リーディング拠点兼ラボ3号の追加発注した大掛かりなリノベーション第二弾でしたが外壁や室内の工事がようやく完成が見えてきました、家をとり囲んでいた足場も解体され屋根や外壁が綺麗になった家が現れました、あとは3つのサンルーム・テラスフード・家をぐるっと囲むフェンスの工事を残すのみとなりました。
とここで室内のリノベーションの工事完成を確認していて新たな違和感を覚えたのです、それは母屋全てのドア・壁・ふすまを取り外してワンルームにしたのはいいのですが廊下と部屋の敷居がそのままです、壁も天井も板張りで綺麗になったのですから同じ木材の広いフラットな床が欲しくなります。
ということで更なる工事をお願いすることとなりました、リノベーション最終章となる第三弾は3辺の廊下を各部屋と同じ木材に張替え各部屋間の敷居を取り外して母屋全ての床は段差ゼロのバリヤフリー構造とすることにしました、これでロボット掃除機も問題なく前部屋に渡り使えるようになりますし将来足腰が弱くなった老兵が躓くこともなくなります。
そしてもう一つ気になったのが電気のコンセントやスイッチ類です、また各所に付けられた換気扇に配電盤など古い電気設備が妙に違和感を感じてしまい全ての電気設備も最新のものに交換することにしました、電気屋も新築と同じくらいの大掛かりな工事になるとのことでしたがこの際に古い器具は全て取替えることにしました。
ということで家周辺に幾つもある屋外コンセントも含めて電気設備全てを交換するという工事も併走します、合わせて玄関・廊下・階段などの常設照明も全て新しいLEDタイプに交換します、これで明るい未来が見通せるようになるでしょう。
先の家内部をログハウスにするという大規模リノベーション第二弾はどんなに遅れても年内に完成し新年は綺麗になった家で業者さんも含めてみんなで改築祝いができると楽しみにしていたのですがお預けとなりました、まあ本当に欲しいものは手に入れば待つ愉しみがそこで終わってしまいます、その意味では待つのもまた有意義な時間の過ごし方なのです。
三度に渡るリノベーションで1年間も待たせたのですから喜びもひとしおのものとなるでしょう、完成時期は寒さが緩み桜の蕾が膨らみ始める時期となりそうです、それまでは見違えるようになった拠点の完成を大いに愉しみながら待つことにしましょう。
理想郷の地に創設したリーディング拠点兼ラボ3号の3つの和室をフローリングにするリノベーションの工事が一旦終了し実家から荷物を運び込もうと思った瞬間に猛然と違和感が沸き起こりました、その違和感とは「なんか中途半端だな」だったのです、つまり床はたしかに洋風になったのですがその他は和室の面影が残りどうにも落ち着かないのです。
そこで思い切って大幅なリノベーションを行うことにしました、そのリノベーションとはなんと2世帯住宅の母屋の内部全てをログハウス風ワンルームに造り直すというものです、母屋のキッチンはフローリングでしたが傷や汚れが目立つので他の新しくフローリングにした床材と同様に貼替えキッチンの要であるシンク周りを取り壊し、トイレ・ウォッシュルーム・押入れ・収納・不要な壁なども撤去して全ての壁に新たに木材を貼り広いワンルームのログハウス風空間にします。
また廊下や玄関の壁にも同じ木材を貼り玄関の扉や勝手口のドアなども木目調の2重ガラスのサッシに取り替えます、更には庭に面している廊下のガラス扉全てに防寒を兼ねてブラウン系のサッシを使ったサンルームを3つ増築します。
これが完成すると都合140㎡(42坪=84畳)の理想としていた超広いログハウス風の空間が誕生します、更にこれによって内壁が全て三重となり2Cmほどの空間が壁の前後に生まれます、この空間が防寒や防暑に絶大な効果を発揮します、合わせてサンルームによって直接外気と触れるガラス戸が無くなるので寒暑の防温効果は完璧です。
また別館は現状でも洋風なのですがリビングルームの収納も部屋の一部になるように撤去し、母屋の完成形でのログハウス風に違和感が出ないように壁全てを板張りにし2世帯住居用に造られた不要な玄関ドアをサンルーム風の出窓に変え明るい空間になるようにリフォームします。
