理想郷の地で生きた学び~何が起きても変じゃない時代の生きる知恵
2026年5月 1日 07:00
春になると多くなるニュースの一つに毒草を野菜や食べられる野草と間違えて誤食してしまったというのがあります、入院ならまだ良い方ですが亡くなってしまったニュースには心痛みます。
横道にそれますが、子供の頃は春になれば山菜摘みに秋になればキノコ狩りに近所の子供等と山に入りびたりだった私は食べられる野草と毒草はほぼ正確に見分けられます、ここ理想郷の地ではそんな子供の頃を思い出させてくれる懐かしい山菜や野草と多種出会います。
それらの味を思い出してはスタッフに実際に食べられる野草を食してもらっています、この裏には旬の味覚と食べられる野草を身体で覚えてほしいと思っているからです、高級料亭に行かなくても東京のデパ地下でお金を支払わなくても、ここには買えば高額な旬の高級天然食材が多数あるのです、そもそもそれを確認しての物件購入だったのですから。
話しは戻しますが、冒頭のニュースで私が大きな疑問を感じるのが見分けがつかなくて口に入れてしまったことは私にも多々あるので理解できますが、何故口に入れた瞬間に食べられない野草だと気づかないのだろうかということです。
子供の頃教えてもらったのは食べられる山菜に似ているけどはっきり解らないときには一口噛んでみるということです、毒がある場合は口の中がしびれるような強い苦みがあります。
逆に酸味やミネラルからくるエグ味のあるものは不味くても毒は無いと考えても良いと思います、ただしこれは一つの目安であり無味無臭の毒草もありますので注意が必要です。ちなみにエグ味とは赤ワインを飲んだ時に感じるギュっとくる味やクリやクルミの薄皮の舌にザラっとくる味です。
ほとんどの山菜や野草の毒の多くはアルカロイドの一種であり強い苦みがあります、山菜特有のミネラルやフィトケミカルに起因するエグ味とは全く違う味です、そしてアルカロイド類は過熱しても消えることはありません、つまり口に入れた瞬間はっきり解ると思うのですが何故飲み込んでしまうのか不思議です。
ただし強い苦みがある野草でもタンニンによるものは大量に食べなければ灰汁抜きすれば美味しく食べることができます、この辺は経験によるものが大きいと思います、アルカロイドの苦みとタンニンの苦みは経験者ならすぐ解るでしょう。
もう一つ不思議なことは庭で取れた山芋に似た根を誤食してしまったというのがあります、園芸植物の中には山芋にそっくりの太い根を作るものやヨモギにそっくりな強毒性の植物などが多数あります、試したことが無いのになぜこれを食べてしまうのでしょうか。
植物の毒は命取りになることがあります、思い込みで食べることは絶対にしないでほしいと思います、先の山芋そっくりの根はグロリオサという園芸種の根で切っても粘液でぬるっとして本当に山芋そっくりです。
また観葉植物で人気のクワズイモの幼苗はサトイモそっくりです、ケシの仲間の幼葉はヨモギそっくりです、欄の仲間の幼苗はニラそっくりです、植物は思い込みだけで絶対食べない、これに尽きます。
最後に怖い話になりますが昨年のニュースで買ってきたヤマイモの種芋に毒がある別種の芋が混じっていたのを解らずに育てて食べてしまったという事例もあります、これは誤食というよりも防ぎようもない悪質な事件です。
ただ経験に基づいた知識があれば植える前に解るし食べるときにも解ります、何事も身を守るのは経験から得た生きた知識が重要だということかもしれません、その意味においてスタッフには年間を通して天然の山菜や野草を身を以て教えているのです。
一寸先に何が起きるか解らない時代です、ある日突然サバイバルゲームの主人公になってしまうかもしれません、そんな時代は来ないなんていう保証はどこにもありません、戦争はまだしも自然の力による天災は避けては通れないのです。
ここ日本には多くの近未来に起きる大天災の種がたくさん在ることはほとんどの人は知っています、でもそれが来た時のことを考え今から準備している人は何人いるでしょうか、赤信号はみんなで渡っても危険なことに変わりはないのです、自分の身は自分で守ることに尽きるのです。