東京のラボ1号のベランダや拠点オフィスの庭や畑で植物に囲まれている現在、四季をものすごく強く意識するようになりました、ビジネスの世界に身を置いていると季節ごとの寒さ暑さは当然意識しますが季節によって生活行動が変わることはほぼありません。
それが植物と接しているとそうはいかないのです、寒くなれば寒さ対策や植物の調子によっては植え替えや剪定もします。暖かくなって芽が吹きだせば土の中の栄養素のことを考えなければならないし水やりの回数もどんと増えてきます。
何よりも植物を意識するのが新しい葉が出てきたり花が咲いたりして姿を変えるときです、特に春と秋の変化は大きいので本当に毎日眺めても飽きがきません、また鉢が小さくなったことや不要な脇枝が伸びすぎたことなどを心配してしまいます。
20代から30代後半までマンションのベランダや室内で観葉植物をたくさん育てていましたがこれほど四季を意識することはありませんでした、この歳になってまさか四季をこれほど意識し翻弄されて生活するようになるとは思いもしませんでした。
でもこの四季の気温や湿度、そして匂いを感じながら悠々自適に生きられるなんて幸せなことだと思います、自然と共に生きるとはこういうことなのかもしれません。
本丸には農地部分があり現在果樹園になっています、果樹園には梅9本と栗3本に加えて大きな柿の木があり他にもカリンなどの各種の果樹が植わっています、1年以上手入れをしてないと思われるので今春にも強剪定すれば来年から徐々に収穫できると思います。
ただ農地購入の目的で創設した農業法人では果実栽培を行う計画は一切なく、どちらかというと野菜や果実を作って売るという生産農家ではなくガーデニングや家庭園芸用の素材としての庭木や樹木苗木などを育成して園芸店に一括販売するB2B園芸農家を目指しています。
したがって現在の果樹はそういう意味では不要となりますので何れは伐採しようと思うのですが、いろいろと調査して思考すると生かせないこともないことが解りました、それは接ぎ木用の親木として利用する方法です。
現在の果樹の多くの苗木は病気や寒さに強い樹木に接ぎ木をしてそれを育てて出荷します、その意味では梅は元気な小枝をまず挿し木で親木を増やしその親木が育ったら地上10Cmでぱっつんと切りそこに別に育てたアンズやプラムの小枝を接ぎ木すれば病気や寒さに強い果樹苗木として立派に販売できるようになります。
そんなことを考えていると各種の楽しい実験や研究ができオリジナルの新種を生み出すことも可能となります、そういった園芸農家も日本には少なからずも存在しています、収穫した野菜や果実を売る農家ではなく研究開発型の売らない農家、これが最も私らしいやり方だと思いますしこれまでずっとビジネススタイルはB2Bに拘っていた私が行う農業ビジネスだと思うのです。
さてそんなわけで今後隣接する農地をどんどん購入して拡大させていきたいと思います、何故なら本格的な園芸農家ともなれば従業員を雇い毎年数万鉢は出荷しないと興した意味を成しません。
その意味では何れは温室やビニールハウスも必要になりますので広大な農地が必要になります、好きなことを遠慮なくできる空間に果樹園というこれまでに経験したことのないカテゴリが加わったわけで新たにやりたいことがまたぞろ芽生えてきた今日この頃なのです。
26歳で外資系企業のフリーSEとして勤めていた2年間はほぼ毎月のように出張でヨーロッパ各国を飛び回っていました、そして起業後は中国・韓国・台湾企業との事業連携で月に何度も訪問しここ数年ではマレーシア・シンガポール・ベトナムに同様にビジネスで何度も足を運びました。
そんな常に海外へ行っていた私にとってどの国であっても海外は特別な場所ではなく言葉と気候が違うだけの環境ということで意識しています、それよりも文化や食の違いを堪能できる場所として愉しんでいます、そんな私が理想郷にグローバル志向を取り入れないはずもなく別荘感覚で当たり前のように考えています。
そんな継続した意識がちょっとしたきっかけで一気に進むことになりました、本業のビジネスで最近出会った人と2回目の会談の際につい話が弾み気が付いたら海外展開の顧問として採用する話になっていたのです、継続した意識とは面白いもので常にその事項に関するアンテナを張っていてチャンスが来たと思ったら無意識に行動しているものなのですね。
そんなわけで某国でのビジネス展開を視野に各種事項が進むことになりそうです、勿論理想郷のことも忘れてはいません、いずれは理想郷の海外拠点を創っていくと思います、25年ほど前も韓国に韓国支店と活動拠点となる別宅がありました、近いうちにそういう流れが起きるでしょう、自身のことは自身が一番よく知ったところです、ところでその海外拠点候補地とは10年以上も考えていた2つの国の一つです。