思い付きとはいえ大幅な追加工事に大工・左官・サッシ・配管・内装・塗装業者の皆さんはパニック状態です、更には痛んだ軒下板の貼替えや外壁全てを塗り替えますので家の外に付いているテラスフードや雨戸も全て取り外し足場を組まないといけません、また一次凌ぎでの工事で継ぎはぎだらけの雨どいや上下水道の配管も全部綺麗に整備し直してもらいます。
ということで屋根と柱と外壁はそのままにほぼ2軒分の家内部を作り直して便器・給湯ボイラー・洗面台・エアコン・照明などの設備全てを新品に付け替えるという大規模工事を行うことになりました、係る予算は優に10倍超に工期は半年以上と大幅に伸びてしまいました、結局全ての工事が落ち着くのは各業者さんの都合もあり年末となってしまいそうです。
この突然の暴挙に周囲は勿論のこと流石に自分でも驚きますが要は納得しないことは放置せず妥協することなく完璧にやり遂げたいのです、そこに予算のことなどは二の次です、何故なら妥協した結果において満足できなかったという後悔が最も大きな損失と感じるからです、中途半端な状態で憂い無いスローライフなど望むべきもありません、理想形を得るに必要な予算なら作ればいいだけです、お金とは欲しいものを得るための媒体に過ぎないのですから。
夏本番の暑い日に何度も理想郷の地にあるリーディング拠点兼ラボ3号に行っては不要な庭木の伐採や雑草を抜いたり枯れ落ちた葉や花の掃除を行っています、3人がかりで行うのですがいつも2時間はかかってしまいます。
そんなに広い庭でもないのに雑草が持つ生命力の強さと庭木の手入れの大変さに驚きます、つまり今後は日々こまめに手入れしないと夏の雑草成長期には大変なことになるということです。
夏の暑い時期のこの作業はすぐ全身汗びっしょりになります、ところが手を休めて休憩すると先ほどまでの汗が嘘のように引いて爽やかな気分になります、山からの吹き降ろしの風が本当に気持ち良いです、東京のように何もしないのに汗がダラダラと沸いてくるような嫌な湿気がありません。
そして水道の水が冷たくて気持ち良いです、口に含んでみたのですが若干のミネラル分を感じる弱硬水ですからウイスキーの水割りや炊飯には持ってこいの水質です、ネットで調べてみたらパナソニックが調査した「水道水の美味しい県」で同率3位でした、ちなみに私の故郷の長野県は5位でした、上位6位まではどこも1位と言ってもよいほどの僅少差です、まあ飲んでみればその美味しさはデータを見るまでもないです。
近くに流れる川の水も農業用水路の水も透明で冷たくて気分的にも涼しさを感じます、この水は天然の湧き水ですからイワナやヤマメなど綺麗な水でしか住めない淡水魚の聖地となっているのがうなずけます、ここが東京から僅か1時間半のところだとは信じられません。
この地で安住するのはまだまだ先の話ですが心は既にこの地で生活しています、思った以上の空気と水の美味しさに感動すら覚えます、この歳になると本当に空気と水が綺麗なことの重要さを改めて思い知らされます、そして観光地だというのにどこに行ってもゴミの一つも落ちていません、誰しも自然の美しさに触れたら汚したくないという気持ちになるのでしょう。
理想郷へのリーディング拠点兼ラボ3号の取得からまだ4ヶ月しか経っていないというのに次の計画が密かに頭の中で実行中です、それは理想郷の地に道楽を行うラボではなくボケ防止策として考えている各社の経営業務の為のオフィスを創出することです。
生業法人から隠居することになっても当面は顧問とか相談役として間接的に特許技術や経営面でフォローしなくてはいけません、また生涯の道楽ビジネスとして存続させている幾つかの法人の経営も行わなくてはなりません、それを考えるとラボでもいいのですが私の信条が許さないのです、それは私生活や道楽空間では一切のビジネス事をしないという拘りです。
