本丸が決まったことでリーディング拠点兼ラボ3号はオフィスとして機能することになりましたがオフィス化工事がようやく終焉しようとしています、残すは庭と直結している常用口のルーフと敷地をぐるっと囲むフェンスだけとなりました。
さて本丸が決まったことでオフィスに作ろうと思っていたオーディオ&ホームシアタールームですが、本丸のリノベーションによってもっと広い40畳ほどの空間が確保できそうなのでオフィスでと考えていた広い天然木で作った空間は体力維持のためのトレーニングジムにしようかと考えています、また老化防止の瞬発力を付けるために卓球台なども設置したいと思います。
というのも昨年夏からガーデニングや畑仕事で急に筋肉を使うようになって身体のあちらこちらに違和感が出るようになったのです、還暦超えて50肩などによって老後仕様に筋肉が変化した後に筋肉を使うようになり筋肉や神経が再度活性化しているようです。
医者曰く違和感はそのために起きる痛みや疲労感なのだそうです、ということで再度筋肉が活性化しつつあるのでこのまま維持させたいと思っています、一番駄目なのが筋肉を使ったり使わなかったりだそうで継続が重要だということですね。
道楽を愉しむのにも身体が元気でなければできません、まさかこの歳になって筋トレを行うようになるとは思いませんでしたが好きなようにガーデニングや農耕を行うためには必須条件だと思います、好きなことを行うに他者を頼る人はいないでしょうから。
今年はついに雪と氷を見ることなく春を迎えられそうです、私が東京に出てきて約50年で初めてのことではないかと思います、それほど今年の東京の冬は異常でした、なんとマイナスに一度もなっていないのですから。
また未来の安住の地の本丸や地方拠点となるオフィスの所在地も雪が降っても積もるほどではなく雪害はまったくありませんでした、というのも理想郷の地を決める一つのポイントに雪害を意識したからに他なりません、気温がマイナスになろうが雪が積もらない地であることが条件の一つでもあったのです。
その理由は子供のころに嫌というほど雪害を受けていたからに他なりません、特に小学校6年生から中学2年生までの3年間は父親の転勤で長野県北西部つまり新潟県寄りの地方に住んでおり雪が一晩で1メートル積もったなんて普通にありました、その際に朝早くから道路に出るための雪かきの手伝いをさせられ学校も午前中休校となり町全体で屋根の雪下ろしです。
交通事情も当時は今のように整ってはいません、交通手段はそりとスキーです、子供心に通学はスキーでそれはそれなりに楽しんでいたのは確かですが生活を考えると本当に大人は大変だったと思います。
そんな経験をしている私は雪の怖さ辛さを人一倍知っています、だから安住の地は絶対に降雪のない所と決めていたのです、現代では気温がマイナスになっても水道が凍ることもなく部屋の中は快適に暮らせる設備があります、交通さえ何とかなればどんなに寒くても生活するに困ることはありません、四季を通じて快適に過ごせるか、幾許も無い老兵の安住の地の条件としては必須だと思います。
先日のこと、安住の地でのリノベーションをお願いしている業者の1人に突然「社長、青春してますね~」と言われました、還暦を超えたら普通は終活ではありませんが身辺整理を考え始め新しいことを始める元気も無くなるのだそう、そういう意味で70歳を手前にして家を買ったと思えば自分好みに家も庭も大いに愉しんで作り変えています、このタフさが信じられないのだそうです。
更に別にもう一つ大きな物件も買って同じようにリノベーションやガーデニングなどの道楽を愉しもうとしています、そんな道楽ごとでまでアイデアを求めて相談してくる顔が元気で若々しく見えるのだそうです。
思えば26歳で外資系大企業のフリーSEになり28歳で独立起業、その後事業成長と投資家や株主への利益還元に社員の生活を優先させた責任と義務の40年間であり自分の生活とやりたい事は常に後回しになっていました、そしてようやくこの責任と義務から解放される時がきたのです、40年間に蓄積し肥大化した心理学上の鬱積概念である「es」が一気に表面化したとしてもおかしくないでしょう。
