2023年9月21日 00:00
昔から見かける夜の帳の一時のヒーロー&ヒロインは短期間に連日のように朝まで各種の店を転々と飲み歩きます、一時的にも連日ともなると流石に界隈で知らない人はいないほど有名になっていきます。
寿司屋に始まりスナックやショットバーなど何処に行っても見かけるようになります、そして長くて2年ほどで姿を消していきます、そんな人は昔から大勢いるので店側も「時の人」と解った上で消える前にできるだけ来てもらおうと大サービスするのです。
さて彼らの資金源は何処からきているのかというと多くはこれまでに貯め込んだ貯金です、また親から相続して一時的に裕福になった人もいます。
この人達はおそらく若いころに仕事が忙しいのか遊びを知らなかったのか仕事一筋に生きてきた人達です、それが何かの弾みに「es」が自我を呼び起こしてしまうのです。
ちょっとした付き合いで初めて連れてこられたスナックやクラブ、今まで味わったことがないほど新鮮な空間と時間が余程楽しかったのでしょう、「こんな世界がこの世にあるなんて」という思いだったに違いありません。
「es」によって点灯した炎は燃えつくすまで消えることがありません、そこで連日連夜飲み歩くようになってしまうのです。
気が付いたときには貯金はゼロになり目が覚めて止められる人は幸せです、しかし「es」が強い人はローンでお金を借りてまで維持しようとします、そしてサラ金に闇金融と手を出していきます。
その後この人たちはどうなっていくのでしょうか、突然のように街から消えてしまうのでその後の人生がどうなったのかは誰も知る由もありません。