理想郷拡大計画第一弾が一時中断となりましたがその間に第二弾での農地拡大計画が先に実現してしまいました、一昨日本丸の裏に広がる9筆2100坪の購入契約を締結しました、これで理想郷の地は一気に3倍となり約3000坪となりました。
ただ、これらの土地の半数は現在協会を通して他者に貸している状況です、つまり自分の土地なのに全ての土地を好き勝手に使えるようになるまで約5年ほど待たなくてはなりません、でもそれも全て計算に織り込んでの地位継承条件付きの契約ですので何らの問題もありません。
逆に広すぎる土地を今全部手に入ってもマンパワーの問題で多くを遊ばせてしまいます、そういった計画では農業委員会が認めず農地を確保することはできません、そこで現行の第三者への貸借契約を引き継ぐ形での早期契約締結となったわけです。
私は物事を実行する際には最終的なゴールを決めたら必ず長期計画で実行します、つまり無理なくゴールにたどり着く確実な計画を立ててから実行し、そして計画通りに粛々と準備を進めながらゴールに確実に近づいていく戦法を取ります、これが成功する方法だと45年間のビジネス経営を通して解っているのです。
今やるべきことは広い土地が全部使えるようになった際に何をして収益を確保するか、その為にはスタッフは何人必要か、それを実現する年間予算は幾らになるか、またその状況になるための研究実験とノウハウの蓄積を並行して実施していくのです。
そして私にとってはこれらの施策が最も愉しい時間なのです、この愉しい時間が長く続けばいいなと考えていれば5年などあっという間に来てしまうのです、思いたったが吉日とばかりに計画も準備も無く突っ走る人がいます、それはそれで良いとは思いますがゴールまでの道のりを愉しむという最も充実した時間は二度と帰ってはこないのです。
だからできるだけゆっくりとゴールにたどり着くのが尊いのです、そして辿り着いた時がまさに理想郷の完成ということです、ただし私にとっての完成は衰退の始まりでもあります。
だからずっと何かを行い進化を継続させ完成しないことを善しとする自分がいることを自覚しています、理想郷が留まることなくどこまで拡大し続けるのか今は私にも解りません、継続の中にしか答えは無いのです。
今年は1月中旬より花粉が飛び始めており例年よりも早く花粉症の季節がやってまいりました、特に3月中旬からの勢いは過去最大ではないかと言われており私は外ではまともに目を開けていられないし、鼻水が止まらず花粉を常に意識しなくてはならない生活を余儀なくされています。
ところで私が花粉アレルギーを最初に発症したのは30歳代前半の春ごろ出張である地に行ったときです、急に目に違和感を感じて涙が止まらなくなりその後恐ろしいほどの目の痒みとくしゃみに襲われました、ホテルに戻って目を水で流したら少し落ち着きましたが翌朝今度は鼻水が止まらず喉の痛みと熱もかなり上がっているのが実感できました。
東京に戻りその足で珍しく病院に行きました、これまでに経験のない症状で何か変なウイルスにでも感染したのではないかという怖さが沸き上がったからです、診察の結果は花粉アレルギーということで人生で初めて花粉でアレルギーを起こすことを知ったわけです、その数年後にニュースなどで花粉情報が出るようになり花粉症が一般的に知られるようになりました。
私のアレルゲンとなる花粉は多くの人が引き起こすスギも例外ではないのですが特にハンノキとブタクサに強烈に反応するようです、季節的には早ければ毎年12月後半から4月中旬くらいまでで5月の連休を過ぎると急に楽になります、こんなことが30余年も続いているのです。
そして新たに判明したアレルゲンがあります、それはヒノキです、先日理想郷の本丸に植えられている約50本のヒノキのうち10本ほどを剪定した際に目に見えるほどの花粉が飛散しアレルギー症状を起こしてしまいました、2週間前にも剪定したのですがその際には起きなかったということは花粉がまだ飛散しない時期だったと推察できます。
ところで海外に行くと花粉シーズンにも関わらずまったくアレルギーを起こさず快適なのです、つい先日も台湾に行っていたのですが気温的には東京とほとんど同じでしたが花粉症状は全く現れず快適でした、そんな経験をしてしまったので寒さが厳しくなる頃から4月いっぱいまでは台湾で過ごそうかななんて考えたりします。
さて、ここ理想郷の地は私がアレルギーを引き起こすハンノキや先日判明したヒノキが多数自生している地で東京にいるときよりもひどい日がありました、他にも四季折々に数々の花が咲き乱れているのでどの花粉でアレルギーを起こしているのか解りません。
ただ私は前向きに捉えていて花粉アレルギーを寛解(かんかい)させるビックチャンスになるかもしれないと考えているのです、というのは私は子供の頃に卵と甲殻類アレルギーで全身に発疹ができ呼吸困難になるほどアナフィラキシーショックがひどかったのですが軍医だった父親の荒治療で中学に入るころにはほぼ寛解していたのです。
そんなわけでアレルギーはいつかは寛解することを身をもって体験してしまっているので前向きに捉えることができるのです、ビジネスもプライベートもそして病も逃げずに自分を信じて立ち向かう、子供の頃からきっとそんな逃げずに果敢に戦い続ける荒治療思考がしっかり身についてしまったのかもしれません。
本丸住居のぶち壊しや床下の基礎工事が完了しいよいよ本丸住居の内装工事が始まるというこの期に及んで何と私の中に大きな違和感が湧き上がってきたのです、それは本丸は近代農業の研究・実験する場所になっても永住する場所にはなり得ないという感覚です。
