11年続く恒例の東京ラボ新年会ですが今年は過去最大の8人での開催でした、今年も見事に晴れ上がり降雪予想も他所に暖かな陽だまりの中でスタートしました、椅子もせっかく地方オフィスに運んだものを再度引き上げて数合わせしたりスペースを確保するために地方オフィスにコレクション物を大量に運んだりと準備も大忙しの年末でした。
ところで今年からは地方オフィスで開催しようと思っていたのですが全員が移動するのはスケジュール的にも至難の業、そこで恒例の新年会は今後も継続して東京ラボで行うことにしました、私も新年は東京ラボで過ごすという年間リズムが出来て都合がよいです。
毎年恒例となった貴重なワインや日本酒などの酒類を空けるのも今年は例年に比べ格別なものを用意しました、ワインは何と還暦祝いに頂いた1956年のフランス産ワインで何と70年ものです、頂いたときに70歳の新年会に開けようと丁寧に保管していました、また年間数百本しか製造されないという入手困難な極上純米吟醸酒はオークションで4万円でも手に入りません。
他にもシャンパンに80年代のレミーマルタンXOや台湾の最高級酒など、グイ飲み用のワインもメドック2021やサンテエステフ2014などのボルドーワインなど私個人的に好きなものをセレクトしてみんなで飲み干しました、私はワインを飲み始めた頃から記憶を飛ばして何をどれほど飲んだか記憶を失ってしまいました。
また料理は毎年お手製を何種類も用意するのですが8人分は流石に難しいので鶏大根・エビのアーリオオーリオ・簡単なおつまみを用意しそれ以外は市販のものに頼りました、ただチキンの丸焼きだけは毎年ネパール料理レストランに身内の分も作ってもらっています。
この真の身内だけの東京ラボ新年会はこれからも継続したいと思います、家族持ちの人も何とか都合をつけて集まってくれます、理想郷始まりの場所である東京ラボ、ここでの新年会は感慨深いものがあります、可能な限りは続けていきたいと思います。
本丸の大掛かりなぶち壊し工事が終わりいよいよ本館の工事が開始されると思いきや予定外の待ったがかかりました、内装を行う前の基礎工事である床下全てにコンクリートを敷き詰め鉄筋の柱の隙間を塞いでビルのような土台を創ってもらう左官屋さんの手が当面空かないとのこと、結局最も最初に行う基礎工事は来春以降になってしまいます。
このタイミングでの待ったは天が「急がずゆっくり愉しみながら造りなさい」というメッセージだと考え計画を見直すことにしました、ということで本館の工事の前に休憩所を先に創ってしまおうかと思います。
休憩所はぶち壊した農作業小屋の跡地にオール天然木を使って休憩や屋外作業ができるオープンなガレージログハウスみたいな仕様にしたいと思います、こんなことをいろいろと考えていたのですがガレージログハウスとは別にやはりオール天然木を使った本格的な山小屋風のログハウスを創りたいと思うようになりました、大金を使うなら必要に迫られたものを造るのではなく納得の上での本当に欲しいものを造りたいのです。
ということで旧作業小屋の跡地にはガレージタイプのオープンログハウス、蔵が建っていた石造りの基礎の上には山小屋風のログハウスを建てようかと考えています、日を追うごとに思い付きにしてはなかなかいいアイデアだと思えるようになってきました。
こうなると想像が止まりません、暇さえあればログハウスのカタログを見てはどんなデザインにするか検討しています、住むわけではないので冷暖房効率はそれほど考えなくても良いのですが風通しが良くて開放的な空間にしたいと思います。
穏やかな日にはここでコーヒーを飲みながらジャズでも聴ければ最高です、工事が大幅に伸びたのですから焦ることなくワクワクすることをあれこれと考えつつ今年くらいは年末年始を理想郷に行ったり来たりしながらゆっくりと過ごすことにしましょう。
理想郷の地に創ったオフィスですが工事開始から丸1年かかり今年の初夏に全ての工事が完了しました、と思った瞬間にオフィス作業の合間に屋外で綺麗な空気を吸いながら一服する場所が欲しくなり東屋を建てようと考えていた自分がいます、そんなことを考えていた矢先に幸運にも完成品を手に入れることができました。
東屋とは別にオフィスのメインルームに夏場には陽が入り込むので長い軒先を追加工事することにしました、この軒先は大き車がすっぽり入ってしまうほどの大きさでおそらく見たことも無いほどの大きな軒先になります、まるでカーポートのような木製の屋根を造ります。
最初は簡単なサッシによる大きなシェードを考えていたのです、ただどうせお金をかけるならいいものにしたいと考え母屋の造りに合わせて木製のしっかりしたものを造ることにしました。
また最初は単純に平屋根を想定して打ち合わせしていたのですが二転三転の末に小さな家の屋根だけを取り付けたような形になりそうです、業者さんは「まだ工事するの?」と呆れ顔ですが次第にやる気満々になってきたのかいろいろとアイデアを出してきます。
私の信条に「完成は衰退の始まり」というのがあります、だから道楽同様に家にしても永遠に完成することはないのです、ずっとどこかを工事していたいと考えています、「さて次は何をしようか」と日々アイデアが出まくります、こんな愉しい人生はありません、自然に長生きしたくなる前向きな気持ちが心地よく。
