2025年9月16日 07:00
9月に入っても一向に猛暑が止まりません、むしろこのところは8月下旬よりも暑い日が続いています、そんなここ数年の夏季の猛暑で各所に影響が出ています、もっとも深刻なのが農業関連ではないでしょうか、2年前から猛暑の影響で畑が砂漠化して野菜が全滅したなんていうニュースが相次いでいます、そして夏野菜の高騰も止まることを覚えません。
外食産業も季節メニューの切り替えタイミングが難しくなっており世の中の求める味や料理の趣向もまた変わりつつあります、衣類業界も秋物が店頭に並んだかと思うと翌週には夏物が店頭に並べ直されています、どの業界も春や秋の季節感が失われつつある中で市場予測が難しい状況が続きます、エアコンや暖房機器といった電化製品は更に深刻で予測を一歩間違えれば大量在庫に見舞われます。
さてそんななかで昨年末に創出した農業法人では猛暑を逆手に取って各種の実験を行っています、例えば夏蒔き秋執りに向く野菜の品種を確認したり年2回以上連作可能な野菜を実験しては探しています、この数年の猛暑で農業研究機関は春よりも猛暑が過ぎた後に種を蒔く方が効率的だとする見解を示しています、何故ならその方が虫害や雑草の影響が少なく野菜の成長に最適な気温となるからだと言います、少なくてもこれまでの常識は通用しない気候になっているのは間違いありません。
ここ数年の私の信条は「何事にも抗わずに素直に自然の流れに従い、その中で自身を自然に合わせて変化させていく」、こんな状況で幸福に暮らす方法はそれしかないのです、抗えば必ず何らかの報いを受けるのです、これまでの常識を捨て未来志向で道楽ビジネスも愉しんでいければ本望です。