそんな逃げずに果敢に戦い続ける荒治療思考がしっかり身についてしまったのかもしれません。
26歳の時に大手外資系企業にヘッドハンティングによってフリーSEとして入社して以来海外出張が当たり前のようになりました、以来独立起業後もその波は消えず約50都市以上を行き来し最も多い海外都市は250回を超えます、そんなグローバル人生において老後の人生観にグローバルを意識しないはずはありません。
隠居の波が来たと思ったら突然のように降って湧いてきた人生で4度目となるグローバル波の再来でこのところは更に強く意識しています、海外のファンドから出資の話が持ち上がるや否や急ピッチでグローバル展開がスタートし現在では3ヶ国との取引が実現しています。
更にはあっという間に開発拠点が2ヶ国に誕生し新たにオフショアというグローバルビジネスも始動させました、そしてこういった施策は今後更に増えていくことになるでしょう、本当に海外での老後生活拠点もそう遠くないうちに確立するかもしれません、否こういった波は必ず一つの方向へ収束していくものです。
ところで海外の生活拠点の話を周辺にしていると必ず聞かれるのが「いくつも畑や果樹園が有って道楽でも植物をたくさん育てているのに長期間海外に行っている間はどうするのですか?」というものです。
でも私の人生すべてが成るように成ると考えているので常に不安を覚えることはありません、海外に行っている間に世話をしてくれる人を雇えばいいだけですから、人件費が嵩むというのであれば利益を上げればいいだけです、こういった発想は普通の人だったらおそらく出てこないかもしれません。
波が来たら抗わず素直に乗る、それを行うに必要なものは全て得る、何事も自然の摂理通りに事を進めるだけです、そして強い意識は必ず実現するのです、人生とは生きている間だけです、やりたい事はやれる時が来たらやりたいようにやるだけです、これが「人生を愉しむ」ということだと思うのです。
本丸住居のぶち壊しや床下の基礎工事が完了しいよいよ本丸住居の内装工事が始まるというこの期に及んで何と私の中に大きな違和感が湧き上がってきたのです、それは本丸は近代農業の研究・実験する場所になっても永住する場所にはなり得ないという感覚です。
理由はいろいろあります、一番は南側に小高い山があり冬場に朝日が差し込むのが極めて遅い時間帯になるということです、これは私が過去研究した陰陽五行思想に反しています、つまり健康などを含めて考えるに気の流れがよろしくないということです。
陰陽五行思想では生活するうえで最も良い環境として東と南側が開けており清い水の流れがあること、そして西と北側には山があることとしています、これは朝一番で日光が差し込み夕方には日光を遮り北風を防ぐために四季を通して考えるに最適な環境だということが解ります。
四季折々に何度も本丸に来ては日光の差し込みや風の向きなどを観察してきてこの冬に違和感の原因が一気に理解できたのです、そして少し北西側にずれたところにある家は南側の山の影響を受けずに朝日が日の出と共に差し込んでいます。
もし本丸のエリア拡大計画でその北西の家辺りまで買い込めるようならその辺りに住居を構えようと思っています、ちなみにその辺りには家がポツンポツンと建っており数年もすれば売りに出すかもしれません。
そんなわけで永住の住居にしようと考えていた本丸の住居は農業の研究・実験する施設と果実などの加工工場として使うように計画変更です、また休憩や気候の良い季節の宿泊所としても使えます、つまりここ本丸の地は圃場ということになります。
住居として使うのでないなら冷暖房効率を考えてのサンルームは不要となり床や壁も一般的な仕様となるので特注部分がなく工事もスピーディで安価になります、設備も全て拘りを捨て簡易なスタンダードもので充分です。
ということで本丸に永住したいと考えていた計画は一旦白紙になりました、ではいったい私の永住の住居はどこになるのでしょう、老後の生活環境を考えると意外な所に落ち着くのかもしれません、それは天の時が来れば解ることです、天はまだ永住の場所を決めるのは早いと言っているのですから、今はただただ天の声を素直に聞き受け入れるとしましょう。