寒冷地で生まれ育った人はほぼ全員が身体が寒冷モードに切り替わるスイッチが自身に付いていることを自覚しています、私も信州の中でも極寒地と言われる中心部で育ったので寒冷モードスイッチが勿論付いています、この寒冷モードスイッチというのはある時期になると突然身体の冷感覚が鈍くなり寒さに極端に強くなる身体に切り替わるというものです。
ところが大学時代に東京に住むようになってから徐々に真冬でも寒冷モードスイッチが作動しなくなっていったのですがスキーに行ったり冬季にパリやモスクワに出張に行ったりすると突如寒冷モードに切り替わります、一旦切り替わると春になるまで戻らないので東京の冬が暑くて過ごしずらかった年もありました。
寒い冬を無難に乗り切れる身体の寒冷モードですが若干の注意点があります、一つはモードチェンジ後の数日間は異常に睡眠時間が長くなるということ、また甘いものを欲するようになるということ、一度モードチェンジすると春まで切り替わらないので他者と快適な温度が大幅に異なり暖房が息苦しくなったり更にはオーバーな話がちょっとした掃除などの動作でも大汗をかいてしまうということです。
そんな私ですが昨年同様に今年も既にモードチェンジが完了したようです、やはり昨年も今年も地方拠点でマイナス気温を体感し忘れかけていた寒冷モードスイッチが作動してしまったようです、高齢になると特に寒い冬は身体に厳しいといいます、それでも信州は男女ともに平均寿命が全国トップクラスなのはこういった身体の寒冷モードチェンジ機能を獲得しているからなのではないかと思うのです、根拠は何もないのですが調査してみると意外や面白い結果が出るのではないかと思ったりしています。
理想郷の地に創ったオフィスですが工事開始から丸1年かかり今年の初夏に全ての工事が完了しました、と思った瞬間にオフィス作業の合間に屋外で綺麗な空気を吸いながら一服する場所が欲しくなり東屋を建てようと考えていた自分がいます、そんなことを考えていた矢先に幸運にも完成品を手に入れることができました。
東屋とは別にオフィスのメインルームに夏場には陽が入り込むので長い軒先を追加工事することにしました、この軒先は大き車がすっぽり入ってしまうほどの大きさでおそらく見たことも無いほどの大きな軒先になります、まるでカーポートのような木製の屋根を造ります。
最初は簡単なサッシによる大きなシェードを考えていたのです、ただどうせお金をかけるならいいものにしたいと考え母屋の造りに合わせて木製のしっかりしたものを造ることにしました。
また最初は単純に平屋根を想定して打ち合わせしていたのですが二転三転の末に小さな家の屋根だけを取り付けたような形になりそうです、業者さんは「まだ工事するの?」と呆れ顔ですが次第にやる気満々になってきたのかいろいろとアイデアを出してきます。
私の信条に「完成は衰退の始まり」というのがあります、だから道楽同様に家にしても永遠に完成することはないのです、ずっとどこかを工事していたいと考えています、「さて次は何をしようか」と日々アイデアが出まくります、こんな愉しい人生はありません、自然に長生きしたくなる前向きな気持ちが心地よく。
一連の某国の高市首相を狙い撃ちした陰湿なる執拗な攻撃ですが高市氏は堂々と無視を継続しています、私はこの姿勢が一番賢い作戦だと思っていますので個人的にも大歓迎です、高市氏は経済だけではなく経営戦略や他国文化などにも長けている人で当然某国の「論語と兵法」を相手によって使い分けるというダブルスタンダード文化も研究し尽くしているでしょう、流石の見事な対応だと思います、こういう時に日和って下手な謝罪や発言撤回すれば次の作成がオートマチックに発動され永遠に収束しないと思います。
そもそもですが某国は高市氏が首相になるのを最も懸念していた国で与党連合から公明党の離脱を主導したという陰謀論(事実だという指摘もある)まで出ているのですから何をしても足を引っ張りたいわけです、そんな見え透いた作戦にまんまと乗る必要もないのです、「エスカレートして軍事行動に出たらどうする?」などという妄想を通り越した寝惚けた意見を言う日和った老害政治家や識者もいますが見当違いも甚だしいと思うばかり。
理不尽な攻撃(口撃)には何も言わない何もしない戦法が一番、何かを言ったり行えば更に輪をかけて手を変え品を変えては因縁をつけてくるだけです、かっこ悪いと言われようが怖気づいたと思われようが、そんな輩の存在も含めて無視を続けるに限ります、戦略無視は本当にジワリと力強いメッセージを発揮しだします、先手を打った相手は何を考え何をしてくるかと熟考し続けます、そのストレスから些細な凡ミスを犯します、何かを仕掛けるならその凡ミスに乗じて特大の攻撃を仕掛けるのが戦略経営の定石です。
また某国の経済制裁的な数々の嫌がらせも自国民向けの体裁に過ぎずマスコミが騒ぐほどの影響はほとんど無いというのが事実です、数年前はまだしも今では某国の観光客数は全体の15%程度に過ぎずキャンセルは主に団体旅行であり直接高級化粧品や家電を仕入れる爆買いのビジネス来訪者は一向に減少していません、ホテルも他国の観光客や受験生での予約でキャンセル分はあっという間に解消し大きな被害も無かった様子です。
日本の優れた民族性は災害や事故といったマイナス面での学びからプラスに転じる軌道修正が早いことが世界的にも評価されています、この機にインバウンド然り輸出入然りで某国に依存する事項から脱却を試みる方針が早くも論議されています、私個人的には日本の未来ビジョンは極めて正しい道を歩み出したと感じています。
