2025年8月15日 07:00
多くの人が8月の季節は夏だと思っているようで驚きます、夏休みは8月が主なので子供の頃からそういうイメージを持ってしまうのかもしれません、しかし暦のうえでは8月初旬(2025年は8月7日)に立秋となり秋になります、でも実際には立秋の前後10日ほどが暑さのピークとなります、つまり暦と実際の季節感は1ヶ月ほどずれているのです。
例えば最も太陽が高くなり一日の太陽が出ている時間が長い夏至は6月下旬(2025年は6月21日)ですが本格的な暑さは一か月後の7月下旬からとなります、この季節と実際の気温のずれは何処からきているのでしょう、地球温暖化とか諸説ありますが単純な話が海水の温度がじっくりと下がり、じっくりと上がるから季節感が暦よりも遅れているだけのことです。
ただ風は素直で8月に入ると急に夜風が気持ち良くなります、湿度も8月に入ると低くなりはじめますので日陰に入ると風が気持ちよく感じるようになります、この傾向は都会よりも田舎の方が正確に表れます、その理由は都会はどこもかしこもコンクリートで固められているので太陽の熱が吸収保持され、それが夜でも反射されるので太陽が沈んでも暑く感じるのです。
そこへ行くと田舎は山に川に緑や水辺がいっぱいです、したがって昼間の太陽光線の温度が保持されるものが無いので太陽が隠れれば本来の季節の風を素直に感じることができるのです、そういえば私の田舎である信州の夏は昼は太陽がじりじり照らして暑いのですが夜はほぼエアコンなしでも過ごせます。
昨今の日本の夏の地獄の暑さは世間的には地球温暖化のせいにしています、しかし私はコンクリートで固められた地面とエアコンに車や電車がもたらす熱によるヒートアイランド現象での温度上昇の方が深刻だと思います、車が通るたびホームで電車が止まるたびに暑い空気が沸き上がります、この熱を何とかすれば日本の都会の気温は少しはましになると思うのです。