理由はいろいろあります、一番は南側に小高い山があり冬場に朝日が差し込むのが極めて遅い時間帯になるということです、これは私が過去研究した陰陽五行思想に反しています、つまり健康などを含めて考えるに気の流れがよろしくないということです。
陰陽五行思想では生活するうえで最も良い環境として東と南側が開けており清い水の流れがあること、そして西と北側には山があることとしています、これは朝一番で日光が差し込み夕方には日光を遮り北風を防ぐために四季を通して考えるに最適な環境だということが解ります。
四季折々に何度も本丸に来ては日光の差し込みや風の向きなどを観察してきてこの冬に違和感の原因が一気に理解できたのです、そして少し北西側にずれたところにある家は南側の山の影響を受けずに朝日が日の出と共に差し込んでいます。
もし本丸のエリア拡大計画でその北西の家辺りまで買い込めるようならその辺りに住居を構えようと思っています、ちなみにその辺りには家がポツンポツンと建っており数年もすれば売りに出すかもしれません。
そんなわけで永住の住居にしようと考えていた本丸の住居は農業の研究・実験する施設と果実などの加工工場として使うように計画変更です、また休憩や気候の良い季節の宿泊所としても使えます、つまりここ本丸の地は圃場ということになります。
住居として使うのでないなら冷暖房効率を考えてのサンルームは不要となり床や壁も一般的な仕様となるので特注部分がなく工事もスピーディで安価になります、設備も全て拘りを捨て簡易なスタンダードもので充分です。
ということで本丸に永住したいと考えていた計画は一旦白紙になりました、ではいったい私の永住の住居はどこになるのでしょう、老後の生活環境を考えると意外な所に落ち着くのかもしれません、それは天の時が来れば解ることです、天はまだ永住の場所を決めるのは早いと言っているのですから、今はただただ天の声を素直に聞き受け入れるとしましょう。
理想郷構築の第一歩となった現在の理想郷オフィスは2年前からこの地へのリーディング拠点として機能してきました、当初は住居として使う予定でしたが新たな住居を購入した瞬間にオフィスとして使えるように計画を変更しました。
その結果、大幅なリノベーションとなり更には追加工事を3度も行いました、この背景には四季を通じてオフィス&宿泊施設として使うための理想的な生活環境を得る目的だったのです。
冷暖房機器を使わなくても夏は外よりもはるかに涼しく、冬は外よりもはるかに暖かくしたいという生活環境が理想的です、そのために床を断熱材で挟んだ2重構造にしたり外気と触れる掃き出し窓3面をサンルームにしたのです。
また使わない別館の玄関は2重ガラスのサッシに変え隙間を埋め太陽光を取り入れられるようにしました、壁も板を貼って2重化し冷暖房効率を高めました、そして四季を通じてその効果を測るために温度計をメインオフィスとして使う場所に設置し計測してみました。
真冬の最も寒くなる時期で冷暖房を全く使わなくても外気はマイナス10度であるにもかかわらずメインオフィスの部屋は3度です、エアコンをつけるとあっという間に暖かくなります。
ただメインオフィス空間は遮温効果は抜群ですが宿泊施設となる別館はイマイチです、それもそのはずで別館の床は手を入れず壁と天井はクロスを張り替えただけです、今後は別館の冷暖房効率を再検討しなければならないと考えています。
「完成は衰退の始まり」です、その信条からオフィスも住居も永久に完成することはないのです、「あの家はいつも工事をしている」、そう近隣の人に思われているうちは進化の過程だということです。
私の基本思考は物に関する事項に関しては究極のマキシマリズムを通しています、必要な時に必要なものがそこに無いというストレスから解放されるためです、しかし空間に関しては必要を感じなければ何も仕切らない何も置かないという空白の空間が実に居心地が良いのです、家は外壁と窓と玄関ドアだけで壁やドアなどは本当に無い方が気持ち良いとまで考えてしまいます。
その思考は庭に関しても同じで限られたスペースに空きが無いほどに植物が植えられた庭を見ると精神的に締め付けられるような気分になり大きなストレスを感じます、また私の大嫌いな「もったいない思考」や「貧乏くさい」に通じるものを感じてしまいどうも好きになれません。
ということで理想郷にあるオフィスや本丸の庭はゆったりとした空間を意識してゼロから作り直しています、木や石だらけだった庭が少しずつ自然な形に生まれ変わっています、庭は人工的に作り込まれた不自然なものではなく自然に溶け込むような情景が理想なのです。
その意味では作り込まれた園芸品種よりも雑木や山野草のような自然形を愉しめる植物が好きです、そして何もないクローバなどのグランドカバー植物だけの広いスペースがあると真に贅沢だなと感じます、スペースが有るから何かを植えないとという感覚は余裕の無さからくるような気がします、そんなイメージから人工的な植物の詰め込み庭が好きになれないのです。
ということでリセットした庭の各所はあえて手を付けずに放置しています、放置していてもあちこちで鳥や風に運ばれた種が芽を吹き気が付くと何種類もの樹木や草花が勝手に生え育っています、その中から好みで残したり移植したり伐採しながら5年ほどかけて理想とする極自然な庭が完成すれば最高です、人間によって作り込まずに自然が勝手に創出した庭、これも一つの私の中での理想郷なのです。