2025年10月28日 07:00
食べられる野草の研究を行っているうちに生薬についてもっと深く研究したいと思うようになりました、生薬とはつまり生きた薬です、読み方は「しょうやく」でもいいし「きぐすり」でもいいです、そして漢方薬と何が違うかというと生薬は薬効成分を持つ植物を生もしくは加熱してそのまま食するのに対して漢方薬は生薬を乾燥させたのち目的の成分となるよう調合したものをいいます。
生薬は薬効成分が豊富な木の実であったり木の葉であったり野草であったりします、これらを生でそのまま食すか生のままお茶などにして食します、漢方薬は乾燥させているので何年間も日持ちがしますが生薬は摘んだらすぐに食さないといけませんから自分で栽培しないと手に入らないものです。
そこで農地を購入できたので多くの生薬を植え各種の実験と研究を行おうと計画しています、既にローズマリーやローリエなどのハーブ類と鉄などのミネラル抽出用にタンニンが必須なので茶の木を3本植えています、またイチジクやブルーベリーなどの果樹も順次植えています、3年後には100種を超える生薬が季節ごとに収穫できるようにしたいと考えています。
また生薬の中でもカテゴリ的に集めたいと思っているのがアンチエイジングと抗酸化効果があるもので、同時にこれらは利尿効果やデトックスに加えて精神安定にも効果があります、それにしても調べれば調べるほど意外な植物が生薬として用いられることに驚きます、そしてついこの間まで世界中で民間治療薬として普通に用いられてきたという事実に納得しています。
何故なら、私の子供の頃は季節によってショウガ・ミョウガ・セリ・シソ・ネギなど咳や熱さましの薬として擂りおろしたり刻んで熱湯をかけたものを飲まされたものです、これが本当に翌朝には熱が引いたりして効くのですから不思議です、いまだに熱っぽいときにショウガをおろして蜂蜜を加えてウォッカのお湯割りにして飲んだりしています。
さてそんな薬になる野草・野菜・果実など四季を通して採れるようにローテーションと収穫スケジュールを設計したいと思います、冬には生薬の多くは得られないと思いますので同時に漢方薬を作り置いて冬に食べたり飲んだりできるようにも考えていきましょう、生薬収穫設計書の作成、健康になって好きな事であれば進んでできます。