早いもので理想郷の本丸を取得して1年が経ちました、改修工事の前の不要設備の撤去や内装のぶち壊しと共に並行して数年間放置されていた広大な庭や果樹園の整備を急いでいます、既に20本以上の枯れ木や不要な木を伐採伐根し、更に今後30本くらい伐採する予定です、また藪のように茂ってしまった全ての樹木や草花を強剪定して生まれ変わらせています。
さて、そんなことを1年間工事前の準備として行ってきたのですが先週突然朗報が飛び込んできました、購入直後に近隣の宅地や農地など購入できるように進めてほしいと不動産屋にお願いしていたのですが1年後の今になって一気に結果報告が来ました、区画としては10個程度で全ての持ち主から譲渡OKを取り付けたというのです。
早々に詳しい話を不動産屋に確認のため現地に行きました、その区画は当に欲しいと思っていた本丸の手前の宅地と裏側に広がる10個ほどの区画に分かれた水田や畑といった農地です、これらを合計すると約2000坪になります、つまり現在の本丸の敷地面積と合わせると約3000坪となり一気に3倍に増えるわけです。
ただこの中には他者に貸している田畑が含まれており、この権利は引き続き5年間維持できるようにしてほしいとの申し入れがあります、私的には法的にも既得権を保護してあげたいと思いますし大歓迎です、むしろ現契約での収穫物で賃料を支払うということに魅力を感じています、これは何を意味するかというと身内分合わせてお米や野菜に困らない環境ができるからです、また実験栽培で各種の珍しい野菜作りを行いますから失敗しても他に野菜が手に入るという精神的な余裕が生まれることが重要だと思うのです。
不動産屋は年内の契約で進めたいということで本丸の改修工事や付帯設備の工事費用に不動産取得費用が大きく加算されます、工事代金も大幅にオーバーしそうな気配でオフィスの設備増築の計画もあります、「障害は計画が順調に進展している証拠」ということで俄然やる気満々で資金確保に燃える昨今。
本丸の敷地のど真ん中に樹齢100年はあるかという大きな柿の木があります、柿はおよそ1000種類ほどありますが最大樹高は種類によって2~5メートルと中低木に分類されます、しかし本丸にある柿の木は低く見積もっても10メートル以上は優にあり、見た人は口をそろえて「こんな大きな柿の木は見たことない」と言います。
さて、この巨大柿の老木は手の届かないところに実を付け、これが熟して自然落下し発酵でものすごい匂いを発します、庭が汚れるだけではなく野生動物を呼んでしまう可能性もあります、そこで本丸の最大樹高を誇る中央に位置するメインツリーを伐採することにしました。
何人かの専門家に伐採方法と見積もりを出してもらったのですがどの方法にしても廃棄処分まで含むと20万円を超えてしまいます、もっとも高額になる方法は高所作業車を使って上から順にカットしていく方法で安全に伐採することができます、ただ金額的なことはまだしも廃棄するということにちょっとした抵抗感を感じ、伐採とその後のカットだけを行ってもらい、再利用する方法をいろいろ考えました。
結論は巨木伐採のプロである山師に根元から一発でバッサリと切ってもらう方法にしました、巨木を切るのも倒れる瞬間もちゃんと目に焼き付けておきたいと思ったからです、直径20Cm以下の木の伐採は何度も見ているし自分でも何本かチェーンソーで切っています、でも巨木となると簡単にチェーンソーだけでは伐採できません、人生に一度有るか無いかという瞬間に是非とも立ち会いたいと思ったのです。
もう一つ重要な理由があります、それは私が立ち会うことで怪我人が出たり他の重要な樹木や設備を壊してしまっても責任は私になります、立ち会っていなければ誰かが責任を取らされます、それは本意ではありません、したがって連絡を貰って急遽土曜日の深夜に移動し日曜日の朝早く伐採に立ち会ったのです。
切る前に根元にお酒と塩を撒いて地神の許しを得てお清めします、そして倒す方向の逆側に重心が傾いているのでロープをかけてハンドジャッキで引っ張り大きなチェーンソーで切りながら何個か楔を打っていきます、途中ハンドジャッキが壊れて急遽新品のステンレスロープとハンドジャッキを追加してと予想しないトラブルが発生しました、チェーンソーも3台使いでしたが2台のロータが壊れてしまいました、なるほど切るだけで道具や準備などでも費用がかかるのですね、巨木の伐採費用が高い理由がよく解りました。
結果は流石プロです、ものの見事にジャストここしかないという狭いスペースにぴったり倒しました、ミキミキという音と共に倒れていき地面に着くなりドスーンという大きな音と共に地面が揺れるのを自覚できました、大迫力の瞬間を体験させていただきました。
メインツリーは地面から70Cmのところで直径60Cm超、根元はもっと太いでしょう、幹の中央部は炭化して真っ黒な土に変わっています、そして太いところを5個ほど80Cmの長さでカットしてもらい、脇枝も再利用できるように細かくカットしてもらいました。
細い枝は畑の緑肥に使い太い幹や枝は加工して様々な形で生まれ変わらせようと思います、つまりメインツリーのセカンドライフのお手伝いです、廃棄を躊躇った理由はこれです、太い柿の生木は現在ではほぼ手に入りません、せっかくなのでテーブルや椅子など趣味のDIYで愉しむことにしたのです、しかしカットした1個の重さは山師の目算では100kg以上、これが多数あります、これどうやって運んで加工するのかまたもやワクワクさせる悩みのネタができました、これも含めて大いに老後人生を謳歌している昨今。