2023年10月19日 00:00
SNS全盛時代にはそれまでには考えられないような人間が多数誕生してきました、記憶に新しいところでは有名なタレントに顔がそっくりという若い女性が起こした連続放火事件がありました。
最初は偶然に目撃した火事を動画で投稿、これが思いのほかフィーバーしてしまいプロフィールの顔が有名タレントにそっくりなことも後押しして一躍有名人になってしまいました。
その後一気に読者が増えネット上のアイドルと化してしまったのです、こうなると「es」が自我に働きかけ抑えられていた欲求が目覚めてしまいます。
どうしてもその時のフィーバーが忘れられず何とか読者に受けたいと今度は自分で放火してしまったのです、更には放火に加えて事件性が疑わしい事にも手を染めていくのです。
容姿もそこそこなのに誰からも相手にされずに一人寂しい思いをしてきた鬱積したエネルギーが何かをきっかけに爆発することはよくあることです、憧れの人に近づきたい、同じ世界で活躍したい、そんな思いが積もり積もって芸能人に顔が似ているとか声が似ているなどの囁きによって呼び起こされてしまうのです。
有名になりたい人がSNSには犇めいています、たとえバーチャルの中でも自分の存在感をアピールできるならと必死なのでしょう、その人たちはいったいどんな幼少時代を過ごしてきたのでしょうか。
幼少時代からクラスの人気者を見ては「自分もああなりたい」という人が意外に多いのには驚かされますが、人の持つ鬱積したエネルギーはとてつもなく大きく時として危険さえ感じることがあります。
「なりきり人間」はあくまでも「パクリ屋」や「似非人間」であって本物ではありません、人を惹きつけて止まない本物の人気者とは、むしろ人が寄ってきたり周囲で騒がれることを本望としていないものなのです。
本物の有名人は私生活は一切明かさずスキャンダルも長期に渡り一切ありません、露出度が多いのに全てが謎に包まれています、だからこそ神の存在で有り続けられるのです。
自身で表示してる間は本物ではないし、例え成功したとしても刹那なる「時の人」で終わるのがオチです。