2024年8月19日 07:00
理想郷の地に創設したリーディング拠点兼ラボ3号の3つの和室をフローリングにするリノベーションの工事が一旦終了し実家から荷物を運び込もうと思った瞬間に猛然と違和感が沸き起こりました、その違和感とは「なんか中途半端だな」だったのです、つまり床はたしかに洋風になったのですがその他は和室の面影が残りどうにも落ち着かないのです。
そこで思い切って大幅なリノベーションを行うことにしました、そのリノベーションとはなんと2世帯住宅の母屋の内部全てをログハウス風ワンルームに造り直すというものです、母屋のキッチンはフローリングでしたが傷や汚れが目立つので他の新しくフローリングにした床材と同様に貼替えキッチンの要であるシンク周りを取り壊し、トイレ・ウォッシュルーム・押入れ・収納・不要な壁なども撤去して全ての壁に新たに木材を貼り広いワンルームのログハウス風空間にします。
また廊下や玄関の壁にも同じ木材を貼り玄関の扉や勝手口のドアなども木目調の2重ガラスのサッシに取り替えます、更には庭に面している廊下のガラス扉全てに防寒を兼ねてブラウン系のサッシを使ったサンルームを3つ増築します。
これが完成すると都合140㎡(42坪=84畳)の理想としていた超広いログハウス風の空間が誕生します、更にこれによって内壁が全て三重となり2Cmほどの空間が壁の前後に生まれます、この空間が防寒や防暑に絶大な効果を発揮します、合わせてサンルームによって直接外気と触れるガラス戸が無くなるので寒暑の防温効果は完璧です。
また別館は現状でも洋風なのですがリビングルームの収納も部屋の一部になるように撤去し、母屋の完成形でのログハウス風に違和感が出ないように壁全てを板張りにし2世帯住居用に造られた不要な玄関ドアをサンルーム風の出窓に変え明るい空間になるようにリフォームします。
思い付きとはいえ大幅な追加工事に大工・左官・サッシ・配管・内装・塗装業者の皆さんはパニック状態です、更には痛んだ軒下板の貼替えや外壁全てを塗り替えますので家の外に付いているテラスフードや雨戸も全て取り外し足場を組まないといけません、また一次凌ぎでの工事で継ぎはぎだらけの雨どいや上下水道の配管も全部綺麗に整備し直してもらいます。
ということで屋根と柱と外壁はそのままにほぼ2軒分の家内部を作り直して便器・給湯ボイラー・洗面台・エアコン・照明などの設備全てを新品に付け替えるという大規模工事を行うことになりました、係る予算は優に10倍超に工期は半年以上と大幅に伸びてしまいました、結局全ての工事が落ち着くのは各業者さんの都合もあり年末となってしまいそうです。
この突然の暴挙に周囲は勿論のこと流石に自分でも驚きますが要は納得しないことは放置せず妥協することなく完璧にやり遂げたいのです、そこに予算のことなどは二の次です、何故なら妥協した結果において満足できなかったという後悔が最も大きな損失と感じるからです、中途半端な状態で憂い無いスローライフなど望むべきもありません、理想形を得るに必要な予算なら作ればいいだけです、お金とは欲しいものを得るための媒体に過ぎないのですから。