2025年12月 5日 07:00
寒冷地で生まれ育った人はほぼ全員が身体が寒冷モードに切り替わるスイッチが自身に付いていることを自覚しています、私も信州の中でも極寒地と言われる中心部で育ったので寒冷モードスイッチが勿論付いています、この寒冷モードスイッチというのはある時期になると突然身体の冷感覚が鈍くなり寒さに極端に強くなる身体に切り替わるというものです。
ところが大学時代に東京に住むようになってから徐々に真冬でも寒冷モードスイッチが作動しなくなっていったのですがスキーに行ったり冬季にパリやモスクワに出張に行ったりすると突如寒冷モードに切り替わります、一旦切り替わると春になるまで戻らないので東京の冬が暑くて過ごしずらかった年もありました。
寒い冬を無難に乗り切れる身体の寒冷モードですが若干の注意点があります、一つはモードチェンジ後の数日間は異常に睡眠時間が長くなるということ、また甘いものを欲するようになるということ、一度モードチェンジすると春まで切り替わらないので他者と快適な温度が大幅に異なり暖房が息苦しくなったり更にはオーバーな話がちょっとした掃除などの動作でも大汗をかいてしまうということです。
そんな私ですが昨年同様に今年も既にモードチェンジが完了したようです、やはり昨年も今年も地方拠点でマイナス気温を体感し忘れかけていた寒冷モードスイッチが作動してしまったようです、高齢になると特に寒い冬は身体に厳しいといいます、それでも信州は男女ともに平均寿命が全国トップクラスなのはこういった身体の寒冷モードチェンジ機能を獲得しているからなのではないかと思うのです、根拠は何もないのですが調査してみると意外や面白い結果が出るのではないかと思ったりしています。