2024年7月22日 07:00
還暦を越えた辺りから真剣に理想郷の場所を捜し求めました、その際に幾つかの条件を作りました、その条件とは「豊かな自然とその恵みを思う存分に愉しめるところ」、「天災や災害リスクが少ないところ」、「空気と水が綺麗なところ」、「適度な人口密度で生活や医療の不安が無いところ」、「友人知人が日帰りで遊びに来れるところ」の5項目です。
第1項目の「豊かな自然とその恵みを思う存分に愉しめるところ」はそう難しくはありません、むしろ残りの4つの項目で絞り最後にその地が当てはまっているかを考えればよく都心から50Km圏外であればほとんどの地が候補になります、ただ自然の水を使った水耕栽培や淡水魚の養殖など行ってみたいと思っているので第三項目にある「空気と水が綺麗ななこと」と合わせて探しました。
第2項目の「天災や災害リスクが少ない」という条件が最も重要視してあらゆる災害を念頭に絞り込みました、これが最も時間がかかった作業でした、まず今後起こるであろう3大災害の富士山噴火、関東直下型地震、南海トラフ地震の被害予想マップから全て外れていること、そしてその地の自治体作成のハザードマップの洪水と土砂災害警戒区域から外れているところ、更には活断層の分布や影響エリアなどまで入念に調べあげました。
また災害は自然災害だけではありません、クマやイノシシなどの危険野獣や毒蛇などの危険生物の生息地域も入念に調査しました、更には反社会組織の有無や治安も重要で過去のニュースをキーワード検索して調べ上げました。
第3項目の「空気と水が綺麗なところ」ということでは空気汚染であるpm2.5と光化学オキシダントなど汚染物質の年間濃度を環境省のサイトなどを参考に調べ、更に黄砂の飛来エリアか否かなどを年間を通して調査しました、水に関しては水道水の塩素濃度や重金属の有無やミネラル成分の調査結果と「水道水が美味しい県」というパナソニックが調査した結果などを参考にしました。
第4項目の「適度な人口密度で生活や医療の不安が無いところ」は人口2万人以上の市町村をキーワードにしました、現在で2万人以上だと確実に救急車や消防車を保有しており総合病院や大型スーパーがあります、ちなみに現在2万人以上の地方自治体は30年前にはほぼ3万人以上であったと推測できます。
第5項目の「友人知人が日帰りで遊びに来れるところ」は通勤マップという便利なツールを使って東京まで120分以内で行き来可能な場所を目安にしました、ここで思いもよらないところが通勤圏内に入っていてすぐ近くに感じたところが意外にも時間がかかることが解り驚きました、交通インフラというのはまさにマジックです。
こうして絞り込んでいき、更には観光地だとか避暑地だとかというその地のイメージや暮らしやすさで適合しないところを外していくとなんと10ヶ所に満たないのです、最後に年間気温や湿度の変異などを勘案し最終地点を2つに絞り込みました、最後はどちらにも実際に何度も足を運んで自分が住むイメージが明確に見えたところに決めたのです。