2025年9月19日 07:00
最近の若い人は無駄な時間に関して強く意識しているようです、特に飲み会や社員旅行などを「タイパ(タイムパフォーマンス)が悪いと言っては参加を拒否する傾向があるのだそう、昔なら参加しなかったら先輩にこっぴどく叱責されたものですが昨今では強要はすべてハラスメントに当たるようで下手なことは言えなくなってきているようです。
私も実はほぼ強要された飲み会は大嫌いで社会人になりたての頃は嫌で仕方ありませんでした、意味のない会話に突き合わされて強引に飲まされ「イジメだ」と意識したこともあります、まあでも歳とともにタイパの悪いことも時に重要だと考えるようになります、話が重要なのではないのです要は付き合いの問題なのです、つまり進んで参加するかどうかの意識問題です。
世の中には無駄な時間や労働など幾らでも存在しています、でも本当にそれは無駄なことなのでしょうか、例えば意味が無いと思って付き合いで参加した飲み会で未来を決めるような出会いや自己業務のヒントが転がっていることが多々あります、私も45年のビジネス人生で幾多もありました。
その出会いやヒントは時間換算できません、1万時間かけても得られないかもしれないからです、要は常に世の中すべてがセンスの問題だと思うのです、つまり無駄事に関する感覚です、無駄を無駄に終わらせない姿勢と判断が肝要だと思うのです、そういう人は確実に時間と飲み代以上の利益を得られる人です。
この歳になると無駄事にこそ人となりが素直に表れるのだと思います、無駄事を無駄で終わらせない思考と無駄事に価値を見出すこと、これができれば少しは成功の文字が見えてくるのかもしれません、何歳になっても無駄事の向こう側を観るようにしたいものです。