これを許してしまうと昔から私生活や道楽空間にビジネスを持ち込まないという信条が崩れてしまいます、人生にメリハリを持って生きたいと思うのでビジネスつまりお金を稼ぐことに繋がるどんな行為も私生活や道楽空間には持ち込みたくないのです。
そんな信条から未来の理想郷の在るべく地でオフィスを借りようと探してみたのですが流石観光地です、飲食店舗の賃貸はあってもまともなオフィスの賃貸は空きがありません、そこで無ければ自分で作ればよいといういつもの大胆な発想になってしまいます。
ということで調査したところ駐車スペースが確保できる物件がポツポツと売り出されています、こういった住居を借りるか購入して1階部分の間仕切りを全て外してオープンスペースにすればオフィスとして充分に機能します、更には2階は東京から出張で来るスタッフの宿泊施設として機能するので一石二鳥です。
リーディング拠点兼ラボ3号の全室に渡る大規模リノベーション&リフォームで相応の出費が予想される中でなんと無謀な計画なのかと自分でも驚いてしまうのですが、今度はオフィスを造ることを真剣に考えようと思います、どうも私は一旦動き出したら留まることを覚えないようです。
還暦を越えた辺りから真剣に理想郷の場所を捜し求めました、その際に幾つかの条件を作りました、その条件とは「豊かな自然とその恵みを思う存分に愉しめるところ」、「天災や災害リスクが少ないところ」、「空気と水が綺麗なところ」、「適度な人口密度で生活や医療の不安が無いところ」、「友人知人が日帰りで遊びに来れるところ」の5項目です。
第1項目の「豊かな自然とその恵みを思う存分に愉しめるところ」はそう難しくはありません、むしろ残りの4つの項目で絞り最後にその地が当てはまっているかを考えればよく都心から50Km圏外であればほとんどの地が候補になります、ただ自然の水を使った水耕栽培や淡水魚の養殖など行ってみたいと思っているので第三項目にある「空気と水が綺麗ななこと」と合わせて探しました。
第2項目の「天災や災害リスクが少ない」という条件が最も重要視してあらゆる災害を念頭に絞り込みました、これが最も時間がかかった作業でした、まず今後起こるであろう3大災害の富士山噴火、関東直下型地震、南海トラフ地震の被害予想マップから全て外れていること、そしてその地の自治体作成のハザードマップの洪水と土砂災害警戒区域から外れているところ、更には活断層の分布や影響エリアなどまで入念に調べあげました。
また災害は自然災害だけではありません、クマやイノシシなどの危険野獣や毒蛇などの危険生物の生息地域も入念に調査しました、更には反社会組織の有無や治安も重要で過去のニュースをキーワード検索して調べ上げました。
第3項目の「空気と水が綺麗なところ」ということでは空気汚染であるpm2.5と光化学オキシダントなど汚染物質の年間濃度を環境省のサイトなどを参考に調べ、更に黄砂の飛来エリアか否かなどを年間を通して調査しました、水に関しては水道水の塩素濃度や重金属の有無やミネラル成分の調査結果と「水道水が美味しい県」というパナソニックが調査した結果などを参考にしました。
第4項目の「適度な人口密度で生活や医療の不安が無いところ」は人口2万人以上の市町村をキーワードにしました、現在で2万人以上だと確実に救急車や消防車を保有しており総合病院や大型スーパーがあります、ちなみに現在2万人以上の地方自治体は30年前にはほぼ3万人以上であったと推測できます。
第5項目の「友人知人が日帰りで遊びに来れるところ」は通勤マップという便利なツールを使って東京まで120分以内で行き来可能な場所を目安にしました、ここで思いもよらないところが通勤圏内に入っていてすぐ近くに感じたところが意外にも時間がかかることが解り驚きました、交通インフラというのはまさにマジックです。
こうして絞り込んでいき、更には観光地だとか避暑地だとかというその地のイメージや暮らしやすさで適合しないところを外していくとなんと10ヶ所に満たないのです、最後に年間気温や湿度の変異などを勘案し最終地点を2つに絞り込みました、最後はどちらにも実際に何度も足を運んで自分が住むイメージが明確に見えたところに決めたのです。