自分の思ったような環境や地位を手に入れるには希望を何年間も実現するまで持ち続けることです、そしてチャンスが来たら有無も言わずに乗ってみることです、夢を実現できていない人がいるとしたら間違いなくどこかで諦めてしまって希望を持っていたことすら忘れてしまったからです、諦めなければいつかは夢は実現するのです、私も理想郷を45年間も待ち続けたのですから。
本丸が決まり理想郷へのリーディング拠点兼ラボ3号がオフィスへと格上げされました、そのオフィスのリノベーション&リフォーム工事の終焉が見えてきた瞬間に本丸のリノベーション&リフォームの大まかなプラニングを開始しました。
オフィスの時には3度に渡り大幅追加で予算も工期も膨れ上がり途中段階では収拾がつかないほど各種の工事が併走し打ち合わせや確認が大変でした、本丸の時には最初からきちっと工事内容を決め途中変更が無いようにしたいと思います、また業者にしっかり最初から希望を伝え見積もりを貰い予算を組みたいと思います。
大きなリノベーションはやはりすべての収納や仕切りを取っ払って床の張り替えと壁の板貼りでしょう、何故か昔から狭い空間と閉じた空間が大嫌いで息が詰まりそうになります、なので現在の家もクローゼットは常に開けっ放しで部屋の仕切りも取って3DK+Sを1LDKとして使っています。
1Fは2部屋と縁側+サンルームを繋げて一つの広いオーディオ&ホームシアタールームとして使いキッチンとダイニングは中央にシンクを置いたオープンスタイルでワンルームにしたいと考えています、そして2F部分は完全なるプライベート空間と道楽を行うスペースで広いベランダには大きな温室を作ってトロピカルフルーツや熱帯植物を使った水族館にあるような巨大なパルダリウムを造りたいと思います。
作業用の小屋は屋根を温室のようにガラスに変え小鳥や爬虫類の飼育場にしたいと思います、また中にはできるだけ自然をそのままに作りたいので床を土間に直して植物も沢山植え込みたいと思います、いざというときに実がなる植物を沢山植えておくと生き物たちも餌として利用できるので安心です、また池を作っておけば水の心配もありません、私は何事も経営者感覚で考えてしまいいざというときのリスクヘッジを先に用意してしまう思考なようです。
次週業者たちと下見と打ち合わせを行い早ければ来月中旬から工事が始まります、今度は最初から一斉にできますので半年もかからず完成すると思います、来年から私の運気も環境を変えるに好都合な時期に入ります、今から完成が待ち遠しいです。
20歳代で観葉植物に始まった植物飼育がラボができた7年ほど前に本格復活したと思ったら、今では盆栽にテラリウムにとどんどん植物飼育道楽の幅が広がっています、更には本丸や地方拠点のオフィスのある地域に適した農耕やガーデニングも行おうとしています。
さて植物飼育の道楽が復活し満足できたのか次の愉しみごとを探す自分がいることに気付きました、そしてその矛先は生き物飼育です、小学校のころからカメやヘビに始まりハトやウサギの飼育に始終していました、社会人になってからは熱帯魚にはまっていました、そして猫を飼うようになり熱帯魚などの生き物飼育はストップしたままとなっていました。
本丸が決まり本丸の住居の隣に建ててある30畳ほどの鉄骨造りの作業小屋をどうしようかと考えていてふと浮かんだのがこの小屋全部を生き物飼育用に改良したらどうかというものでした、どこかに昔取った杵柄である生き物飼育への寂しさがあったのでしょう、またオフィスに生まれ変わる拠点物件にたくさんの生物が生息していて小さな命の触れ合いによって忘れかけていた記憶が蘇ったのかもしれません。
最初は取り潰して温室を新たに造ろうと思ったのですが温室は広い母屋のベランダに造ることにしましたので作業小屋は解体するか水耕栽培の実験室にしようかと考えていたのです、水耕栽培の実験室となると鉄板の屋根をガラスサッシにして太陽光が入るようにしないといけません、そんなリノベーションを考えていてふと浮かんだのがどうせ屋根をガラスサッシに直すのなら大きな生き物飼育小屋にもできるじゃないかということです、ということで人間が充分に住めるほどの大きさの生き物飼育小屋を造ることにしました。
そこで飼う生き物を考えたのですが鶏では近所迷惑になるかもしれないのでスタート時はウズラにしようと思います、また広い空間なので上部を上手く使えるインコなどの小鳥も一緒に飼おうかなと考えています、昔アクアリウムと並行して飼っていたグリーンイグアナも草食性なので問題なく一緒に飼えます、そんなことを考えていたら生き物飼育の計画がどんどん広がってきました、植物と生き物を同じ空間に共存させるビバリウムやビオトープも部屋に置けるので並行して愉しめます、こうしてまた一つ新たな道楽が始まろうとしています。