私の理想郷は完成することはありません、ずっと進化拡大させていくのです、きっと今回お世話になっている業者の人たちとは長いお付き合いになると思います、皆さん本当に親身になって相談に乗ってくれます、関西ばりのベタ突っ込みとベタボケで会話も弾みます、そんな関わり合いの中にトラブルもストレスもありません、違う方向へ行ってしまってもちゃんと最終的には目的としていた収まるところに収まってくるのです。
物件を見つけた喜びよりも安住の地で信頼できる人たちとたくさん出会え、そして善い関係が構築されつつあるのが何よりも嬉しいことです、この地に安住の場所を見つけたことで広がる新たな人脈と縁、理想郷の拡大と共に大きく育てていきたいと思います、私にとっての理想郷は物理的な物事だけではありません、仲間やその地での縁もすべて含めての理想郷なのです。
今日は午後から東京ラボ1号で身内の新年会です、毎年5~6名での身内新年会はコレクションのビンテージワインやアンティークウイスキーを飲みながら手料理で飲み明かします、今年のビンテージワインは2010年のイタリアワインでスペシャルウイスキーは昨年初出荷したアイラで現存する9番目の蒸留所であるアードナッホーのファーストリリース限定版です。
アードナッホー・ファーストリリースは5年熟成ながらアイラファンが買い占めて初期入荷版が1万4,000円なのに現在では2万円を超えています、また秋田の高級大吟醸銘酒「鹿鳴之宴(ろくめいのえん)」も大奮発します、手料理は本丸の地で捕れたジビエである鹿肉を使った薬膳煮がメインです、その他にチキンの丸焼きなど2日の朝から仕込みました。
毎年恒例となったラボ1号での新年会はおそらく今年が最後となるでしょう、その意味は来年からは安住の地に先日確立した本丸で行うようになるかもしれないからです、ということで最後となるかもしれない東京ラボ1号新年会は大いに盛り上がるでしょう。
来年の新年ということは安住の地に拠点を探しに訪れてから丸2年ということになります、今春には拠点のオフィス化のリノベーションが終わり本丸のリノベーション工事が始まります、理想としていた安住の環境が整いつつある昨今、感慨もひとしおながらもどこかで探し求めるものを失った寂しさもあり複雑な心境です、でもきっと近いうちに次の探しものが見つかるような気がしています、何かを得ようと探し求めているときが一番元気で自分らしいと思うのです。
本丸や地方拠点のある私の第二の故郷となるこの地ですが最初に内見をするために訪れてちょうど1年が経ちました、つまりすべての季節を経験したわけです、そこで改めて驚いたのがこの地の湿度です、なんと年間を通して40~80%という肌にも植物育成にも安定的な理想の湿度なのです、対して東京の夏は90%近くにもなる蒸し暑さで冬は20%以下という乾燥した空っ風が吹き寒さが肌に刺さりますます。
この地の湿度が年間を通して安定しているのは四方八方に湧水地と河川が存在しているからです、また理想的な地形で霧雲が発生する上限である海抜600メートル前後で山間に見られるような盆地ではないので空気の通りもよく淀んだ空気溜まりが一つもありません、工業地帯も近くになく年間を通して爽やかで綺麗な空気が流れています。
夏と冬の気温差や1日の気温差は東京よりも大きいです、つまり年間を通して昼間と夜の気温差が高いので野菜や果物が元気に美味しく育ちます、ただ夏の昼間直射日光が当たるところはかなり暑いし冬も東京の平均気温よりも5度低いので寒いですが家の中に居ればまったく苦にならない程度です。
安住の地の四季を知ることは非常に重要だと思います、データを調べて数字上は理解できても実際の肌で感じる感覚はかなり違います、四季を感じながら3つのサンルームの増築や閉じた空間を無くすようにリノベーション内容を変更してきました、安住の地の気候は最高でも住居がそれに適合していなければ本末転倒です、四季を知って四季穏やかに暮らせる空間を作り上げることが快適なスローライフの必須事項だと思う今日この頃。