2025年8月 8日 07:00
過去別のブログで時事経済か何かのカテゴリで投稿した記憶があるのですが、ここ数年の世界情勢が極めて第一次世界大戦後から第二次世界大戦開戦直前の情勢と酷似していると思うのです。
例えば愛国心豊かな排外的なリーダーの誕生です、これが自由民主国家の幾つかの国で同時多発的に誕生している現在において偶然では片づけられないと考えています、また日本でも極右勢力が躍進しています、場合によっては極右派のリーダーが日本でも誕生するかもしれません。
ところで右翼とか左翼とは何でしょう、これはフランス革命時のフランス国会で議長席から見て右側に保守派が陣取り左側に革新派が陣取っていたことから「右翼VS左翼」という言葉が誕生し、以後世界中で使われるようになったのです、簡単に言えば右翼は愛国心が強く排外的な思想であり左翼はその古く排他的な考え方を改めグローバルな改革を推し進めようとする思想です。
さて自国を愛するのは決して悪いことではなく正常な考えだと思います、ただこれが極まった方向に行くと確実に戦争になります、何故ならそれぞれの国が最優先であり脅かされれば排除しようとする考えがそれぞれの国が持つようになるからです、つまり世界同時多発的にこれが起こった現象が第二次世界大戦なのです。
私の大学時代はちょうど学生運動が沈静化し始めた頃で大学時代はよく友人らと安保や戦争と平和というテーマで飲み明かしたものです、そんなローカルな場でさえ意見は合わないしまとまらないのです、人それぞれに正義があって守るべきものがあります、つまり歴史も文化も異なる人種が同じ価値観を共有するのは簡単ではありません。
平和な状況は互いに自己優先ではなく他者優先の考えから生まれるのです、この時代に果たしてそんな呑気なことを言ってられるのでしょうか、少なくても少数の際立った思考も持ち主によって犠牲になるのはいつの時代も国民です、真の愛国者であるなら国民を最優先にした愛民者であってほしいと願うばかりです。