このような政治的な動きとは裏腹にここ池袋は相も変わらず別世界のようです、行き交う人の言語は某国語ばかり、私の行きつけのレストランもオーナーだけではなく従業員全員が某国人、ちょっと前まで通っていた歯科医も某国人、良く買い物するミニスーパーのオーナーも某国人、政治的な問題など何もなかったように全てがいつも通りの日常で明け暮れしています。
早いもので理想郷の本丸を取得して1年が経ちました、改修工事の前の不要設備の撤去や内装のぶち壊しと共に並行して数年間放置されていた広大な庭や果樹園の整備を急いでいます、既に20本以上の枯れ木や不要な木を伐採伐根し、更に今後30本くらい伐採する予定です、また藪のように茂ってしまった全ての樹木や草花を強剪定して生まれ変わらせています。
さて、そんなことを1年間工事前の準備として行ってきたのですが先週突然朗報が飛び込んできました、購入直後に近隣の宅地や農地など購入できるように進めてほしいと不動産屋にお願いしていたのですが1年後の今になって一気に結果報告が来ました、区画としては10個程度で全ての持ち主から譲渡OKを取り付けたというのです。
早々に詳しい話を不動産屋に確認のため現地に行きました、その区画は当に欲しいと思っていた本丸の手前の宅地と裏側に広がる10個ほどの区画に分かれた水田や畑といった農地です、これらを合計すると約2000坪になります、つまり現在の本丸の敷地面積と合わせると約3000坪となり一気に3倍に増えるわけです。
ただこの中には他者に貸している田畑が含まれており、この権利は引き続き5年間維持できるようにしてほしいとの申し入れがあります、私的には法的にも既得権を保護してあげたいと思いますし大歓迎です、むしろ現契約での収穫物で賃料を支払うということに魅力を感じています、これは何を意味するかというと身内分合わせてお米や野菜に困らない環境ができるからです、また実験栽培で各種の珍しい野菜作りを行いますから失敗しても他に野菜が手に入るという精神的な余裕が生まれることが重要だと思うのです。
不動産屋は年内の契約で進めたいということで本丸の改修工事や付帯設備の工事費用に不動産取得費用が大きく加算されます、工事代金も大幅にオーバーしそうな気配でオフィスの設備増築の計画もあります、「障害は計画が順調に進展している証拠」ということで俄然やる気満々で資金確保に燃える昨今。
本丸の敷地のど真ん中に樹齢100年はあるかという大きな柿の木があります、柿はおよそ1000種類ほどありますが最大樹高は種類によって2~5メートルと中低木に分類されます、しかし本丸にある柿の木は低く見積もっても10メートル以上は優にあり、見た人は口をそろえて「こんな大きな柿の木は見たことない」と言います。
さて、この巨大柿の老木は手の届かないところに実を付け、これが熟して自然落下し発酵でものすごい匂いを発します、庭が汚れるだけではなく野生動物を呼んでしまう可能性もあります、そこで本丸の最大樹高を誇る中央に位置するメインツリーを伐採することにしました。
何人かの専門家に伐採方法と見積もりを出してもらったのですがどの方法にしても廃棄処分まで含むと20万円を超えてしまいます、もっとも高額になる方法は高所作業車を使って上から順にカットしていく方法で安全に伐採することができます、ただ金額的なことはまだしも廃棄するということにちょっとした抵抗感を感じ、伐採とその後のカットだけを行ってもらい、再利用する方法をいろいろ考えました。
結論は巨木伐採のプロである山師に根元から一発でバッサリと切ってもらう方法にしました、巨木を切るのも倒れる瞬間もちゃんと目に焼き付けておきたいと思ったからです、直径20Cm以下の木の伐採は何度も見ているし自分でも何本かチェーンソーで切っています、でも巨木となると簡単にチェーンソーだけでは伐採できません、人生に一度有るか無いかという瞬間に是非とも立ち会いたいと思ったのです。
もう一つ重要な理由があります、それは私が立ち会うことで怪我人が出たり他の重要な樹木や設備を壊してしまっても責任は私になります、立ち会っていなければ誰かが責任を取らされます、それは本意ではありません、したがって連絡を貰って急遽土曜日の深夜に移動し日曜日の朝早く伐採に立ち会ったのです。
切る前に根元にお酒と塩を撒いて地神の許しを得てお清めします、そして倒す方向の逆側に重心が傾いているのでロープをかけてハンドジャッキで引っ張り大きなチェーンソーで切りながら何個か楔を打っていきます、途中ハンドジャッキが壊れて急遽新品のステンレスロープとハンドジャッキを追加してと予想しないトラブルが発生しました、チェーンソーも3台使いでしたが2台のロータが壊れてしまいました、なるほど切るだけで道具や準備などでも費用がかかるのですね、巨木の伐採費用が高い理由がよく解りました。
結果は流石プロです、ものの見事にジャストここしかないという狭いスペースにぴったり倒しました、ミキミキという音と共に倒れていき地面に着くなりドスーンという大きな音と共に地面が揺れるのを自覚できました、大迫力の瞬間を体験させていただきました。
メインツリーは地面から70Cmのところで直径60Cm超、根元はもっと太いでしょう、幹の中央部は炭化して真っ黒な土に変わっています、そして太いところを5個ほど80Cmの長さでカットしてもらい、脇枝も再利用できるように細かくカットしてもらいました。
細い枝は畑の緑肥に使い太い幹や枝は加工して様々な形で生まれ変わらせようと思います、つまりメインツリーのセカンドライフのお手伝いです、廃棄を躊躇った理由はこれです、太い柿の生木は現在ではほぼ手に入りません、せっかくなのでテーブルや椅子など趣味のDIYで愉しむことにしたのです、しかしカットした1個の重さは山師の目算では100kg以上、これが多数あります、これどうやって運んで加工するのかまたもやワクワクさせる悩みのネタができました、これも含めて大いに老後人生を謳歌している昨今。